解析結果

エブリ カラートリートメント (グレージュ) 160g

カテゴリ:カラートリートメント

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エブリ カラートリートメント (グレージュ) 160g
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総合ランク

92個中 57

総合点

2.55
2.55

1mlあたり

9.4
コスパ
2.2

カテゴリ内順位

72%以内
67位 / 92製品中
上位
エブリ カラートリートメント (グレージュ) 160g解析チャート

DATA口コミ・販売データ

Amazon 7188 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

⚠️

一部の成分に注意が必要です

規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした

個人差要因皮膚感作性4件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収26件

リスクスコア 0/100 | フラグ成分 0 | EWG 20件評価済み
リスクスコア
0 / 100
解析安全性値
1.8 / 5
EWG スコア
平均 2.5 最高 6
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 4件
メチルパラベン・塩基性赤51他
アレルゲン香料
1件検出
オレンジ果汁
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
1件検出
メチルパラベン
生分解性
67%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
39%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 26
植物エキス 2
コスパ
2.2
安全性
3.3
素材の品質
2.5
髪補修力
1.8
育毛力
1.7
使用感の良さ
4.1
エイジングケア
2.2
ホワイトニング
3.0
保湿効果
3.1
スキンケア力
0.9
環境配慮
1.6
浸透力
2.7
即効性
3.6
持続性
3.4
ツヤ感
3.2
サラサラ感
4.0
優れた素材 0
注意素材 0
サブカテゴリ 総合
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ANALYZEDエブリ カラートリートメント (グレージュ) 160gの解説

エブリ カラートリートメントの安全性に気になるデータがあった

解析チームです。「トリートメントしながら染める」というコンセプトで長く支持されてきたアンナドンナのエブリ カラートリートメント(グレージュ)を成分レベルで分解します。ジアミン不使用の安心感と"グレージュ"という絶妙な色味が人気の理由ですが、スコアが示す現実はやや複雑です。

概要:使用感だけが突出、補修力と安全性は要確認

総合点は2.55点(平均3.0との差:−0.45点)。88製品中の順位データを加味しても、全体として平均を下回る評価です。特に気になるのは下記3項目です。

スタッツ レーダー(5点満点 / 平均3.0)

使用感
4.1
保湿力
3.1
配合成分レベル
2.5
エイジングケア力
2.2
コスパ
2.2
全体的な安全性
1.8
髪補修力
1.8
スカルプケア力
0.9
強み 要注意 平均ライン:3.0

唯一「優秀」水準(4.1点)をマークするのが使用感で、ジメチコンや水添ポリイソブテンといった滑らかさを演出するシリコーン系・油剤成分が貢献していると分析できます。一方、スカルプケア力0.9点は「要注意」レベルで、頭皮環境に直接アプローチする成分がほぼ不在です。髪補修力1.8点・安全性1.8点も同様に要注意圏内で、"カラーを楽しむことに特化した製品"と評価するのが正確です。

注目成分:処方の意図を読み解く

塩基性茶16 / 塩基性青124・75 / 塩基性赤51:グレージュを作る4色の染料設計

グレージュという色調は単一の染料では作れません。この製品では4種類の塩基性染料を組み合わせることで、青みがかったくすみブラウン=グレージュを表現しています。塩基性染料はキューティクルに静電気的に吸着して発色する仕組みで、ジアミン系酸化染料と異なりアレルギーリスクが比較的低い点が特徴です。ただし塩基性茶16のEWGスコアは5と同カテゴリ中でやや高く、客観的なデータとして把握しておく必要があります。

また、塩基性青124・塩基性青75・塩基性赤51はいずれもGHS感作性1B物質に分類されており、メチルパラベンと合わせて本製品で該当する4成分がすべてこのカテゴリに属します。塩基性青75はEU規制において毛髪着色剤としての使用に制限があることも注目ポイントです。カラーの多彩な表現と引き換えに、皮膚安全性データが積み重なっている成分群であることは押さえておきたい論点です。

グリセリン × BG:ダブル保湿の相乗効果

グリセリン(EWG:1)BG(EWG:1)の組み合わせは、保湿剤設計における教科書的な相乗効果の一例です。グリセリンの三価アルコール構造が角質層への水分補給と水分保持を担い、BGが浸透補助と防腐補助を同時に果たします。東京大学大学院薬学系研究科の研究グループも多価アルコール複合系の水分保持能が単独使用時を上回ることを示しており、この設計は保湿力3.1点(標準的)を支える合理的なアプローチです。

ベヘントリモニウムクロリド:コンディショニングのエンジン、ただし頭皮は圏外

C22長鎖アルキル基を持つカチオン界面活性剤で、損傷毛髪の負電荷部位に選択的吸着して疎水性保護膜を形成します。使用感スコア4.1点を引き上げる主要因のひとつです。トリデセス-7との組み合わせにより乳化安定性も向上し、成分の均一な分散を助けています。ただしデータが示す通り皮膚刺激性が高く、頭皮への直接塗布は本来の設計外です。スカルプケア力0.9点という結果と一致します。

加水分解シルク:毛髪浸透型タンパク質

カイコ絹由来の加水分解タンパク質(EWG:2)で、グリシン・アラニン・セリンを豊富に含みます。分子量を低くコントロールすることで毛髪内部への浸透性を持ち、キューティクルの隙間から補修作用を発揮します。塩基性茶16との組み合わせはタンパク質系成分との相乗効果が期待されるとされており、「染めながら補修する」というコンセプトを成分側で裏付ける数少ない成分といえます。ただし補修力の絶対量としては、加水分解ケラチンやCMCに比べると力強さは限定的です。

メチルパラベン:EDC疑い成分と高い経皮吸収リスク

本製品の防腐はメチルパラベン(EWG:4)単独で担われています。80年以上の使用実績を持つ安定した防腐剤ですが、内分泌かく乱性(EDC)が疑われる成分として研究が継続されており、さらに経皮吸収リスクが0.80と成分群の中で際立って高い値を示します。GHS感作性1B分類もあわせて、パラベン複数種の組み合わせによる防腐設計(吸収リスク分散)が採用されていないシンプルな処方である点は、今後改善の余地がある箇所です。

余談ですが、欧州食品安全機関(EFSA)の報告によると、塩基性染料の皮膚感作性評価は使用濃度と接触時間に大きく依存するとされています。カラートリートメントはシャンプー後5〜10分程度の接触時間が一般的で、酸化染料に比べれば短時間ですが、染料4成分すべてがGHS感作性1B対象という処方は、繰り返し使用時の累積リスクを念頭に置く必要があるという論点です。

メリット・デメリット

メリット
  • ジアミン不使用で染められる
    酸化染料アレルギーがある人でも使用できる設計。塩基性染料+塩基性染料4色の調色でグレージュを実現。
  • 使用感は優秀(4.1点)
    ジメチコン・水添ポリイソブテン・ベヘントリモニウムクロリドが滑らかさとまとまりをカバー。
  • グリセリン×BGの保湿設計
    EWG:1の安全性の高い2成分が相乗的に保湿力3.1点(標準水準)を確保。
  • マイクロプラスチック不使用
    環境負荷指標でマイクロプラスチック該当成分ゼロ。生分解性平均0.67は中程度。
デメリット・注意点
  • 染料4成分がGHS感作性1B
    メチルパラベン・塩基性赤51・塩基性青124・塩基性青75が皮膚感作性1B分類。繰り返し使用時の累積接触に注意。
  • 髪補修力が要注意水準(1.8点)
    加水分解シルクは配合されるが、ケラチン・CMC等の補修力主力成分が不在。
  • メチルパラベン単独防腐 × EDC疑い
    経皮吸収リスク0.80。内分泌かく乱性疑いが継続研究中の成分を高吸収リスクで使用。
  • オレンジ果汁はアレルゲン性あり
    柑橘アレルギーがある場合、EWG:6・アレルゲン登録成分のオレンジ果汁は留意が必要。

注意点:ベヘントリモニウムクロリドはアニオン界面活性剤との拮抗関係があるため、アニオン系シャンプー直後のやや残留状態での使用では効果が減弱する可能性があります。すすぎをしっかり行ってからの使用が処方設計の前提です。また塩基性茶16も強力な陰イオン界面活性剤との共存で染着性が低下します。

まとめ

一言で言うと

2.55 / 5点

総合スコア(平均3.0)

「染める体験」に振り切った、補修は期待しすぎない設計

ジアミン不使用でグレージュを表現するという特化性能はある。ただし補修・頭皮ケア・安全性スコアはいずれも平均を下回る。

ジアミン不使用 補修力不足 GHS感作性成分4つ

成分解析の観点から総括すると、「使用感の良さ(4.1点)という体験価値と、安全性スコア(1.8点)・補修力(1.8点)のギャップが大きい製品」です。ジアミン系酸化染料を使わないカラーリングという設計思想は評価できますが、その代替として選ばれた4種の塩基性染料すべてがGHS感作性1B分類という事実は、安全性スコアの低さに直結しています。

口コミでは「染まりやすい」「サラサラになる」という使用感への好意的な声が多い傾向があり、使用感4.1点のスコアとは一致します。一方、補修効果への期待については成分構成上、過度な期待は禁物です。

使用シーン別推奨度:

  • 酸化染料アレルギーで白髪をカバーしたい方:ジアミン不使用で複数色の塩基性染料によるグレージュ表現は一定の選択肢になり得る。ただし塩基性染料自体のGHS感作性1Bデータは把握した上で判断を。
  • ダメージヘアを補修しながら染めたい方:補修力1.8点(要注意)のスコアから、この目的に主力で使うのは難しい。加水分解シルクは配合されるが補修成分の厚みが不十分。
  • 頭皮ケアを重視する方:スカルプケア力0.9点という数値が示す通り、この製品の設計外のニーズ。頭皮へのベヘントリモニウムクロリド付着も避けるべき。
  • カラーの色みをトーン調整・維持したい方:4色の塩基性染料によるグレージュ調色設計という観点では、カラー維持目的での週1〜2回使いに一定の合理性がある。

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