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スカルプパックという名称からして、頭皮につける頭皮美容液的立ち位置の商品なのかと見ますが、
心配になるカチオン界面活性剤はステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド(ステアラミドプロピルジメチルアミン)が配合。
これは3級カチオン界面活性剤ということで、皮膚刺激に関してはだいぶ抑えられています。
そのかわり、毛に対するコンディショニング効果は低い。
その他、ベースに豆乳発酵液を配し、セラキュート、ペリセア、コラーゲン、脂肪酸ジペンタエリスリチル-2,1,2ペンタンジオールが潤滑性や保湿作用を示します。
殺菌剤のピロクトンオラミン、抗炎症のアラントイン、グリチルリチン酸2K、チョウジ油、血行促進の酢酸トコフェロールなどは頭皮の環境を良くしようという成分ですね。
全体としては、
まず、髪のコンディショナーとしてはセラキュートをはじめとした保湿作用と、ペリセアの被膜、補修効果がメインとなり、
それなりのカバー力はあるもののコンディショナーの域を出ない程度の改善効果にとどまるでしょう。
製品の内容からしてもさほど髪に対しての効果は重視されていないとわかります。
では、頭皮に対してはどうか。
こちらも、作用に関していえば豆乳の女性ホルモン様作用や、保湿成分、収れんエキス、抗炎症・殺菌エキスが影響するものと見ますが、
少なくとも「発毛」を標榜するような製品の中身とは言えません。
ほんのり、頭皮の保湿や整肌作用を与えるものの、毛を太くさせるようなもの、まして発毛を期待させるようなポイントがどこにあるのか。
この製品、悪くはないですが「発毛」を期待させて売り出すのならナシでしょう。
3800円という価値も見出すことは出来ません。
頭皮にも髪にも中途半端な「リンス」的効果に留まるでしょう。