いち髪 コンディショナー 和ハッカの香りの解析結果

いち髪和ハッカバージョンのコンディショナーです。メントールや植物エキスが特徴ですが、実際にはヘアケアの中心となっているのは数多くのカチオン界面活性剤です。

若干ビルドアップの心配あり？

効果の中心となっているのは４級カチオン界面活性剤３つ。

ベヘニルPGトリモニウムクロリドを筆頭に、３種類のミックスとなっています。

その他、ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2がラノリンのようなペースト状のエステル油ですので潤滑性がプラスされます。

そして(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマーがやはりエモリエントなタッチに仕上げる役割。プラス、アモジメチコンも配合がありますね。

この内容から言えることは、かなり重めな感じです。

まとわりつく、というイメージで、しかも若干蓄積していく感じの素材が散見されますので、コンディショナーとしては使った体感はしっかりしているものの、繰り返し使うと劣化する可能性ありというもの。

和草エキスは役に立つ？

このコンディショナーの名称にもなっている和ハッカ。しかし、髪に対して和草エキスが役立つ場面はほとんどないでしょう。

髪にとっては抗炎症作用も女性ホルモン様作用も意味をなさないですからね。

かといって頭皮に塗るにはカチオン界面活性剤の脱毛作用が怖い。

という理由から、和草エキス自体はこのコンディショナーの中ではあまり活躍の機会を与えられないであろうと考えます。

まとめ

ヘアケア剤としてはさほど優れているものではなさそうです。

いち髪プレミアムが素晴らしかっただけに、この和ハッカにも期待が寄せられましたが残念ながら昔ながらのいち髪のクオリティ、というものでした。

ただ、市販品でこの値段で、このクオリティであれば十分にレベルは及第点といえますが、やはりいち髪プレミアムとの差が気になってしまいました。