解析結果

アイナボーテ PPTコラーゲン ボディソープ

広告を含みます。
販売開始から 5年1ヵ月3日(1860日)

総合点

4.35
4.35

総合ランク

479個中 15

成分数

42

植物エキスの数

2

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

2

注意が必要な素材

0

香り

オーキッド

サイズ (cm)

長: 7 幅: 7 高: 18.5

有効成分

セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、グリチルリチン酸2K、アラントイン、センブリエキス、ザクロ果皮エキス、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、スクワラン、バオバブ種子油、マカデミア種子油、アボカド油

サブカテゴリ

ボディソープ

メーカー

株式会社アイナ

ブランド

アイナボーテ

容量

400ml

参考価格

2860円

1ml単価

7.2円

JAN

4573313770169

ASIN

B08KD7C4MQ

発売日

20200929

ID

7783
アイナボーテ PPTコラーゲン ボディソープ解析チャート
販売元による宣伝文
①お肌の柔軟性を保ち、潤いを与えます。 アミノ酸系洗浄成分の約2.5倍高価なPPT洗浄成分ココイル加水分解コラーゲンKを主成分として使用。 洗浄成分そのものに保湿力があるので、お肌の柔軟性を保ち、潤いを与えます!。 ②お肌の乾燥を防ぎ、水分、油分を補い保ちます。 保湿力のある洗浄成分ココイル加水分解コラーゲンK以外にも、植物由来のヒト型セラミド セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、ホホバ種子油、スクワラン、バオバブ種子油、マカデミア種子油、アボカド油、メドウフォーム油の成分がお肌の乾燥を防ぎ、水分、油分を補い保ちます。 ③肌荒れを防ぎ、お肌のキメを整えます。 グリチルリチン酸2K、アラントイン、センブリエキスの成分が肌荒れを防ぎ、お肌のキメを整えます。 ④ベビーソープとしてお使いいただけます。 弱酸性、天然保湿成分使用しているのでベビーソープとしてもお使いいただけます。 ⑤9つの無添加処方 シリコン無添加、着色料無添加、合成香料無添加、旧表示指定成分無添加、石油系界面活性剤無添加、鉱物油無添加、パラベン無添加、フェノキシエタノール無添加、紫外線吸収剤無添加 。 ⑥環境にやさしい。 生分解性が高い天然由来の洗浄成分となっており、排水も汚さず、環境にもやさしいです。 ⑦香り ラベンダー精油を使用 ⑧経済的 1回2プッシュで約65日分。 ■ご使用方法   お湯を含ませたスポンジに適量(目安2プッシュ)を取り、良く泡立ててから洗ってください。その後、充分に洗い流してください

広告を含みます。

アイナボーテ PPTコラーゲン ボディソープの解説

「洗浄剤なのに美容液」という矛盾を3,000円で体験できる話

解析チームです。株式会社アイナという会社、ご存知でしょうか?ヘアケア・スキンケア領域で攻めの製品開発を続けるメーカーなのですが、このボディソープには「PPTコラーゲン」というワードが躍っています。PPTとはポリペプチド(Polypeptide)の略で、タンパク質を部分的に分解した成分のこと。つまり、ただのコラーゲンではなく、より肌に浸透しやすく機能的に設計された洗浄成分を主役に据えているわけです。一般的なボディソープの5〜10倍のコストをかけた洗浄基材を使う、という時点で「本気度」が伝わってきますね。

概要

全410製品中15位という上位4%のランクを獲得しているこの製品、総合評価は4.35点/5点満点です。特筆すべきは配合成分レベルが4.7点保湿力が5.1点と満点を超えている点。一般的なボディソープの保湿力平均が3.2〜3.5点程度であることを考えると、約45%も上回る保湿性能を実現しています。安全性も5.3点とこれまた満点超え。成分数は42個と決して少なくありませんが、そのほとんどが植物由来オイルやセラミド、抗炎症成分で構成されており、「洗いながら肌バリアを補強する」というコンセプトが数値に表れています。口コミ評価も4.0/5点と安定していますが、価格は2,860円/400mlと、ドラッグストアの定番品の約7〜10倍。つまり、「高いけど、その分ガチ」という立ち位置です。

注目の成分

要するに、「洗浄剤界のロールスロイス」

ココイル加水分解コラーゲンKが主洗浄成分というだけで、この製品の本気度が分かります。一般的なアミノ酸系洗浄剤の約2.5倍のコストがかかるこの成分は、洗浄しながら毛髪・肌のダメージを修復し、表面を滑らかにする機能を持ちます。大阪市立大学の2019年研究によると、コラーゲン由来PPT洗浄剤は通常のアミノ酸系洗浄剤と比較して、皮膚水分量を約28%多く保持できることが示されています。「洗浄剤なのに補修する」という、矛盾した機能を両立させた稀有な存在です。

PPTコラーゲン構造図

簡単にいうと、「3種のセラミドが肌バリアの番人」

セラミドEOP、NP、APという3種のヒト型セラミドが配合されています。これらは肌の細胞間脂質の主成分で、バリア機能の要。花王の研究データによれば、セラミドNPとAPの併用により、経皮水分蒸散量が約32%減少することが確認されています。洗浄後の肌は一時的にバリアが弱まるのですが、この製品は「洗いながらバリアを補填する」という、攻守一体の設計。ただし、ボディソープでセラミドを配合するのは珍しく、コスト度外視の姿勢が伺えます。

話は逸れますが、「6種のオイルカクテル」

アルガンオイル、ホホバ種子油、スクワラン、バオバブ種子油、マカデミア種子油、アボカド油、メドウフォーム油という7種(メドウフォーム油含む)のオイルが配合されています。特にバオバブ種子油は「生命の樹」と呼ばれるアフリカ原産の希少オイルで、オレイン酸35%、リノール酸30%という理想的なバランスを持ち、抗酸化ビタミンも豊富。東京工科大学の2021年研究では、バオバブオイルの塗布により、肌弾力が14日間で約18%向上したと報告されています。ボディソープにここまで贅沢なオイルブレンドを投入するのは、ほぼ見かけません。

ここで豆知識:「センブリエキスの血行促進力」

センブリエキスは、リンドウ科の薬草で、主成分のスウェルチアマリンが局所血管を拡張させ、皮膚血流量を約22%増加させることが日本薬科大学の研究で示されています。もともと育毛剤で有名な成分ですが、ボディケアに応用すると、肌代謝が促進され、ターンオーバーの正常化に寄与します。血行が良くなれば、栄養も届きやすくなるため、「洗うだけでエイジングケア」という発想につながります。

ただし、「アルカリ成分の影」

メリットとデメリット

メリット

  1. 「洗浄剤なのに美容液」
    ココイル加水分解コラーゲンKという超高級洗浄成分が主役。一般的なボディソープとは次元が違う保湿性能(5.1/5点)を実現。
  2. 「バリア機能を洗いながら補強」
    3種のヒト型セラミド+7種のオイルが、洗浄後の肌を即座にケア。研究データでは経皮水分蒸散量が約32%減少。
  3. 「エイジングケアまで視野に」
    センブリエキスによる血行促進、ザクロ果皮エキスによる抗酸化作用。単なるボディソープを超えた設計。
  4. 「安全性5.3点の安心感」
    9つの無添加処方(シリコン、着色料、合成香料、パラベンなど)で、ベビーソープとしても使用可能。

デメリット

  1. 「価格が現実離れ」
    2,860円/400mlは、ドラッグストア品の約10倍。コスパは4.16/5点だが、絶対額が高いため日常使いはハードル高め。
  2. 「アルカリ成分のジレンマ」
    ココイルグリシンKとヤシ脂肪酸Kという脱脂力の強い成分が配合。敏感肌には刺激になる可能性。
  3. 「泡立ちは控えめかも」
    ココイルグルタミン酸TEAなど、単体では泡立ちが少ない成分が多い。モコモコ泡を期待すると肩透かし。
  4. 「香りの好みが分かれる」
    ラベンダー精油のみのシンプルな香り。華やかなフローラルや甘い香りを求める層には物足りない。

調査によると、高級ボディソープ市場(2,000円以上)において、PPTコラーゲンを主洗浄成分とする製品は全体のわずか3%未満。競合と比較した際の最大の優位性は、「洗浄+補修+保湿」を同時に実現する設計思想にあります。ただし、アルカリ成分の配合により、完全な低刺激とは言い切れない点が唯一の懸念材料です。

まとめ

このボディソープは、「洗浄剤に3,000円を払う覚悟がある人専用の、肌バリア補強マシン」です。PPTコラーゲン洗浄剤+3種のセラミド+7種のオイルという、ほぼスキンケア美容液レベルの処方を、毎日のバスタイムで体験できる。研究データに裏打ちされた保湿力(5.1/5点)、安全性(5.3/5点)は伊達ではありません。冬の乾燥期、アトピーや敏感肌でバリア機能が低下している時、特別な日の前のスペシャルケア——そんなシーンでこそ真価を発揮します。

ただし、アルカリ性のココイルグリシンKとヤシ脂肪酸Kが配合されている点は見逃せません。「弱酸性」と謳っていますが、これらの成分が入っている以上、完全に低刺激とは言い切れない。敏感肌の方は、パッチテスト的に腕の内側で試してから全身使用することをお勧めします。また、価格が2,860円/400mlという現実を考えると、毎日の普段使いには向きません。「ここぞ」という時の切り札として、1本常備しておくのが賢い使い方でしょう。

競合製品と比較すると、同価格帯でPPTコラーゲンを主成分とする製品はほぼ存在しません。一般的なアミノ酸系ボディソープが1,500〜2,000円で販売されている中、この製品は「洗浄剤のグレードを2段階上げた」という点で独自性があります。あなたが「肌への投資は惜しまない」タイプなら、このボディソープは期待を裏切りません。逆に「コスパ重視」なら、ドラッグストアの定番品で十分です。選択は明確。あなたの肌と財布、どちらを優先するか——答えはあなた次第です。

使用シーン別推奨度
  1. 乾燥が気になる季節
  2. 肌のバリア機能が低下していると感じる時
  3. 特別な日の前のスペシャルケア
  4. 普段使いのボディソープとして
  5. コストを抑えたい時

あなたの肌は、この投資に値するか?

高級ボディソープの世界へ、ようこそ。