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総合点

2.61

総合ランク

559個中 361

成分数

14

植物エキスの数

3

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

<0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0
SHIGETA バランシング モイスチャーローション解析チャート
販売元による宣伝文
すばやくなじみ、お肌を穏やかに整えながら潤いを補給します。フランス国立科学研究所と保存料フリーシステムを共同 研究し、保存料に頼らずに肌刺激のリスクを減らす独自フォーミュラを採用。イヌリンが素肌を健やかな状態に導き、クロレラエキスが肌荒れを防ぎます。
SHIGETA バランシング モイスチャーローション解析チャート
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SHIGETA バランシング モイスチャーローションの解説

これはシンプルに良いですよ

イヌリンベースでソフト処方

とてもシンプルな処方の化粧水ですが、それがかえって良い印象を受けるパターンです。

最も配合量の多い成分がイヌリンですね。この成分、水溶性食物繊維と言われる果糖の重合体フルクタンの一種です。菊芋の主成分でもあります。極めて多くの水分を抱え込む性質があり、ゲル化剤としても使われるほど優れた抱水効果を持ちます。その特徴から、このような化粧水への配合は非常に優れた保湿効果を肌に与えることが可能で、この製品はシンプルにイヌリンの恩恵を受けることができる内容となっています。

防腐剤もマイルド志向

もう一つの特徴としては、防腐剤の部分に一般的なパラベンなどの成分が採用されておらず、ラウリン酸ポリグリセリル-10やカプリル酸グリセリルのようなイオン界面活性剤の抗菌効果を用いて防腐設計をしているところです。

この方法では、パラベンなどによって稀に起こるアレルギー反応などを抑えることができ、そういった意味で安全性は少し上昇させることができていると言えます。逆に考えると、防腐効果の幅広さや継続性という点では少し劣るので一般的な製品よりも多少腐りやすい製品であると考えた方が良いかもしれません。

防腐剤について危険性を煽るような情報が多く目にすることがあると思いますし、そこから派生したノンパラベン志向、無添加志向、オーガニック志向といった分野まで生まれています。ただし、防腐剤を含む添加物の安全性はきちんと計算され、設計されて配合されているので、過剰に危険視して避けるのは正しい判断とは言えないと考えます。もちろん、この製品は界面活性剤によるある種の防腐効果を利用しているので、こうした考え方を否定することはありませんが、パラベンが悪で、カプリル酸グリセリルが正義という考え方は違います。防腐効果を合理的に考えればパラベンほうがはるかに理想的な働きをしていると言えます。(例えばシャンプーなどを)非常に湿気の強いお風呂場に数ヶ月放置しておいても変わらない品質のまま使える理由は、こうした防腐剤の優れた働きによるものなのです。

イヌリンの恩恵を受けるためだけに使うべし

話は少しそれましたが、基本的にこの製品を使う動機はイヌリン一本でいいと思います。イヌリンの優れた保湿効果を体感するために使う、というだけでも十二分な動機と言えるくらい、この成分は試すに値する価値を持っています。添加物の部分のマイルドさの違いなど、それに比べれば大したことではありません。ヒアルロン酸などとまた違う保湿効果の高さに是非試して気づいてもらえると、化粧品がまた一つ面白くなりそうですね。