カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性3件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収17件
メーカー
中野製薬(nakano)ブランド
NAKANO容量
90ml参考価格
780円1ml単価
8.7円JAN
4989793926949ASIN
B0012WVMWA発売日
2021年1月1日ID
11645製造国
日本シリーズ名
ナカノ スタイリング公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。NAKANOの定番スタイリングワックス「ウルトラスーパーハード」を成分レベルで深掘りします。総合点2.06点という数値が示す処方設計の実態と、日常使いで気になる安全性データを確認しましょう。
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総合点2.06点(業界平均3.0点比 −0.94点)。17成分というコンパクトな処方ながら、項目別スコアに大きなばらつきが出ています。相対的にマシなのは保湿力(2.6点)と使用感(2.5点)のみで、全体的な安全性1.4点・スカルプケア力0.6点・髪補修力1.0点はいずれも「要注意」水準。スタイリング剤としてのホールド機能に特化した反面、頭皮への配慮や補修設計はほぼ切り捨てられている処方と読み取れます。
スタイリング剤という製品カテゴリを考慮しても、安全性1.4点・スカルプ0.6点は擁護しにくい数値です。コスパも1.93点と平均以下で、同価格帯にはより安全性の高い処方の競合品が存在します。
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分子量約400万という圧倒的なスケールの合成水溶性ポリマー。推奨配合量わずか0.1〜0.5%という微量で製品全体のテクスチャーを劇的に変える「テクスチャーモディファイヤー」です。水中で三次元ネットワーク構造を形成し、ワックスの伸び感や均一なホールドを生み出す処方の"縁の下の力持ち"。EWGスコアは3、分子量が大きすぎるため皮膚浸透性はほぼゼロで表面機能が主体です。ただし生分解性0.40(中〜低程度)と環境残留性がやや気になるポイント。高濃度陽イオン界面活性剤との配合には機能低下のリスクがある点も設計上の注意点です。
通常のステアリン酸グリセリルとは別物と理解すべき成分。「SE(Self-Emulsifying)」とはステアリン酸Na・ステアリン酸K(石鹸成分)を少量内包し、単独で水中油型乳化を可能にした設計です。製剤コストと工程を下げられる利点がある反面、石鹸成分由来のアルカリ性を内包しているため、毛髪のキューティクル膨潤・剥離を引き起こすリスクがあります。EWGスコア4、コメドジェニック度3。ダメージ毛・敏感頭皮への継続使用には慎重さが求められる成分です。
石油由来の精製ワックス。スタイリング剤の主骨格をなす油性基剤で、EWGスコア1・CIR「Safe as Used」と毒性評価は良好。しかし生分解性0.20(要注意水準)に加え、マイクロプラスチック含有成分として分類されている点が2024年以降の環境視点では無視できません。EUではマイクロプラスチック規制(ECHA規則)が段階的に強化されており、この成分を主軸に置くワックス処方は今後見直し圧力を受ける可能性があります。
フェノキシエタノールとパラベン2種の組み合わせは防腐力の相乗効果が確認されており、製剤の品質安定化という観点では理にかなった配合です。しかし3成分すべてがGHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類されており、これが安全性スコア1.4点の主因です。さらにメチルパラベン・プロピルパラベンは内分泌かく乱性(EDC)疑い成分にも該当。プロピルパラベンはEWGスコア6と本品成分中最高値を記録しています。余談ですが、欧州化粧品規制(EC No 1223/2009)によると、パラベン類の複数同時配合については濃度合計上限が設けられており、単体での規制ラインを下回っていても組み合わせリスクへの懸念は各国規制機関で議論が続いています。
シア脂はEWG1・生分解性0.95という高い環境親和性を持つ植物由来バター。アラントイン・トコフェロールを天然に含有し、毛髪表面のエモリエント効果を担います。スクワランは皮脂成分の約10%を構成する炭化水素で、EWG1・経皮吸収リスク0.80という高い浸透力。この2成分の組み合わせは表面コーティング(シア脂)と軽浸透型補修(スクワラン)の二層設計として機能し、本品の保湿力2.6点・使用感2.5点を相対的に底上げしている要因と分析できます。
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ステアリン酸グリセリル(SE)は陰イオン界面活性剤・キレート剤不足環境で機能低下するリスクがあります。またフェノキシエタノールは高pH製品での防腐力が低下するため、本品のpH設計が重要。水酸化Naによる中和後pHが適正範囲(4.5〜7.0)を外れている場合、防腐効果と安全性が両立しない可能性があります。
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「昭和の処方設計が令和の評価基準に直撃した、ホールド特化型ワックス」
2011年発売開始当時の設計思想がそのまま継続されていると推測できる処方です。ホールド力という本来の機能には一定の合理性がありますが、GHS感作性1B成分3種・EDC疑い成分2種・マイクロプラスチック含有という現代の安全性評価軸で見たとき、総合点2.06点という結果は妥当と言えます。
使用シーン別推奨度:
口コミ数が現時点では公開データがないため使用感の第三者評価との照合はできませんが、@cosmeスコア5.0/7.0という数値は「使用感・ホールド感に一定の支持がある」ことを示しており、本解析での使用感2.5点(平均以下ながら本品の最高評価項目)と方向性は一致しています。
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