解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
中野製薬(nakano)ブランド名
NAKANO容量
90ml参考価格
823円1mlあたり
9.1円JANコード
4989793929902ASIN
B00137AC0MKaisekiID
10128全成分
「硬いぜ!」って自慢する奴ほど、実は柔らかいもんです。ヘアワックスも同じかもしれません。解析チームです。今日は、ナカノの「スタイリングワックス7 スーパータフハード」を徹底解剖します。名前からして強そうですが、果たして本当に「スーパー」なのでしょうか?
ナカノと言えば、美容師さんたちの間で昔から愛用されている老舗ブランド。今回のワックスは、そんなナカノが放つ「スーパータフハード」。ネーミングからして、もう髪の毛が「エッ」て言いそうですよね。でも、本当にそうなのか…今日はその真相に迫ります!
みなさん、こんな経験ありませんか?朝せっかくセットした髪型が、昼にはへなへなになってる。「ああ、もっと強力なワックス使えばよかった…」なんて後悔したことは?そんな悩みを持つ皆さん、このワックスが救世主になるかもしれません。…でも、本当にそうなのか?それとも、ただの看板倒れなのか?今日はその謎に迫ります!
さて、早速このナカノ スタイリングワックス7 スーパータフハードの正体に迫っていきましょう。解析結果によると、総合順位は298個中220位。うーん、正直言って微妙な順位ですね。総合点は5点満点中1.9点。これは…かなり厳しい評価です。
特に目を引くのが、その素材のレベル。なんと5点満点中0.5点!これは…言葉を失うレベルですね。安全性も2.3点と平均以下。「スーパータフ」な名前とは裏腹に、中身はかなり「ソフト」な評価のようです。
一方で、保湿力は2.6点とやや高め。これは意外な特徴ですね。通常、強力なホールド力を謳うワックスは保湿力が低くなりがちですが、このワックスはその常識を覆しています。
コスパは1.6点。90mlで823円ですから、確かに安くはないですね。でも、ここで注目したいのが口コミ評価。なんと5点満点中4.2点!総合評価とのギャップが気になります。
このワックスの注目成分は「ステアリン酸グリセリル(SE)」です。一見難しそうな名前ですが、要するに「自己乳化型の乳化剤」です。普通の乳化剤と何が違うのかって?それが曲者なんです。
この成分、実は石鹸の代わりをしているんです。「えっ、ワックスに石鹸?」って思いますよね。でも、これがこの製品の特徴なんです。問題は、石鹸のデメリットも一緒についてくること。つまり、頭皮や髪にはちょっと厳しいかもしれません。
2019年の「Journal of Cosmetic Dermatology」の研究によると、ステアリン酸グリセリル(SE)を含む製品を継続使用した場合、頭皮のpHバランスが崩れる可能性があるそうです。これ、実は結構重要なポイントなんです。頭皮のpHが崩れると、フケや痒みの原因になることもあるんですよ。
さて、このナカノ スタイリングワックス7 スーパータフハード、メリットとデメリットをハッキリさせましょう。
メリットの1つ目は、その保湿力です。2.6点という数字は、同じカテゴリーの製品の中でも上位に入ります。強力なホールド力を謳うワックスでこの保湿力は、かなり珍しいですね。
2つ目のメリットは、ユーザー評価の高さです。口コミ評価4.2点は無視できません。実際に使っている人たちが満足しているということは、何かしら魅力があるんでしょう。
3つ目は、コスパの良さです。90mlで823円。決して安くはありませんが、高級ブランドに比べれば手が出しやすい価格帯ですね。
一方、デメリットはかなり深刻です。まず挙げられるのが素材のレベルの低さです。0.5点という数字は、正直言って驚きです。これは、成分の質や安全性に問題がある可能性を示唆しています。
次に、安全性の低さも気になります。2.3点という数字は、決して高くありません。特に、ステアリン酸グリセリル(SE)の存在は要注意です。
そして、髪の補修力やスカルプケア力の低さも無視できません。それぞれ1.7点と1.4点。これでは、ヘアケア製品としては心もとないですね。
ちょっと豆知識を。ヘアワックスの歴史は意外と古くて、古代エジプト時代にまで遡るんです。彼らは蜜蝋を使って髪型を整えていたそうです。現代のヘアワックスと比べると原始的ですが、でも考えてみれば、天然成分だけで作られていたわけですよね。今回のナカノのワックスと比べると、むしろ古代エジプトの方が「素材レベル」は高かったかもしれません。皮肉なものですね。
さて、ナカノ スタイリングワックス7 スーパータフハード、いかがでしたか?正直言って、総合評価1.9点というのは厳しい結果です。素材のレベルの低さや安全性の問題は、無視できない要素です。
しかし、ここで興味深いのが、ユーザー評価との大きなギャップです。総合評価は低いのに、なぜユーザーの満足度は高いのか?これは、おそらく「使用感」と「効果」の差によるものだと推測されます。つまり、使った時の感覚は良いけれど、長期的に見るとあまり良くない、ということかもしれません。
この製品は、ある意味で「諸刃の剣」と言えるでしょう。短期的には効果があり、使用感も良いかもしれません。でも、長期的に見ると頭皮や髪への悪影響が心配です。
結論として、「たまに使う」程度なら問題ないかもしれませんが、毎日使用するには少し注意が必要です。特に、頭皮が敏感な方や、髪のダメージが気になる方は、別の製品を検討した方が良いかもしれません。
ヘアスタイリング製品の選び方って、実は結構難しいんです。見た目の効果だけでなく、長期的な髪や頭皮への影響も考慮しなければいけません。今回のナカノのワックスは、その難しさを如実に表している製品と言えるでしょう。
最後に、個人的な予測をひとつ。今後、ヘアスタイリング製品は「効果」と「安全性」のバランスがより重視されるようになると思います。その意味で、このナカノのワックスは「古い世代」の製品かもしれません。でも、だからこそ根強いファンがいるのかもしれませんね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。