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総合点

1.76

総合ランク

2517個中 1741

成分数

38

植物エキスの数

6

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

<0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0
SHIGETA ワイルドグレース ディープトリートメントヘアマスク解析チャート EXETIME(エグゼタイム)
販売元による宣伝文
1週間に1~2回お使いいただく、ディープトリートメント用ヘアマスク。植物性のプロテインと良質なアルガンオイル、キューティクルの補修に必要なアミノ酸を配合し、傷んだ髪に潤いを与え、補修。髪と地肌にうるおいを与えます。
SHIGETA ワイルドグレース ディープトリートメントヘアマスク解析チャート
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SHIGETA ワイルドグレース ディープトリートメントヘアマスクの解説

リンス剤と同等?

率直に言ってあまりおすすめではない

様々な植物由来成分が配合されているヘアマスクです。一見すると豪勢なように見えますが、実際問題ヘアケアに役立つ成分はほとんどなく、何のために配合されているのかわからないものばかりです。

その原因は、SHIGETAブランド特有の植物成分へのこだわりに端を発していると見られます。このブランドは、効果が大小よりも植物由来であること、低刺激であることを重視する傾向があり、このヘアマスクもその流れに沿った処方となっています。

一番問題と言えるのは、そもそも髪のダメージを補修するという観点が脱落していること。植物由来の成分をたくさん髪に乗せれば補修になる、と考えているフシがあるのです。

植物エキスは、髪を補修するために存在するのではない

少し成分を眺めてみると、ちょっとした不思議な気持ちになるはずです。ヤーコンの根汁や、ブロッコリーの種子から採れた油、アーティチョークの葉っぱのエキスなどなどが、果たして髪に塗ると補修になると思いますか?おそらくは、スキンケア、頭皮ケアのための配合なのかと思いますが、ベヘントリモニウムクロリド(4級カチオン界面活性剤)配合の時点でタンパク変性作用などのデメリットの方が大きくなっており、頭皮にまでつけるのはリスキーです。かといって髪につけるだけでは前述のような植物エキスはまるで役に立ちません。

もう一つは、ディープトリートメントヘアマスク、と謳っている割に髪に浸透して補修するような成分が皆無であること。そもそも、髪を補修する成分自体がほとんどないため、ヘアマスクは愚かヘアトリートメントとしても十分に要件を満たしているとは言えないのではないか。シリコンさえも使っていないため、そもそも髪をマスクする機能がないと言っても過言ではないのです。

割高なリンス剤と考えた方が良い

髪を補修する能力が低いのですから、多少指通りをましにする程度のリンス剤と考えたら腹が立たないでしょう。それだけにしては値段が高額ですが。

問題だなぁと思うのは、天然由来成分にこだわる傾向が強すぎて、本来の目的であるヘアマスク効果がおざなりになっているという点。もちろん全く効果がないということはありませんが、ヘアオイルを髪に塗ってお湯で流した程度の仕上がり以上のものは望めません。やらないよりはマシですが、何もあえてこの製品を選ぶというメリットが見えてきません。

完全に天然由来だけで作っているというわけでもなく、赤ちゃんにも使えるほど低刺激ということもなく、ヘアケア剤としては役に立たず、頭皮にメリットがある素材が使われていても頭皮に塗るだけの優しさがない。これでは、いくつかの良い素材の持ち腐れというより他にないでしょう。

賢い買い物をご希望であれば、この製品は選択肢から自然と外れるのかなあという印象です。