解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
ラックス容量
450ml参考価格
880円1mlあたり
2円JANコード
4902111759647KaisekiID
7838全成分
髪をトリートメントする、という目的からするとそれほど役に立たないように思います。
一方で、ボタニカル感をはじめとした香りを楽しむ、植物エキスの恩恵をいただく、といったことが目的である場合には気に入る可能性があるでしょう。
さすがにリペアトリートメントという程髪を補修する能力はなさそうです。
基本的な構成は4級カチオン界面活性剤と植物エキスの数々、そしてアモジメチコンやアニオン界面活性剤といったところですね。
植物エキス以外はラックスにありがちな処方がそのまま引き継がれている形です。
4級カチオン界面活性剤のベヘントリモニウムクロリドと、アニオン界面活性剤のドデシルベンゼンスルホン酸TEAをぶつけることで錯体を形成し、髪にねっとりと付着するコーティング成分を形成するような働きもあるでしょう。
ただ、このコーティングとアモジメチコンのコーティングも相まってとにかく洗い落ちにくい、しつこい汚れの原因になりやすいパターンです。
使えば使うほど髪に蓄積し、所々コーティングカスが残ってしまうためビルドアップして艶や手触りが悪化する原因になります。
端的に言えば質の悪いトリートメントと言ってしまっていいですね。
一級品のトリートメントは逆に均一で美しいコーティングを形成し、洗うと綺麗に除去できる、というものが望ましいと言えるからです。
イランイランオイルやアルガンオイル、アロエエキス、チャエキス、ミズハッカエキス、ユーカリエキスなど、ボタニカル成分とされるものは髪に対して有効な働きをしてるとは言えず、かといって頭皮につけるにはカチオン界面活性剤のタンパク変性作用が懸念され、今のところ役に立たないという結論になるかと思います。
総合的に見ると、とにかくトリートメントとしてしっかりと機能していないというのが印象で、補修効果も乏しく、コーティング要素も質が悪く、浸透性はなく、即効性もなく、このトリートメントにリペア効果を期待しているのであれば役に立たないのでやめたほうがベター。
髪のダメージはとりあえず、ボタニカル感を楽しみたいんだ!というのであれば悪くはないかもしれませんね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。