カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・アレルゲン1件・経皮吸収6件
メーカー
b-exブランド
Loretta(ロレッタ)容量
120ml参考価格
2860円1ml単価
23.8円JAN
4961503571809ASIN
B002NYLT6U発売日
2008年5月19日ID
11581製造国
日本シリーズ名
ベースケアオイル対象の髪タイプ
軽いさらさらとした仕上がり、細い毛向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ロレッタ ベースケアオイルを全6成分から徹底解析しました。ダマスクバラ花油という希少な植物精油を配合しつつも、処方の実態はシリコーン主体のライトオイル。その設計意図と、スタッツが示す"数字の現実"をお伝えします。
総合点は2.51点(平均3.0点比で▲16%)と平均を下回る水準です。注目すべきは各項目の"ばらつき"で、使用感3.3点・安全性3.4点はほぼ平均的な水準を維持している一方、髪補修力は1.8点、スカルプケア力は0.9点と壊滅的に低い結果に。これは処方設計が「補修」や「スカルプ」を一切目指していないことを示しており、ひと言で言えば"感触特化の軽量仕上げオイル"です。成分数はわずか6種で、784製品中の最下層クラス(総合ランク圏外)という結果に対し、過度な期待は禁物です。
処方のベースを担う揮発性シリコーン。塗布後に気化しながらサラサラ感をつくる「消える感触設計」の核です。EWGスコアは4で、環境中への残留性が指摘されており、実際に生分解性スコアは0.20と本製品の全成分中最低値。EU・JP規制対象外ではありますが、環境負荷への関心が高い方は留意する価値があります。また高分子増粘剤や多価アルコールとの相性が良くないため、本処方があえてそれらを省いているのはこの成分との整合性を取る意図とも読めます。
通常のジメチコンの末端に水酸基を付加した変性シリコーンで、EWGスコア2。両親媒性を持つため乳化助剤としても機能し、髪表面への吸着力と光沢付与が通常シリコンより優れています。洗浄に対する耐久性も高く「1回のシャンプーでコーティングが落ちにくい」特性がありますが、その蓄積性への懸念も一部で指摘されています。グリセリン・セラミド・パンテノールと相乗効果が報告されていますが、本処方にはそれらが一切存在しないため、コーティング効果が単独で浮いている状態です。
パーム油由来脂肪酸を合成エステル化した軽量油剤。EWGスコアは最安全の1で、コメドジェニック度3(詰まりやすさはやや高め)という評価があります。注目すべきは経皮吸収リスク0.70という数値で、本製品6成分の中で最も高い浸透性を持ちます。これは有効成分が存在しない本処方においては特段のメリットにはなりませんが、シリコーン類との組み合わせで「軽い伸び」と「均一な塗布感」を実現する役割は担っています。
本製品のアイデンティティとなる最高峰の天然精油。バラ約300万輪からわずか1kgしか採れないという希少性から、香粧品では"液体の金"とも呼ばれます。EWGスコア2、生分解性は0.90と全成分トップの環境優位性を持ちます。主成分のシトロネロール・ゲラニオール・ネロールは抗菌・抗炎症・抗酸化・鎮静作用を発揮し、ブルガリア医科大学等の研究でもフラボノイド由来の光老化防止作用が報告されています。ただしGHS感作性1B物質に分類されており、アレルゲン性も確認されているため、香料成分に敏感な方は注意が必要です。本来ビタミンC誘導体やセラミドとの相乗効果が期待できる成分ですが、本処方にはそれらが存在せず、機能性より香り体験を優先した配合と評価されます。
合成エステル系の多機能油剤でEWGスコア4。医薬部外品承認成分・化粧品成分基準収載の旧指定成分に該当します(旧指定成分とは、かつて全成分表示が義務付けられていた成分群で、アレルギーリスクから要注意成分として扱われた歴史的経緯があります)。現在は使用基準内であれば規制なしですが、気になる方はチェックすべき成分です。エモリエント効果・光沢付与・他成分の浸透補助という役割をシリコーン類と組み合わせて発揮しています。
余談ですが、ブルガリアのソフィア医科大学による研究によると、ダマスクローズ精油のシトロネロール成分は単独でも抗炎症作用を示すことが確認されていますが、その効果を最大化するには脂溶性ビタミンやセラミドとの組み合わせが有効とされています。本処方にはそのパートナー成分が存在しないため、機能面ではポテンシャルの一部しか発揮されていないと言えます。
「香りと感触に振り切った、ミニマル設計のさらさらオイル」
ダマスクバラ花油という"液体の金"を前面に出しながら、処方の実体は揮発性シリコーン+軽量エステル油という6成分構成。補修・保湿・スカルプへのアプローチはゼロで、機能的ヘアケアとしての期待には応えられません。一方で「塗布後のサラッとした軽さ」と「天然精油由来の本格的な香り体験」に限れば、設計の意図は達成されています。
使用シーン別推奨度:
口コミは評価点5.0(サンプル2件)と満点ですが、サンプル数が極めて少なく統計的信頼性は低いため参考程度に留めるべきです。一方で「さらさら感」「香り」への好評は、使用感3.3点というスタッツとは一致していると言えます。コスパ2.6点という評価(2,860円/120mL)は、補修成分がない点を考慮すると妥当か、やや物足りない水準です。
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