解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
クラシエブランド名
ナイーブ容量
530ml参考価格
343円1mlあたり
0.6円ASIN
B00M3TAOYS発売日
20140801KaisekiID
5703全成分
市販のコスパ重視系向けに開発された「ナイーブ ボディソープ アロエエキス配合」は、その名の通りアロエエキスを配合したボディソープです。製造元は、日本の化粧品メーカーであるクラシエ。しかし、この商品、一見すると普通のボディソープに見えますが、実はその中身は非常に興味深いものとなっています。
このボディソープは、「洗う成分100%植物生まれ」をうたっています。サッパリクリア処方という言葉が示す通り、石けん洗浄成分とアミノ酸系洗浄成分を組み合わせています。また、アロエエキスを配合することで、肌にうるおいを与えつつ、すべすべの素肌に仕上げます。さわやかなシトラスグリーンの香りも特徴の一つです。
この商品の特徴的な数値を見てみましょう。まず、'成分数'は27個となっています。次に'1mlあたりの金額'ですが、容量530mlで価格が343円ということから、非常にコストパフォーマンスが高いことがわかります。そして、'総合ランク'では337個中231位となっています。これは中位程度の評価となりますが、価格を考慮すると十分に魅力的な商品と言えるでしょう。
他の評価項目では、'洗浄力'が5点満点中6.1という高評価を得ています。これは、このボディソープが高い洗浄力を持っていることを示しています。一方で、'素材のレベル'は5点満点中-0.2となっており、使用されている成分の質については改善の余地があると言えます。
ラウレス硫酸Naは、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩のことで、その浸透性はラウリル硫酸塩より低減していますが、洗浄力は同等に強いとされています。また、泡立ちは最高級に強いとされていますが、必要以上に脱脂してしまうため肌や髪の乾燥を招きやすいという特性があります。安価で作れる点が最も好まれていますが、美容を考えたら歓迎できない成分とも言えます。
ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸型洗浄剤の中で中性タイプといえる素材です。洗浄力とコンディショニング効果のバランスが良く、比較的さっぱり系の洗い心地と指通りを得ることもできます。アミノ酸系シャンプーを欲しいがあまりしっとりさせたくない時に適する成分です。
そして石鹸ですね。石けんはアルカリ性で、皮膚の保湿成分をラウリル硫酸Naよりも効率的に溶出させ、肌の乾燥を引き起こします。石けんはバリアの破壊、脂質の溶解、pHの変化など、皮膚にネガティブな影響を及ぼすことがあります。それにも関わらず、石けんは「自然」であるとの認識からしばしば好まれます。
この製品のメリットは、洗浄力が強く、泡立ちが良いことです。また、アミノ酸系洗浄剤のラウロイルメチルアラニンNaが配合されているため、さっぱりとした洗い心地を得られます。単純な石鹸よりもややソフトに調整されていると見ることができるでしょう。
一方でデメリットは、肌や髪を必要以上に脱脂してしまうため乾燥を招きやすい点です。また、石けんがベースになっているため、肌に負担がかかりやすいという特性もあります。さらに、ラウレス硫酸Naは美容を考えると歓迎できない成分とも言えます。2つの洗浄剤の相乗効果で、明らかに過度な脱脂が行われてしまうのは自明だからです。
ナイーブ ボディソープ アロエエキス配合は、コストパフォーマンスに優れたボディソープです。強い洗浄力と良好な泡立ちを持つ一方で、肌の乾燥を引き起こしやすいというデメリットがあります。そのため、使用後の保湿ケアが必要になります。また、石けんベースのため肌に負担をかけやすいという点も注意が必要です。しかし、アミノ酸系洗浄剤の使用によりさっぱりとした洗い心地を得られるため、特に夏場、皮脂の多い方などにおすすめの製品です。
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