カテゴリ:カラートリートメント
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総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性3件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収24件
メーカー
アンナドンナブランド
Anna Donna容量
160ml参考価格
1540円1ml単価
9.6円JAN
4546672303262ASIN
B09RMZT75X発売日
2022年3月15日ID
11479シリーズ名
エブリ対象の髪タイプ
ダメージケア・うるおい重視公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。アンナドンナ「エブリ カラートリートメント <ネイビー>」を成分レベルで解剖しました。カラーケアを手軽に取り入れたい方に向けた製品ですが、スタッツが示す実力のアンバランスさには注目すべき点があります。
総合点2.44点は平均(3.0点)を0.56点下回り、評価の言語化ルール上「要注意」に相当します。特に全体的な安全性1.7点(平均比−1.3)・髪補修力1.8点(平均比−1.2)・スカルプケア力0.9点(平均比−2.1)の3項目が深刻に低い。一方、使用感は3.9点(平均比+0.9)と唯一の突出項目で、「触った瞬間のなめらかさ」という点では競合と比べても平均以上の水準を実現しています。
この製品のポジションを一言で表すなら、「カラー補正ができる使用感特化型トリートメント」。補修・頭皮・安全性の各軸は意図的に削ぎ落とした処方設計であると読み取れます。
コスパは2.1点(要注意)で、1,540円という価格帯に対して成分スペックの割安感は見出しにくい状況です。@cosmeスコアが4.4/7.0である点も、ユーザーの「体感」と「成分品質」の乖離を示唆しています。
グリセリン(EWGスコア1・植物由来)は三価アルコール構造による吸湿・保水機能で化粧品業界最古参の保湿成分。推奨配合量3〜10%の範囲に収まりつつ、BG(1,3-ブチレングリコール、EWGスコア1)との組み合わせにより相乗的な水分保持効果が確認されています。BG単体が持つ防腐補助機能も処方の安定性に寄与。
両成分ともCIR「Safe as Used」認定・生分解性も高く(グリセリン1.00、BG0.80)、この製品の環境負荷を抑える方向に働いています。余談ですが、国際化粧品原料基準(ICID)によるとグリセリンの角層保湿効果は塗布後6時間以上持続するとされており、トリートメント後の「しっとり感の持ち」を説明する根拠でもあります。
C22長鎖アルキル基を持つ4級カチオン界面活性剤。損傷毛髪表面に蓄積した負電荷に対して正電荷で選択的に吸着し、疎水性保護膜を形成。この吸着メカニズムが使用感3.9点の主要因と読み取れます。
ただし、強い皮膚刺激性により頭皮への直接接触は避けるべき成分であり、スカルプケア力0.9点という低スコアの構造的な要因でもあります。さらにポリクオタニウム-7(カチオン性高分子)との組み合わせは、処方上「カチオン界面活性剤×カチオン高分子」の系であるため、理論上コーティング効果を強化しますが、アニオン界面活性剤との混合は大幅な効果減弱を招く点にも留意が必要です(配合上の注意情報に明記)。
カイコ絹繊維を加水分解した水溶性タンパク質で、EWGスコア2・推奨配合量1〜5%。グリシン・アラニン・セリンリッチな構造が毛髪内部タンパク質との親和性を高め、損傷部位への浸透補修を担います。経皮吸収リスク0.20という低値は「头皮への系統的吸収が少なく毛髪表面で機能する」ことを意味しており、安全性の観点からは好印象。
ただし全成分リストにおける配合順位(水から数えて12番目)と推奨配合量上限5%を勘案すると、毛髪補修への貢献は限定的と見るのが妥当で、髪補修力1.8点(要注意)の低さと一致します。
EWGスコア4。1924年開発の代表的防腐剤で80年超の実績を持ちますが、データ的に以下3点が課題です。
EU化粧品規制では現在も制限なしですが、スウェーデン等北欧諸国では幼児向け製品への使用に自主規制が設けられています。EDC疑いは現時点で因果関係が確定していませんが、データとして認識しておく価値があります。
このトリートメントの最大の特徴である「ネイビー補色機能」を担う2成分です。塩基性青124は髪に選択的に染まりやすい設計で、塩基性赤51との組み合わせで青み・赤みのトーン調整が可能。JP規制内で適正使用範囲に収まっています。
ただし両成分ともにGHS感作性1B物質に分類されており、経皮吸収リスクはそれぞれ0.60。メチルパラベン(GHS感作性1B)と合わせるとGHS感作性1B成分が本剤で計3成分存在することが、安全性スコア1.7点の構造的な低下要因です。
「カラー補正に振り切った、安全性・補修力は割り切りが必要な時短ケアアイテム」
ブリーチ・ハイトーン毛の黄ばみを抑えながら、グリセリン×BGの相乗保湿で扱いやすい毛髪状態をキープする。そのコンセプトは明確で、使用感3.9点という数値が使用者の「体感の良さ」を裏打ちしています。ただし安全性1.7点・髪補修力1.8点・スカルプ0.9点というスタッツは「色補正と使用感に絞った設計の代償」として受け入れる必要があります。
余談ですが、Journal of Cosmetic Scienceの研究によると、塩基性染料は繰り返し使用するほど毛髪内への蓄積量が増し、発色の深みが増す傾向が報告されています。つまり「初回より2回目・3回目の方が色が入りやすい」のは気のせいではなく、成分挙動として説明可能です。
使用シーン別推奨度:
口コミでは「使い心地の良さ・まとまり感」を評価する傾向が@cosme4.4/7.0というスコアに表れており、使用感3.9点という成分分析の結果と一致している点は注目に値します。一方で、補修・安全性の課題はユーザーが口コミに書きにくい部分でもあり、この製品の「実力の真の姿」は数値に現れています。