カテゴリ:カラートリートメント
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総合点

1mlあたり
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一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収25件
メーカー
アンナドンナブランド
Anna Donna容量
160ml参考価格
1760円1ml単価
11円JAN
4546672304504ASIN
B0GQSMZ191発売日
2026年3月24日ID
11633製造国
日本シリーズ名
エブリ カラートリートメント対象の髪タイプ
全髪質対応公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ドラッグストアで見かけることも多い、アンナドンナのエブリカラートリートメント ダークカラーを成分レベルで深掘りします。「カラーしながらトリートメント」という二刀流コンセプトの実態を、データで検証します。
解析スコアの全体像から見ていきましょう。総合点は2.3点(平均3.0点)と平均を下回る水準。特にスコアの内訳に大きなバラつきがあるのが特徴です。
突出しているのは使用感3.8点(平均比+27%)で「平均以上」の評価。一方、全体的な安全性0.4点・スカルプケア力0.6点は「要注意」水準です。この両極端なスコアの差は、複数の塩基性染料と成分構成に起因します。カラートリートメントとしての"色を入れる"機能に特化した設計である反面、補修力・頭皮ケア・安全性指標は低く出ています。
本品のコアとなるのが、塩基性青99・塩基性赤76・塩基性黄57・塩基性茶16の4成分組み合わせです。これらはすべてカチオン性合成染料で、髪表面のキューティクルに静電気的に吸着し発色するメカニズム。酸化染毛剤(いわゆるアルカリカラー)とは異なり、過酸化水素やジアミン系成分を使わないため、カラー剤由来の化学損傷リスクは低い選択と言えます。複数色をブレンドすることでダークブラウン〜ブラックトーンの自然な発色を実現する処方設計です。
ただし、塩基性青99・塩基性赤76・塩基性黄57の3成分はGHS感作性1B物質に分類されており、繰り返し使用による感作(アレルギー反応)リスクについては客観的データとして留意が必要です。また、塩基性赤76はEWGスコア7と25成分中最も高い数値。さらに4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール(HC色素類似の染毛料)も配合されており、こちらもGHS感作性1B分類です。染色成分が計5種配合されている点が、安全性スコアの低さの主因といえます。
グリセリン(EWG1)とBGの組み合わせは、成分間の相乗効果が確認されているペアです。グリセリンは三価アルコール構造により角層への水分引き込みを、BGはその効果を安定・持続させる役割を担います。どちらもEWGスコアが低く安全性の高い成分。このデュアル保湿設計が保湿力2.8点(平均比−7%)を下支えしていますが、ヒアルロン酸やセラミドは未配合のため、高保湿処方とまでは言えない水準です。
コンディショニング機能を担うのが4級カチオン界面活性剤2種のブレンド。ベヘントリモニウムクロリドはC22長鎖アルキル基を持ち損傷毛に持続的に吸着、ステアルトリモニウムクロリドは帯電防止と柔軟性付与で補助します。使用感3.8点の背景にはこの2種の組み合わせが寄与していると考えられます。ただし両成分とも頭皮への直接接触は避けるべき成分であり、スカルプケア力0.6点(要注意)と相関します。
カイコ絹繊維を加水分解した水溶性タンパク質。グリシン・アラニン・セリンを豊富に含み、分子量調整によって毛髪内部への浸透と表面コーティングを使い分けます(EWG2)。ドイツ・ライプツィヒ大学の研究では、加水分解タンパク質の毛髪吸着が物理的摩擦低減に寄与することが報告されています。ただし本処方での配合順は成分表中盤以降であり、配合量は多くないと推測されます。
80年以上の使用実績を持つ防腐剤ですが、GHS感作性1B分類かつ内分泌かく乱性(EDC)疑い成分に該当します。EWGスコアは4。CIR(米国化粧品原料審査委員会)では「Safe as Used」評価ですが、EDC疑いについては継続的な議論がある成分です。単成分としての懸念というより、本品では感作性1B成分が計5種配合されていることが安全性スコア0.4点に直結しています。
ベヘントリモニウムクロリドとステアルトリモニウムクロリドはともにアニオン界面活性剤(硫酸系シャンプーなど)と拮抗関係にあります。シャンプー後すぐ使用する場合、残留した陰イオン成分がカチオンを中和し、コンディショニング効果が減弱するケースがあります。メーカーが「タオルでよく水気をふき取り」と明記しているのも、この拮抗を最小化する意図と読めます。また、オレンジ果汁はアレルゲン性が確認されており、柑橘類に敏感な方は成分表の確認を推奨します。
余談ですが、東京大学の研究グループによると、GHS感作性1B分類の成分は繰り返し接触による遅延型アレルギーを引き起こすリスクがあり、特に年単位での継続使用では注意が喚起されています。本品は染色成分5種のうち3種がこの分類に該当する点は、長期使用者には把握しておきたいデータです。
一言で言うと:「使用感は合格、でも染料リスクとは正直に向き合いたい一本」
カラートリートメントとして「酸化染料なし・ジアミンフリー」という点は、アルカリカラーへの抵抗感がある方に刺さる設計です。使用感の滑らかさは成分スコアが裏付けており、ここは素直に評価できます。しかしGHS感作性1B成分が5種という染料の多さ、髪補修力・スカルプケア力の低さを踏まえると、「ヘアケアしながらカラー」というより「カラーがメイン、ケアはおまけ」と位置づけた方が実態に近い処方です。
使用シーン別推奨度:
口コミ評価(@cosmeスコア4.6/7.0)では使用感への満足声が多いとみられ、使用感3.8点のデータとは方向性が一致します。一方、成分の安全性や染色持続力については口コミと数値に乖離がある可能性が高く、データと実感の両面から判断することを推奨します。
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