カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収21件
メーカー
ミルボンブランド
ミルボン(MILBON)容量
1000ml参考価格
3574円1ml単価
3.6円JAN
4954835113342ASIN
B01E5A2KX0発売日
2024年9月26日ID
11563製造国
日本シリーズ名
ジェミールフラン対象の髪タイプ
軟毛用詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ミルボンが展開するジェミールフランシリーズのシャンプーHを、全成分・スタッツデータの両面から読み解きます。軟毛専用設計という切り口から、処方の意図と限界を整理しました。
総合点3.44点は平均(3.0点)を+0.44ポイント上回る平均以上の水準。ただし、項目別に分解すると評価のばらつきが大きく、強みと弱みが明確に分かれる設計です。
最も際立つのは安全性4.3点(優秀)。21成分の経皮吸収リスク平均値は0.31(低い水準)であり、配合成分が体内に取り込まれにくい設計が安全性スコアを押し上げています。一方でスカルプケア力1.7点・保湿力2.0点はいずれも要注意ゾーン。これは「軟毛に余分なものを乗せない」という設計方針の裏返しであり、弱点というより設計の割り切りと見ることができます。
ミルボンが複数のプレミアムラインに採用する先進素材。最大の特徴はダメージ毛のシステイン残基とSH/SS交換反応(混合ジスルフィド結合)を起こし、毛髪内部のケラチン構造に共有結合的に定着する点です。通常のタンパク質加水分解物が物理的に吸着するだけなのに対し、この成分は化学的に結合するため、洗髪・熱処理後も補修効果が持続します。剛性率(ねじれ応力)の改善データも報告されており、軟毛特有の「コシのなさ」への作用が期待できる処方上の肝です。還元剤(チオグリコール酸等)との拮抗に注意が必要なため、パーマ直後の使用には配慮が求められます。
ヤシ油脂肪酸と加水分解コラーゲンを化学的に結合させたアニオン界面活性剤で、「洗浄しながら補修する」という二重機能を持つ高コスト素材。コラーゲンペプチドがダメージ部位に選択的に吸着しキューティクルを平滑化します。ラウレス-6酢酸Naとの組み合わせで起泡性・洗浄力を補完しながら、コラーゲンの吸着効率を高める相乗関係が成立しています。生分解性は0.70(中程度)。カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチンとの同時配合により、「外側(キューティクル)と内側(コルテックス)を同時にアプローチ」する二段構えの補修設計として処方の巧みさが光ります。
成分表の3番目(高配合)に位置するアニオン界面活性剤で、洗浄力・脱脂力はラウレス硫酸Na同等以上とされます。EWGスコアは4。ヤシ油・パーム油由来で石油系ではありませんが、過剰な脱脂により肌バリア機能を損傷しやすい特性があり、敏感肌や損傷毛には刺激が強い成分です。軟毛用シャンプーとして「皮脂を残さずボリュームを出す」という設計上の合理性はあるものの、スカルプケア力1.7点という低評価と連動している可能性があります。ここはトレードオフの成分選択です。
通常のヒアルロン酸Na(分子量100万〜200万Da)を低分子化(数百〜数万Da)した保湿成分。経皮吸収リスク0.20(低い)かつ生分解性0.90(高い)という環境・安全性の両面で優れたプロフィールを持ちます。EWGスコア1(最安全)。シャンプーという洗い流す工程においても角質に留まる持続保湿が特徴ですが、配合順位は後方であり、保湿力2.0点という低スコアとの関係から、配合量は限定的と推察されます。
甘草由来の抗炎症成分を2種同時配合する珍しい処方です。グリチルリチン酸2KはNF-κB経路阻害による抗炎症作用が確認されており、日本では医薬部外品有効成分として承認されています。サクシニルグリチルレチン酸2Naはコハク酸付加により水溶性を高めた誘導体で、両者の相乗効果が期待されます。ただし2つ合わせてもスカルプケア力1.7点に留まっており、主洗浄剤の刺激性をこれらで緩和しきれていないことを示唆します。余談ですが、日本皮膚科学会の資料によるとグリチルリチン酸のNF-κB阻害は濃度依存性が高く、シャンプーへの配合量では効果の限界があることも指摘されています。
「安全性は高いが、潤いは自分で補う」軟毛向けの割り切り設計。
安全性4.3点(優秀)という高評価の裏に、保湿力2.0点・スカルプケア力1.7点という明確な弱点があります。これは設計ミスではなく、軟毛用として「余計なものを乗せない・頭皮に皮脂を残さない」を優先した意図的な処方と読み解くのが自然です。カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチンとococoイル加水分解コラーゲンKの組み合わせによる補修アプローチは技術的に評価できる一方、洗浄後の保湿・頭皮ケアは別のステップで補完する運用が前提となります。
使用シーン別推奨度:
口コミデータが存在しないため実際の使用感との照合は難しいですが、ECサイト売上ランキング5,298位という順位は、「良くも悪くも万人向けではない」軟毛専用設計という特性を数字で表していると言えます。
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