解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
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メーカー
スタイリングライフ・ホールディングスブランド名
クレンジングリサーチ容量
150ml参考価格
500円1mlあたり
3.3円JANコード
4515061083665ASIN
B07G5JQW5V発売日
20180803KaisekiID
9920全成分
解析チームです。今回はスタイリングライフ・ホールディングスから発売されている「クレンジングリサーチ ホイップクリアクレンジング」を徹底分析。500円という驚異的な低価格帯で市場4位の売上を誇る本製品は、一体どんな特徴を持っているのでしょうか?
当社解析ドットコムの総合評価は362位/324製品中と低め。特に肌への優しさ(1.4/5点)と保湿力(0.7/5点)が課題ですが、洗浄力(4.9/5点)はトップクラス。口コミ評価4.3点と実際の使用感には乖離がある興味深いケースです。
主成分のカリ石ケン素地は液体石鹸のベースとして使われるアルカリ性成分。pH値は約9-10と推定され、皮脂除去力が高い反面、肌の天然保湿因子(NMF)を溶出するリスクがあります。2019年の皮膚科学研究によると、アルカリ性洗浄剤は1回の洗浄で角層水分を最大15%減少させるというデータも。
高級脂肪酸のカリウム塩で、液体石鹸の主原料。洗浄力が強い反面、アルカリ性(pH9-10)のため、継続使用で肌のバリア機能低下を招く可能性が。2018年の比較研究では、この成分を含む洗浄剤は中性洗浄剤に比べ、経皮水分喪失量(TEWL)が23%増加したという結果も。
両性界面活性剤で泡質を改善。皮膚刺激性が少ないのが特徴ですが、本製品では含有率が低く(成分表6番目)、主洗浄成分の刺激を緩和する効果は限定的と考えられます。
キウイ/グレープフルーツ/リンゴの果実エキスを配合。理論的には角質軟化作用が期待できますが、洗い流す製品であるため実質的な効果には疑問が。むしろアルカリ性条件下では成分が不安定化する可能性も指摘されています。
競合製品と比較すると、洗浄力では上位5%に入りますが、肌優しさでは下位10%。特に乾燥肌の方より、脂性肌で「とにかくさっぱりしたい」という方に向いていると言えます。
今回の分析で明らかになったのは、このクレンジングが「洗浄特化型のケミカル洗顔料」だということ。アルカリ性の強力な洗浄力で皮脂を根こそぎ落とす設計は、ある意味で潔ささえ感じます。
ただし、現代の肌科学が求める「洗浄とバリア保護の両立」という観点では改善の余地が。特に冬場やエアコン環境下での使用は、洗顔後の保湿ケアが必須でしょう。
使用シーン別おすすめ度:
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。