カテゴリ:シャンプー
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1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性6件・アレルゲン3件・経皮吸収22件
メーカー
アンファー株式会社ブランド
SCALPD(スカルプD)容量
350ml参考価格
4500円1ml単価
12.9円JAN
4580688635344ASIN
B0F2MFJC21発売日
2018ID
11706製造国
日本シリーズ名
スカルプD クール対象の髪タイプ
メンズ頭皮ケア向け公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。スカルプDクールシャンプーの成分構成を深掘りしました。「冷感」と「スカルプケア」を前面に押し出したメンズ向けブランドの看板商品ですが、4500円という価格帯に見合った処方設計かどうか、データで検証します。
スタッツを平均(3.0点)と比較すると、洗浄力3.8点(平均比+27%)だけが唯一の上振れ項目。一方で保湿力0.9点・髪補修力1.0点・全体的な安全性1.2点と、ケア面に関わるほぼすべての指標が「要注意」水準に集中しています。総合点1.9点は、同価格帯シャンプーの平均を大きく下回ります。@cosmeスコアが7.0/7.0という市場評価との乖離が際立つ結果です。
余談ですが、日本香粧品学会の報告によると、シャンプーの保湿効果は主要洗浄剤の種類よりも「保湿成分の配合量と分子量」に左右されると示されています。本品ではグリセリンとBGが保湿成分として確認できますが、配合順の後方に位置しており、ラウレス硫酸Naが主役の脱脂型処方が優先されている設計です。
EWGスコア6・GHS感作性1B分類のアニオン界面活性剤が処方上位に位置します。成分表の第2番目という高配合位置から、この製品の洗浄コアであることが明白です。推奨配合量は3〜10%ですが、ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系)と組み合わせることで起泡性と洗浄力を補完しており、洗浄剤の品質スコア3.2点(標準的)を実現する二段構成です。ただし、脱脂力の高さが保湿力0.9点・髪補修力1.0点という低スコアと表裏一体の関係にあります。
ピロクトンオラミン(EWG4)はマラセチア菌への抗真菌活性においてジンクピリチオンより高い効果を示すことが複数の比較研究で報告されており、推奨配合量0.3〜1%での使用が有効です。これにサリチル酸(EWG5、経皮吸収リスク0.85)を組み合わせることで、角質溶解による毛穴洗浄 × 抗真菌のダブルアプローチを実現しています。サリチル酸は経皮吸収リスクが0.85と高水準で、有効成分としての浸透力が期待できる点は本処方の数少ない強みです。なお、サリチル酸の最適pH域は3.0〜4.0であり、水酸化KによるpH調整との兼ね合いが処方設計上の課題点でもあります。
3種の精油が同時配合される「冷感トリプルスタック」構成は、この製品の最大の差別化要素です。セイヨウハッカ油(EWG5)・ペパーミント油(EWG5)・ユーカリ油はいずれもGHS感作性1B分類かつEUアレルゲン開示義務対象成分です。3つの精油はペパーミント油×ユーカリ油間に抗菌・頭皮ケアの相乗効果が確認されており、清涼感の持続と頭皮収れん作用を同時に狙う設計意図が読み取れます。ただしアレルゲン性のある成分が3種同時配合される点は、頭皮が敏感な方にとってリスク要因となりえます。
ショウガ根エキス(EWG1)のジンゲロール・ショウガオールによる血管拡張作用と、オタネニンジン根エキス(EWG3)のジンセノサイドによる毛乳頭細胞増殖促進作用は、医薬部外品承認成分としての育毛効果実績を持ちます。ショウガ根エキスはペパーミント油との相乗効果が成分データで確認されており、三種の精油との組み合わせによる「血行促進 + 冷感」は処方設計上の巧みさと言えます。ただし育毛効果スコアは1.7点と「やや物足りない」水準で、育毛に特化した製品と比較した場合の限界も見えます。
EWGスコア8・JP劇物指定の水酸化Kは、pH調整・中和目的での配合であり、通常の化粧品では使用後の製品中に遊離した形では残存しません。CIR評価は「Safe with Qualifications(条件付き安全)」とやや慎重な評価です。また、EDTA-2Na(EWG6)は生分解性0.40と低く、環境残留性の高さが課題として指摘されています。生分解性の平均が0.73(易分解)であることと比較して、EDTA-2Naは処方全体の環境負荷評価を下押しする成分です。
「高価格帯の冷感洗浄剤」 — スカルプケアというよりも、スカルプケアを名乗る洗浄特化シャンプーという評価が成分データからは導き出されます。
洗浄力3.8点というスコアは本物で、汗や皮脂をしっかりオフしたい夏季ユーザーには実感値の高い製品です。ピロクトンオラミン+サリチル酸によるフケ対策も科学的根拠を持つ組み合わせですが、それ以外のスカルプケア・保湿・補修については「配合はされているが量が伴っていない」という処方です。メーカーが訴求する「エクトイン」「5種のハーブエキス」は全成分表に確認できないため、この解析対象外としています。
使用シーン別推奨度:
@cosmeの7.0/7.0という高評価は「清涼感・洗浄後のスッキリ感」に集中していると推察され、洗浄力3.8点というデータとは一致しますが、ケア面の低スコアとは大きく乖離しています。
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