カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性2件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収16件
メーカー
b-ex(ビーエックス)ブランド
Loretta(ロレッタ)容量
270ml参考価格
1750円1ml単価
6.5円JAN
4961503572790ASIN
B0DMN4JTHT発売日
2024年11月11日ID
11693製造国
日本シリーズ名
LORETTA AIMER公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ロレッタエメ ジェル(270ml / 1,750円)を16成分の観点から読み解きます。スタイリングジェルとして使用感への期待は理解できますが、成分構成には見逃せないポイントが複数存在します。データをもとに整理しました。
総合点は2.12点で、平均3.0点を大きく下回る水準です。全項目が平均以下という厳しい結果になっており、特にスカルプケア力0.3点は「要注意」レベル、髪補修力1.3点も同様です。最も健闘している使用感でさえ2.4点と「やや物足りない」域にとどまります。スタイリングジェルという製品カテゴリを加味してもなお、成分設計の面では課題の多い処方です。
スタイリングジェルの主剤である(アクリレーツ/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMPは皮膜形成によるスタイリング固定に特化した成分であり、ダメージケア・補修を担う成分(加水分解タンパク、セラミド等)は全く処方されていません。「スタイリング特化&ケアは期待しない」という用途割り切り型と読み解けますが、安全性面の数値がそれを補う水準には至っていません。
本処方で最も注目すべき成分のひとつ。UVB・UVA両域に対応する水溶性紫外線吸収剤で、EWGスコア6(5点満点中上位リスク帯)に位置します。スタイリング剤への配合は「製品自体の色素退色を防ぐ」安定化目的と考えられますが、GHS感作性1Bに分類されており、反復接触による感作(アレルギー化)リスクが指摘されています。さらに内分泌かく乱性(EDC)疑いの報告があり、EU SCCSが日焼け止め用途で使用上限5%を設定している成分です。経皮吸収リスクは0.80と高水準にある点も見逃せません。
EWGスコア6の安定化剤。製品中のカルシウム・マグネシウム・鉄などの金属イオンをキレート(捕捉)することで変色・変臭・品質劣化を防ぐ役割を担います。防腐成分との相乗効果も確認されており、フェノキシエタノールの防腐力を補完する設計と読めます。一方、生分解性スコア0.40と低く、環境残留性の高い成分です。また皮膚表面のミネラルバランスに影響する可能性も文献で指摘されています。
天然キノコ由来の高分子多糖体。ヒアルロン酸を上回るとされる吸水性が特徴で、バリア機能向上・抗酸化作用も期待されます。生分解性スコア0.90と環境負荷が低く、規制なし・低経皮吸収リスク(0.20)という安全性プロフィールは本処方の中では突出して良好です。余談ですが、台湾の研究グループによると、シロキクラゲ多糖体はヒアルロン酸と比較して高湿度環境での保水持続性が有意に高いことが報告されており、スタイリング中の髪表面への水分補持に一定の寄与が期待できます。
「モロッコの黄金」とも呼ばれるアルガンオイル。オレイン酸・リノール酸を主成分とし、ビタミンE(トコフェロール)・ポリフェノール・フィトステロールを豊富に含有します。EWGスコア2・生分解性0.95と安全性・環境負荷両面で優秀。ただしコメドジェニック度2に注意。本来ビタミンEやセラミドと組み合わせることで補修効果が増強されますが、本処方ではその相乗成分が不在のため、ポテンシャルを十分に引き出せていない配合設計と言えます。
カルボマーのゲル化を活性化するpH調整剤として機能します(カルボマー×塩基剤の組み合わせは処方設計上の定石)。EWGスコア6・旧指定成分に分類。亜硝酸塩との共存でニトロソアミンを生成するリスクが古くから指摘されており、近年では代替のアミノメチルプロパノール(AMP)等への置き換えが進む成分です。CIRの評価は「条件付きで安全」(Safe with Qualifications)にとどまります。
「整える力は持ちながら、成分の素顔を見ると選びにくい一本」
EDC疑い:オキシベンゾン-4(内分泌かく乱性疑い)がleave-on製品に配合。経皮吸収リスク0.80との組み合わせは留意が必要。
スタイリングジェルとしてのセット力・まとまり感を追求した処方は理解できますが、EWGスコア6の成分が3種・GHS感作性1B成分が2種含まれる構成は、安全性を重視して成分を選ぶ層には受け入れにくい内容です。特に洗い流さないスタイリング剤という用途を考えると、オキシベンゾン-4の経皮吸収リスク(0.80)とEDC疑いの組み合わせは無視しにくいポイントです。
使用シーン別推奨度:
口コミ件数が確認できないため使用感の実態との照合はできていませんが、スタッツデータが示す「使用感のみが唯一の強み」という評価が市場での位置づけを端的に表しています。