カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性3件・アレルゲン1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収21件
メーカー
アンナドンナブランド
Anna Donna容量
160ml参考価格
1540円1ml単価
9.6円JAN
4546672301671ASIN
B0196077NC発売日
2015年12月24日ID
11601製造国
日本シリーズ名
エブリ カラートリートメント対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。「トリートメントしながら染まる」という一石二鳥を謳うアンナドンナ エブリ カラートリートメント<ピンク>を成分レベルで深掘りします。口コミ評価4.53点と高い人気の裏側に、スタッツが示すシビアな実態が隠れていました。
スタッツの平均基準値は3.0点。この製品は総合2.2点と平均を下回り、特定項目では深刻な乖離が見られます。一方、ユーザー口コミ評価は4.53点(17件)と高水準。この「体験的満足 vs 成分的課題」のギャップこそが、この製品を語るうえで最も重要な論点です。
使用感のみが3.7点(平均比+0.7点)で唯一の突出ポイント。しかし全体的な安全性は0.7点、スカルプケア力は0.5点と「要注意」水準に集中しており、成分配合レベルも2.3点と「やや物足りない」評価です。本製品はカラートリートメントという染色製品の性質上、染料成分が処方の核を担っており、純粋なトリートメント製品としての性能評価は切り分けて考える必要があります。
グリセリン(EWGスコア1)は三価アルコール構造による吸湿・保水の基幹成分で、50年以上の使用実績を持ちます。配合量の推奨域は3〜10%。本製品ではBG(1,3-ブチレングリコール、EWGスコア1)と同時配合されており、ニュージャージー大学など複数の研究で確認されているグリセリン×BGの相乗的保湿効果が期待できます。ただし保湿力スタッツ2.8点(平均比−0.2点)に留まっており、配合量が処方的に十分でない可能性が示唆されます。
ベヘントリモニウムクロリドはC22長鎖アルキル基を持つカチオン界面活性剤で、損傷毛髪の負電荷部位に選択的吸着し疎水性保護膜を形成します。推奨配合量0.5〜3%。ステアルトリモニウムクロリドも第四級カチオン剤で帯電防止・柔軟性付与を担います。2剤のカチオン成分が共存する処方は、ダメージ毛へのまとまり感を高める設計と読めますが、いずれも頭皮への直接接触は避けるべき成分であり、これがスカルプケア力0.5点の根拠のひとつとなっています。
加水分解シルク(EWGスコア2)はカイコの絹繊維を加水分解した水溶性タンパク質で、グリシン・アラニン・セリンを豊富に含みます。分子量が調整されており、毛髪への浸透性と保湿性が高い水準で両立するのが特徴です。グリセリンとの相乗効果も報告されており、本処方では保湿ネットワークの一端を担います。ただし配合順位は後半であり、機能的なボリューム感は限定的と判断します。
本製品の本質はカラートリートメントであり、塩基性赤51と塩基性紫2(EWGスコア5)が発色を担います。塩基性赤51は髪内部タンパク質と結合し鮮やかな赤色を付与。塩基性紫2との組み合わせはヘアカラー調色に活用される処方です。EU化粧品規則ではAnnex IVにヘア製品限定で収載。両成分ともGHS感作性1Bに分類されており、皮膚感作性リスクについての客観的な理解が必要です。経皮吸収リスクは両成分ともに0.60と中程度です。
メチルパラベン(EWGスコア4)は1924年開発の代表的防腐剤で、80年以上の使用実績があります。CIR評価はSafe as Usedですが、GHS感作性1Bに分類されるほか、内分泌かく乱性(EDC)疑い成分にも指定されています。日本・EU共に現時点で規制対象ではなく、経皮吸収リスクは0.80と本処方中で最も高い水準です。安全性スタッツ0.7点(要注意)の核となっている成分です。
「染める体験は◎、トリートメントとして期待するとギャップあり」
使用感3.7点(平均比+0.7点)はダテではなく、シリコーン×カチオンのコーティング設計によって手触り・まとまり感という体験価値は確かに存在します。一方、安全性0.7点・スカルプケア0.5点・髪補修力1.8点という数値は、この製品をヘアケア製品としてではなくカラー体験ツールとして正確に位置づけることの重要性を示しています。
余談ですが、欧州食品安全機関(EFSA)の評価によると、メチルパラベンは低濃度での内分泌系への影響が現時点で否定しきれない成分として定期的なレビュー対象とされています。CIR評価がSafe as Usedであっても、感作性1B・EDC疑いというデータは把握しておく価値があります。
口コミ評価4.53点の高さはトリートメント単体の補修力への評価より、「染まりやすさ」「手軽さ」「使用後の手触り」への支持を反映していると読むのが自然であり、スタッツの補修・安全性系スコアとの乖離はここで説明できます。
使用シーン別推奨度:
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