カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性2件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収33件
メーカー
コーセーコスメポートブランド
ジュレーム容量
480ml参考価格
820円1ml単価
1.7円JAN
4971710558579ASIN
B0BWY57FM9発売日
2023年3月7日ID
9719商品説明
解析チームです。コーセーコスメポートの「ジュレーム」といえば、ドラッグストアのシャンプー売り場でひときわ存在感を放つブランドですよね。「Je l'aime(ジュレーム)」はフランス語で「私はあなたを愛している」という意味を持ち、髪への深い愛情をコンセプトに展開されています。そんなジュレームから「ミッドナイトリペア」という夜の髪補修に着目したシリーズが登場しているわけですが、果たしてこのシャンプー、821円という価格でどこまでの実力を見せてくれるのか──成分表を見て気になったポイントを率直に掘り下げていきます。
解析ドットコムでの総合ランキングは3,036製品中1,164位。ちょうど上位38%あたりに位置しており、決して悪くはないものの「中の上」という印象です。総合点は5点満点中2.76点で、特筆すべきは洗浄力4.8点という数値。これ、かなり「しっかり洗える」タイプであることを物語っています。
注目すべきは洗浄剤の品質1.2点という低スコア。これは後述しますが、「ココイルグリシンK」というアミノ酸系なのに石鹸並みに洗浄力の強い成分が主要な位置にいることが影響しています。一方、安全性4.7点、使用感4.0点と、肌への刺激や使い心地はまずまず。「しっかり洗えるけど髪に優しいわけではない」という、ややアンバランスな設計が見えてきます。
口コミ評価は5点中4.2点(78件)と好評。おそらく「洗い上がりのスッキリ感」と「価格の手頃さ」が支持されているのでしょう。ただ、この数字だけで判断するのは早計です。
この製品の最大の武器がこれ。旭化成が開発した世界初の「ジェミニ型(双子型)」両親媒性物質で、通称ペリセア。何がすごいかというと、たった1分で毛髪深部に浸透するという驚異的なスピードです。
旭化成の研究データによると、パーマ処理とブリーチ処理を4回繰り返したダメージ毛を0.1%ペリセア水溶液に1分間浸漬したところ、毛髪繊維が太くなり、引張強度も改善することが確認されています。従来のPPT(ポリペプチド)系補修剤より浸透性に優れ、温水洗浄後も毛髪内部に残存するという持続性も魅力です。
ただし、ペリセアの配合位置を見ると全33成分中24番目。「入ってはいるが主役級ではない」というのが正直なところ。それでも「ドラッグストア価格でペリセア入り」という事実は評価に値します。
成分表で3番目に位置するこの洗浄剤、名前に「アミノ酸」の文字がありますが、アミノ酸系の中では石鹸に最も近い性質を持っています。アルカリ性領域で泡立ちと洗浄力を発揮する特徴があり、洗浄力はトップクラス。
簡単にいうと、「アミノ酸系だから優しい」という先入観を裏切る成分です。整髪料をしっかり使う方や脂性肌の方には好都合ですが、ダメージ毛や敏感肌の方には向きません。
日油が開発した保湿成分で、人工心臓や目薬にも使われるほど生体適合性の高い素材です。ヒアルロン酸と比較した保湿試験では、水洗後の保湿力がヒアルロン酸の約2倍という結果が報告されています。
この製品では洗浄剤の刺激緩和と、洗い流しても残る保湿効果を担っていると考えられます。
ハチミツは180種類以上の成分を含む天然の保湿剤。テアニンはお茶に含まれるアミノ酸で、肌のヒアルロン酸合成を助けるという研究報告があります。いずれも地味ながら堅実な保湿要員として機能しています。
「821円でペリセアが買える」── これが最大の強み。サロン専売品なら数千円クラスの補修成分が、この価格帯で手に入る。
「しっかり洗える爽快感」── 脂性肌の方、整髪料ヘビーユーザーにとって洗浄力4.8は頼もしい味方。
「リピジュアで洗浄後もしっとり」── 水洗後もとどまる保湿成分が、洗いすぎ感を緩和。
「アミノ酸系の皮を被った石鹸」── ココイルグリシンKの存在が、ダメージ毛には厳しい。
「ペリセアの配合量は控えめ」── 成分表24番目という位置は、主役というより脇役。
「カラー・パーマ直後はリスキー」── 強い洗浄力が色落ち・持ちに影響する可能性大。
要するに、「洗浄力」と「補修力」が綱引きしているシャンプー。健康毛ならペリセアの恩恵を受けやすいが、ダメージ毛だと洗浄力が勝ってしまう構図です。
「800円で買える予防医学」
── 傷む前の髪に使うシャンプー
このシャンプーを一言で表すなら、「傷んでからでは遅い、傷む前に使うべき予防ケア」です。ペリセアやリピジュアといった優秀な補修・保湿成分は確かに配合されていますが、洗浄剤のベースが強めなため、既にダメージが進行した髪には「洗う度に補修成分が流れ出る」という悪循環に陥りかねません。
逆に、健康毛〜軽度ダメージの段階で使えば、ペリセアの1分浸透パワーを活かした「先回り補修」が可能。整髪料やワックスをしっかり落としたい方にとっては、洗浄力の高さがむしろプラスに働きます。
総合順位1,164位/3,036製品という数字が示すとおり、飛び抜けて良くも悪くもない「中の上」ポジション。ただ、この価格帯でペリセアとリピジュアを手に入れられる点は明確なアドバンテージです。「今はまだ髪が傷んでいないけど、これ以上傷ませたくない」という方には、試してみる価値のある一本です。