解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
常盤薬品工業ブランド名
サナ容量
150ml参考価格
493円1mlあたり
3.3円JANコード
4964596415906KaisekiID
8083全成分
しっとり+洗顔+メイク落としという名前の通りの特徴を備えたアイテムです。
もうそのままですね。
ベースは石けんです。ミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸+水酸化Kということで、少ししっとり寄りの石けん。
洗顔料としてはよくあるタイプですが、石けん単体ではないところがミソですね。
メイク落としもできる、という謳い文句の理由は、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル(非イオン界面活性剤)の配合にあります。
よくあるパターンとしては、洗顔は石けん、メイク落としはヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルというふうに分かれていることが多いのですが、この製品はオールインワン的な作りになっています。
最後に、しっとり感はどこからくるのでしょうか。
成分でいうと、疑似セラミドことラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)。そしてレシチン。
疑似セラミドとは、その名の通りセラミドを模した成分ということ。
セラミド同様にラメラ液晶を形成し、肌バリアとして機能するように設計されています。卵黄由来のレシチンも似たような保湿機能を提供します。
加えて、ダイズ芽エキスのコラーゲン生成促進、豆乳発酵液の保湿作用、シリカのエイジングケア機能などが添加される形となっています。
オールインワンであることは良いことばかりではなく、例えば石けんのアルカリがクレンジング成分をブーストしてしまい、余計に脱脂してしまうなどの不都合も考えられますので、可能であればひとつひとつに分かれたものを使うほうが肌にはソフト。
もちろん、保湿の面でも同様のことが言え、脱脂しながら保湿するよりも、アフターケアとして保湿するほうが効果は断然に高いです。
とくに、ベースが石鹸である場合は必然的にアルカリ性になってしまうため、他の要素への影響をよく考えないとなりません。
このクレンジング洗顔に関しては、極めて大きいデメリットがあるということではないので、使ってみて肌と相性が良いと思えば使っても構わないと思います。
ただ、乾燥しがちだったり、肌の老化をできるだけ遅らせたいと考えているのであれば、より丁寧なアプローチをする必要性が出てくるでしょう。
より丁寧なアプローチとは、無理にオールインワンタイプとした物を使うのではなく、適材適所で使い分けるということです。
そういった意味では、この製品は時短を重視したもので、肌に対してよりマイルドであるとは言いづらい面があると言えます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。