カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・内分泌撹乱性1件・経皮吸収16件
メーカー
デミ コスメティクスブランド
デミコスメティクス容量
800ml参考価格
1336円1ml単価
1.7円JAN
4526603006233ASIN
B0018HQDQ4発売日
2022年10月20日ID
928商品説明
解析チームです。デミコスメティクス ミレアム コンディショナーを成分レベルで徹底分解します。800ml・1336円という大容量コスパに注目が集まる一方、スタッツデータが示す数字には見逃せないギャップが存在します。
総合点2.6点(平均3.0との差:-0.4点)、総合ランクは2741製品中1399位と下位グループに位置します。各項目を解剖すると、使用感3.0点・コスパ3.1点が相対的な支柱である一方、髪補修力1.9点・スカルプケア力0.8点という2項目が平均を大幅に下回り、処方設計の方向性が「補修」ではなく「一時的な感触補正」に特化していることが読み取れます。安全性2.4点も要注意水準であり、後述するメチルパラベンの安全性指標が評価を押し下げる一因となっています。
本処方では4級カチオン界面活性剤が2種同時配合されています。ベヘントリモニウムクロリド(C22鎖)は損傷毛髪の負電荷部位に選択的吸着し疎水性保護膜を形成、ステアルトリモニウムクロリドは帯電防止・柔軟性付与を担います。2剤の組み合わせでコンディショニング持続性は高まる一方、アニオン界面活性剤との電荷中和による不活化リスクが生じるため、頭皮へ直接塗布した場合の刺激累積には注意が必要です。推奨配合量はいずれも0.1〜3%。なお、オレイルアルコール注意情報には「高濃度の陽イオン界面活性剤との配合注意」が記載されており、本処方でこれら3成分が共存している点は処方設計上の課題として指摘できます。
EWGスコア5(本処方中最高スコア)、コメドジェニック度3というデータが示すとおり、毛穴詰まりや皮膚への刺激リスクが比較的高い成分です。一方でエモリエント・増粘・浸透促進の多機能を持ち、他の有効成分(加水分解コラーゲン等)の吸着効率を補助する働きも期待できます。余談ですが、オレイルアルコールの浸透促進効果について国際皮膚科学ジャーナル(International Journal of Dermatology)に収載された研究では、脂質二重層の流動性を高めて共存する機能成分の経皮到達量を増大させることが報告されています。ただし、この製品では補修力を高めるような有効成分が処方上位に見当たらず、浸透促進メリットを活かしきれていない可能性があります。
バラ科モモ(Prunus persica)の葉に含まれるタンニン・フラボノイド・フェノール化合物が抗炎症・抗菌・抗酸化を同時に発揮します。グリチルリチン酸2Kと同じく頭皮炎症を抑制する方向に作用しますが、スカルプケア力スタッツ0.8点という評価を踏まえると、その配合量は十分ではないと推測されます。生分解性0.85は高水準であり環境負荷の観点では優秀な成分です。余談ですが、第54回日本皮膚科学会東京地方会では、桃葉エキスのタンニン成分が皮膚常在菌バランスの維持に寄与することが報告されています。
医薬部外品有効成分として認可されたトリテルペン系成分で、NF-κB経路阻害による炎症抑制を担います。コンディショナーへの配合は「すすぎ落とし」が前提のため、長時間作用型の抗炎症効果は期待しにくいですが、塗布中の一時的な鎮静サポートとして機能します。ベヘントリモニウムクロリドが引き起こしうる頭皮刺激をフォローする役割を担っていると読み解けます。
GHS感作性分類1B(感作性物質)、および内分泌かく乱性(EDC)疑いの指定を受けている防腐剤です。EWGスコアは4。EU規制・JP規制ともに現時点では使用規制なし、80年以上の使用実績があり一般的な配合濃度(上限0.4%)では安全性はCIR認定済みです。ただし、EDC疑い成分として国際機関が監視対象に置いている事実は客観的なデータとして把握しておく価値があります。経皮吸収リスクが0.80と高いため、頭皮に長時間残留する製品タイプでの使用には注意が必要です。
オレイルアルコールと2種のカチオン系界面活性剤(ベヘントリモニウムクロリド・ステアルトリモニウムクロリド)が共存している組み合わせは、成分データベース上で配合注意として記録されている組み合わせです。一般消費者レベルでの実害は通常の使用濃度では軽微ですが、理論上の処方安定性・刺激増強の可能性は念頭に置くべき論点です。
「コストを抑えてとりあえず指通りを整えたい、それ以上は求めない」ユーザー向けの製品です。処方はカチオン成分主体の一時的な感触補正型で、ダメージ補修や頭皮ケアに必要な機能性成分が実質的に不在。「コンディショナーは毎日流すだけ」と割り切れるライトユーザーには許容範囲ですが、髪質改善・スカルプ改善を狙うなら処方レベルが根本的に不足しています。
使用シーン別推奨度:
口コミ評価4.0点(291件)では使用感の良さを評価する声が多く、使用感スタッツ3.0点と方向性は一致しています。ただし、成分解析が示す補修力・安全性データとの乖離は大きく、「なんとなく良い」という体感と「処方が実際に何をしているか」の間に相当のギャップが存在します。
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