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オイリー用にしてはライトな洗浄性。
スカルプDの昨今の処方とは大きく変動なく、ラウロイルアスパラギン酸Naやラウラミドプロピルベタインをベースにしたシャンプーです。
この洗浄剤自体は非常に質の良さを感じさせませすが、脂性肌用にしてはずいぶんと控えめといえるかもしれません。
エキス類の数は少なく、脂肪分解作用のクリサンテルムインディクム抽出液やローヤルゼリーの皮脂コントロール効果、イリス根の同じく皮脂コントロール効果などで構成。
そして、ファルネソール、酢酸フェルネシル、トリ酢酸パンテニル(ユニトリエノールT-27)の効果的な皮脂分泌調整効果がきわめつけ、といった配分です。
積極的に皮脂を洗い落とす、というよりは皮脂の分泌自体をコントロールすることに主眼を置いた構成とみていいでしょう。
単に洗浄剤の質や、このような皮脂コントロール成分の配合は惜しげも無く評価に値するものといえます。
一方で、髪のコンディションアップや皮脂以外の改善にはほとんど触れておらず、さらにピロクトンオラミンのような殺菌作用、豆乳が必ずしも育毛や皮脂コントロールを含む頭皮環境全体に寄与するかを判断するのは難しいところです。
案外、値段のわりにバランスを欠いているような印象も受ける面もありそう。
全体としては良品の部類といえますが。