解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
fiole フィヨーレブランド名
ファシナート容量
80ml参考価格
1080円1mlあたり
13.5円KaisekiID
7072全成分
制汗スプレーのような製品は世の中にたくさんありますが、ちょっと次元が違うステージにいるのがファシナート。
中身をご覧いただければ察することができると思いますが、ほとんど美容液のようなものです。
毛穴を引き締めて、さぁ汗を止めよう、皮脂を抑えよう、というだけならいくらでも選択肢がありますが、このレベルの美容成分を含んでいるスプレーを見つけるのは簡単ではありません。
硫酸亜鉛、カキタンニンなどの汗を止める成分は主役として配合されていますので、制汗スプレーとしての利用には十分に応えられるベースです。その上で、さらにすごいのがエイジングケア成分の数々と有効成分の浸透性です。
ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)の有効成分浸透効果、肌バリア改善機能が含まれるのは素晴らしいところですが、ここにセイヨウオオバコエキスのような抗糖化(アンチグリケーション)、ロドデンドロンフェルギネウム樹皮エキス、リヌムアルビヌムエキス、エピロピウムフレイスケリエキス、エーデルワイスエキスのような抗炎症・抗酸化・抗糖化成分がプラス。
白金、金は抗酸化作用で有名ですし、サトウキビエキスに含まれるイヌリンのような天然の界面活性成分の素晴らしい保湿作用、モリンガの抗酸化作用・・・・などなど、効能を説明するのも苦労するほど非常にバラエティーに富み、ディープな美容効果が含まれています。
これそのまま美容液として出しても十分すぎるクオリティではないでしょうか。
デオドラントスプレーには含まれがちですが、4級カチオン界面活性剤セトリモニウムクロリドが配合されています。これ、皮膚には危険というかタンパク変性作用があって好ましくない成分ではあります。ただ、一般的なデオドラントスプレーやトイレのスプレーなどでも主要な成分としてベースになっているのが4級カチオン界面活性剤と言われています。その効果は、ずばり悪臭を包み込んで隠してしまうような効果。
つまり、デオドラント効果として即効性の主役が4級カチオン界面活性剤となるのです。これは、絶対安全とはいえないけれど、防臭効果は非常に高いということです。リスクをとって大きいメリットを得るという考え方ですね。
思いっきりスプレーしたものを吸い込んだり、皮膚に直接大量にかけたりしなければ、肌が荒れるというほど問題を起こすことはありません。もっといえばトイレのスプレーなどと違い、カチオン界面活性剤の配合量はわずかですので、あまり気にするレベルではないです。メリットとして汗や皮脂を効果的に抑えることができるので、ニオイの心配、多汗の心配をしたくない場面で使うと効果てきめんとなるでしょう。
オマケというには効果が期待されすぎな成分が多種配合されていますので、その部分狙いで使うのも大いにアリかと思います。そして、コストパフォーマンスのすごさ。これだけ入って、この価格(1080円)というのはちょっとあり得ないくらいオトクに感じてしまいます。。
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