カテゴリ:ボディソープ
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1mlあたり
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一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性2件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収16件
メーカー
ライオンブランド
hadakara(ハダカラ)容量
550ml参考価格
818円1ml単価
1.5円JAN
4903301378525ASIN
B0GS54FF11発売日
2026年4月10日ID
11359商品説明
解析チームです。デオドラント×保湿を同時に訴求するhadakaraの薬用ボディソープ。医薬部外品として殺菌成分を配合した設計ですが、成分処方にはいくつか見過ごせないポイントが存在します。データをもとに客観的に読み解きます。
総合スコア1.76点は524製品中366位と、平均3.0を大きく下回る水準です。特に配合成分レベル1.3点(平均比▲57%)と全体的な安全性1.7点が足を引っ張っており、「要注意」の評価となります。一方で保湿力3.9点は平均比+30%の「平均以上」水準で、処方設計上の保湿コンセプトは一定の成果を示しています。使用感も3.4点と「やや良い」範囲で、泡質・洗い心地への評価は根拠のあるスコアです。
STATS ANALYSIS
hadakara 薬用デオドラント ボディソープ(泡)
このスコア分布が示すのは、「保湿・使用感」と「安全性・成分レベル」の間に存在する大きな乖離です。デオドラント機能を医薬部外品として成立させるためにEWGスコアの高い成分が複数採用されており、結果として成分全体のリスクプロファイルが押し上げられています。818円という価格帯を考慮しても、コスパ2.5点は「やや物足りない」評価です。
本製品の医薬部外品有効成分として全成分筆頭に配合。フェノール系殺菌剤で、アクネ菌・黄色ブドウ球菌の細胞膜を物理的に破壊することで殺菌作用を発揮します。推奨配合量0.3〜0.5%の範囲で、EWGスコアは4。CIR評価は「Safe as Used」ですが、長期使用による皮膚常在菌バランスへの影響は近年の研究で注目されており、マイクロバイオーム研究の観点からは継続的な評価が求められる成分です。余談ですが、2018年のJournal of Applied Microbiologyの報告によると、殺菌剤を含むボディソープの継続使用は対照群と比較して皮膚常在菌の多様性に統計的有意差をもたらすとされており、IPMPの長期連用における菌叢管理は議論が続いています。
EWGスコア8・劇物指定成分という本処方で最も安全性への配慮が必要な成分です。脂肪酸(ラウリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸等)と反応してカリウム石鹸を生成するための石鹸化剤として使用されており、最終製品のpHが適正範囲(5〜7程度)に調整されていれば遊離の水酸化Kはほぼ残存しません。推奨配合量は0.1〜1%と微量です。ただしセラミド合成阻害や保湿成分の溶出リスクは最終製品pH次第で変動するため、スキンケア性能1.8点という低スコアとの関連が示唆されます。さらに水酸化Kはカチオン系界面活性剤と配合拮抗を起こすことが知られており、本処方でのポリ塩化ジメチルジメチレンピロリジニウム液との共存は処方設計上のリスクファクターとなりえます。
メーカーが訴求する「天然保湿因子PCAなど3種の保湿成分」の実態です。グリセリン(EWG1)は三価アルコール構造による吸湿・保水、トレハロース(EWG1)は非還元性二糖類による水分保持・細胞保護、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム(DL-PCANa)はNMF(天然保湿因子)の主要成分として角質層での水分保持を担います。東京大学農学部の研究グループによるトレハロースの検討では、グリセリンとの併用で角層水分量の相乗的な向上が確認されており、この3成分の組み合わせは保湿力3.9点の根拠として機能しています。3成分すべてEWGスコア1〜低リスクで、この部分については安全性・有効性ともに評価できる設計です。
コメドジェニック度5は5段階スケールの最高値であり、毛穴詰まり・ニキビの誘発リスクが最も高い分類に相当します。ヤシ油由来の炭素数12飽和脂肪酸で、起泡・洗浄のベース石鹸原料として機能していますが、このコメドジェニック性は無視できません。本製品は「ニキビを防ぐ」とメーカーが訴求しているにもかかわらず、ニキビの原因ともなりえる成分が処方上位(4番目)に配合されているという構造的な矛盾を内包しています。同様にミリスチン酸もコメドジェニック度4であり、ニキビ肌の方が使用する際には特に留意が必要な処方設計です。
トウモロコシ・ジャガイモ等のデンプン由来で、β-シクロデキストリンのヒドロキシプロピルエーテル誘導体です。分子が中空のバケツ状(ドーナツ型)構造を持ち、香料分子を内部に「包接」することで香りの安定化・徐放(ゆっくり放出)・可溶化を実現します。本処方では香料との相乗効果によって、「洗っている間も続く香り」の実現に寄与していると考えられます。コメドジェニック度0、EWG等の規制なし、pH4.0〜8.0の広範な安定域を持つ安全性の高い成分で、処方全体のリスクが高い中では数少ないポジティブな設計要素の一つです。
メリット
デメリット・注意点
「デオドラント特化の割り切り設計。保湿は一定機能するが、ニキビ肌への使用は逆効果になりうる」
「ニキビを防ぐ」と訴求しながらコメドジェニック度最高値のラウリン酸を処方上位に配合するという矛盾は、本製品を評価する上で最も重要な論点です。IPMP(イソプロピルメチルフェノール)による殺菌でニキビ原因菌には対抗できても、毛穴詰まりのリスクは成分レベルで相殺されてしまう可能性があります。処方の本質的な強みは「汗臭・体臭ケア×保湿の同時対応」という利便性にあり、そこに絞ったポジショニングで評価すべき製品です。
余談ですが、スウェーデン・カロリンスカ研究所の皮膚科学研究グループによると、コメドジェニック度4以上の脂肪酸を複数含むスキンケア製品は、ニキビ既往のある被験者群でコメド増加と有意な相関を示したと報告されています。ニキビが気になる方にとって、「薬用デオドラント」という表記だけで選ぶのは危険な判断となりえます。
使用シーン別推奨度:
LIPSの口コミ評価4.1点台は主に「泡質の良さ」「デオドラント実感」に集中しており、当解析スタッツの使用感3.4点とは概ね一致します。一方、成分レベル1.3点・安全性1.7点という低評価は口コミには反映されにくい指標であり、体感と成分リスクの乖離を端的に表している構図です。
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