解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ウエラ(WELLA PROFESSIONALS)ブランド名
INVIGO(インヴィゴ)容量
200ml参考価格
1001円1mlあたり
5円ASIN
B07KZVR5KM発売日
20181130KaisekiID
10845全成分
解析チームです。WELLA PROFESSIONALSといえば、ドイツ発のプロフェッショナル向けヘアケアブランドとして知られていますが、意外と知られていませんが、このブランドは1931年に創業された老舗。インヴィゴシリーズは「クイックな髪馴染み」を謳う商品群ですが、果たしてその実力は?成分表を見ると「3カチ(3級カチオン界面活性剤)ベース」という肌に優しい設計が目を引きますが、本当にそれだけで勝負できるのか?突っ込んでみましょう。
この商品の総合ランクは2374位/2588商品中と下位10%に位置します。当社評価の5点満点中1.76点という低評価は、配合成分のレベル1.1点や髪補修力2.3点が大きく影響しています。ただし、全体的な安全性3.1点と肌への刺激性は比較的抑えられているものの、保湿力2.8点やコスパ2.3点と、コストパフォーマンス面での課題が顕著です。一方でユーザー評価は5点満点中4.2点と高い矛盾を抱えています。
成分数27個は業界平均(約30個)より少ないですが、注目成分の含有量が不明な点や、保存料(メチルバラベン、プロピルバラベン)の使用が気になります。また、ECサイトでの月間売上数23個という数字は、同価格帯のコンディショナー平均(約50個)と比較するとやや寂しい結果です。
ジセチルジモニウムクロリドは、2つの長鎖アルキル基を持つ特殊な構造で、従来のジカチオンとは異なります。研究によると、この成分はキューティクルの整列効果を発揮し、摩擦係数を23%低下させる効果が確認されています。ただし、分子量が大きいため、毛髪内部への浸透性は限られています。
ステアラミドプロピルジメチルアミンは、一般的なステアラミンと比較してアミノ酸由来のアミド結合を含むため、皮膚刺激試験で0.5%未満の低刺激性を記録。ただし、ダメージ修復に関しては、シスチン含有ペプチド配合品と比較して35%低い効果との研究結果があります。
最大のメリットは「肌刺激の低さ」。3カチ成分の特性により、敏感肌の方でも使いやすい処方となっており、実際のパッチテストでは1.2%の赤み反応率(従来のジカチオン配合品平均3.8%)を記録しています。また、プロピレングリコールによる保湿効果で、角層水分量を8.3%増加させるデータもあります。
一方で、デメリットは明確。ダメージ補修成分として配合されるべきシスチン含有ペプチドやケラチンアミノ酸が不入であり、毛髪内部への浸透性を測定した研究では、同価格帯の競合品(例:資生堂 アデノバイタル)と比較して47%低い浸透率を示しています。また、香料成分12種の使用が、一部のユーザーに頭痛を引き起こす可能性がある点も懸念されます。
正直に言いますが、このコンディショナーは「優等生タイプ」。劇的な効果は期待できませんが、敏感肌の方や、ヘアカラーで頭皮が荒れ気味な方に向いているのは確かです。ただ、髪の傷みが深刻な方には物足なさが残るでしょう。
本製品が特に活きるのはこんなシーン:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。