カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性4件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収28件
メーカー
アンナドンナブランド
Anna Donna容量
160ml参考価格
1400円1ml単価
8.8円JAN
4546672370769ASIN
B001J2XXOSID
11595シリーズ名
エブリ カラートリートメント対象の髪タイプ
カラーリング後の髪向け発売年
2026年公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。「トリートメントしながら色をキープ」というコンセプトのカラートリートメント、エブリ アンナドンナ エブリカラートリートメント(パープル)を成分レベルで読み解きます。使用感の高さと安全性スコアの差が際立つ、なかなか複雑な処方です。
総合点は3.04点(平均3.0点)と標準水準ですが、スコアの内訳を見ると評価が大きく二極化しています。使用感は5.0点(圧倒的トップクラス)、保湿力・配合成分レベルはともに3.8点(平均以上)と攻めた設計が光る一方、全体的な安全性は1.9点(要注意水準)、スカルプケア力は1.3点(要注意水準)と課題があります。カラートリートメントという製品特性上、複数の塩基性染料を配合することが安全性スコアを押し下げている主因です。「色を楽しみながらケアもしたい」という明確なニーズに特化した、割り切りのある処方設計と言えます。
本処方で最も技術的に先進的な成分です。リン脂質構造とシリコーンを一分子内に持つハイブリッド型ダメージケア剤で、カチオン(陽イオン)性によりダメージを受けたキューティクルのマイナス電荷部に選択的に吸着。リン脂質部がダメージホール(空洞化した損傷部位)を埋め、その外側をシリコーン層がコーティングするという二段構えの補修機構を持ちます。後述の加水分解シルクとの相乗効果が成分データベース上で確認されており、タンパク質×脂質の複合補修という処方意図が読み取れます。推奨配合量0.5〜3%の範囲内と推定されます。
カイコ由来の天然タンパク質を二種類同時配合している点が特徴的です。加水分解シルク(EWG:2)はフィブロイン由来の低分子タンパク質で毛髪内部への浸透性が高く、セリシンはセリン約30%を含む高親和性タンパク質として毛髪表面への密着性に優れます。相互補完的な作用域を持つため、内側の補修と外側のコーティングを同時に担う設計と評価できます。余談ですが、群馬大学などの研究によるとセリシンには紫外線吸収能も確認されており、カラー後の退色抑制に間接的に寄与する可能性も指摘されています。
グリセリン(EWG:1、生分解性1.00)とBG(EWG:1)は、成分データベース上で相乗効果が確認されている組み合わせです。グリセリンの三価アルコール構造による高吸湿性に、BGの保湿補助と防腐補助機能が加わることで保湿力3.8点(平均+0.8)という水準を達成しています。両成分ともEWGスコア1の最安全ランクで、安全性スコアが低い本製品の中では数少ない安心できるゾーンです。
第四級カチオン界面活性剤で帯電防止・柔軟性付与を担う主要コンディショニング成分ですが、強いタンパク変性作用により頭皮への刺激リスクが高い成分です。スカルプケア力1.3点(要注意)という低評価と直接的に連動しており、メーカーの使用説明にある「5分待って洗い流す」というプロセスで頭皮への接触を最小化する意図が処方設計から読み取れます。なお、セタノール・ステアリルアルコールとの相乗効果で乳化安定性を高めるという別の役割も担っています。
パープルの発色は塩基性青124、塩基性赤51、塩基性橙31、塩基性紫2の4色混合で実現しています。塩基性染料は毛髪内タンパク質(ケラチン)と結合して発色するため、ダメージが大きいほど染まりやすいという特性があります。ただし安全性面では注意が必要で、塩基性紫2(EWG:5)、塩基性赤51、塩基性青124はいずれもGHS感作性1B物質に分類されています。塩基性紫2はEU化粧品規則Annex IVにおいてヘア製品限定の規制対象成分であり、皮膚への付着を最小化する使用が前提です。また防腐剤のメチルパラベン(EWG:4)はGHS感作性1Bかつ内分泌かく乱性(EDC)疑い成分として国際的に議論が続いており、データとして記録しておく必要があります。
リノールアミドプロピルPG-ジモニウムクロリドリン酸ジメチコンは強アニオン界面活性剤・高濃度アルコールとの拮抗が報告されています。本製品にはエタノール(EWG:3)が配合されているため、この先進的ダメージケア成分の効果が部分的に阻害される可能性は技術的に否定できません。ただし配合量・pH設計次第であり、完全な有効性評価にはより詳細なデータが必要です。
「使用感全振り、安全性は要チェックなカラーケアのエンタメ系トリートメント」
使用感5.0点という突出したスコアが示す通り、手に取った瞬間のリッチなテクスチャーと洗い流し後の指通りは、同価格帯の標準を大きく超えた体験値を提供します。一方、安全性スコア1.9点は「カラートリートメントである以上、染料成分の感作性リスクをどこまで許容するか」という選択の問題でもあります。GHS感作性1B成分が4種、EDC疑いのメチルパラベンが含まれる点は客観的なデータとして把握した上で使用することが重要です。
使用シーン別推奨度:
口コミ数・評価点データが未収集のため、現時点でのトレンドとの照合はできませんが、@cosmeスコア4.4/7.0という市場評価は「使用感の良さは認められるが、安全性や染まりへの期待値とのギャップが評価を押し下げている」というスタッツの構造と一致する方向性です。
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