解析結果

ミルボン ジェミールフラン シャンプーH 1000ml(レフィル)

カテゴリ:シャンプー

ミルボン ジェミールフラン シャンプーH 1000ml(レフィル)
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総合ランク

2173個中 705

総合点

3.47
3.47

1mlあたり

3.6
コスパ
3.5

カテゴリ内順位

32%以内
706位 / 2,173製品中
上位
ミルボン ジェミールフラン シャンプーH 1000ml(レフィル)解析チャート

DATA口コミ・販売データ

Amazon 5298 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

🛡️

安全性が高い商品です

EU規制の成分が検出されました(1件)

個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収21件

リスクスコア 10/100 | ! フラグ成分 1 | EWG 14件評価済み
EU規制 安息香酸Na
EWG 3+ AMP(3)、EDTA-2Na(6)、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(4)、コカミドプロピルベタイン(3)、コカミドメチルMEA(4)、ラウリルベタイン(3)、ラウレス-11酢酸Na(3)、ラウレス-16(4)、ラウレス-6酢酸Na(4)、安息香酸Na(3)
リスクスコア
10 / 100
解析安全性値
4.4 / 5
EWG スコア
平均 3.1 最高 6
フラグ成分の詳細(1件)
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
安息香酸Na
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 1件
フェノキシエタノール
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
なし
生分解性
70%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
31%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 21
植物エキス 3
コスパ
3.5
安全性
4.2
素材の品質
3.0
洗浄剤の品質
3.7
洗浄力
3.4
髪補修力
2.7
育毛力
2.3
使用感の良さ
2.7
エイジングケア
2.8
ホワイトニング
2.9
保湿効果
2.0
スキンケア力
1.7
環境配慮
2.4
浸透力
2.5
即効性
3.4
持続性
2.9
ツヤ感
2.3
サラサラ感
2.9
優れた素材 3
注意素材 0
香り フルーツとグリーンの香り
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ANALYZEDミルボン ジェミールフラン シャンプーH 1000ml(レフィル)の解説

共有結合型ケラチンを入れたのに、補修力スコアが伸びない理由

解析チームです。ミルボンが展開するジェミールフランシリーズのシャンプーHを、全成分・スタッツデータの両面から読み解きます。軟毛専用設計という切り口から、処方の意図と限界を整理しました。

概要

総合点3.44点は平均(3.0点)を+0.44ポイント上回る平均以上の水準。ただし、項目別に分解すると評価のばらつきが大きく、強みと弱みが明確に分かれる設計です。

STATS OVERVIEW / ジェミールフランH
全体的な安全性4.3 / 5.0
洗浄剤の品質3.7 / 5.0
洗浄力3.4 / 5.0
コスパ3.4 / 5.0
髪補修力2.7 / 5.0
使用感2.7 / 5.0
保湿力2.0 / 5.0
スカルプケア力1.7 / 5.0
優秀(4.0以上) やや物足りない(2.5〜2.9) 要注意(2.4以下)

最も際立つのは安全性4.3点(優秀)。21成分の経皮吸収リスク平均値は0.31(低い水準)であり、配合成分が体内に取り込まれにくい設計が安全性スコアを押し上げています。一方でスカルプケア力1.7点・保湿力2.0点はいずれも要注意ゾーン。これは「軟毛に余分なものを乗せない」という設計方針の裏返しであり、弱点というより設計の割り切りと見ることができます。

注目成分

カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン(羊毛)

ミルボンが複数のプレミアムラインに採用する先進素材。最大の特徴はダメージ毛のシステイン残基とSH/SS交換反応(混合ジスルフィド結合)を起こし、毛髪内部のケラチン構造に共有結合的に定着する点です。通常のタンパク質加水分解物が物理的に吸着するだけなのに対し、この成分は化学的に結合するため、洗髪・熱処理後も補修効果が持続します。剛性率(ねじれ応力)の改善データも報告されており、軟毛特有の「コシのなさ」への作用が期待できる処方上の肝です。還元剤(チオグリコール酸等)との拮抗に注意が必要なため、パーマ直後の使用には配慮が求められます。

ococoイル加水分解コラーゲンK

ヤシ油脂肪酸と加水分解コラーゲンを化学的に結合させたアニオン界面活性剤で、「洗浄しながら補修する」という二重機能を持つ高コスト素材。コラーゲンペプチドがダメージ部位に選択的に吸着しキューティクルを平滑化します。ラウレス-6酢酸Naとの組み合わせで起泡性・洗浄力を補完しながら、コラーゲンの吸着効率を高める相乗関係が成立しています。生分解性は0.70(中程度)。カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチンとの同時配合により、「外側(キューティクル)と内側(コルテックス)を同時にアプローチ」する二段構えの補修設計として処方の巧みさが光ります。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(EWGスコア4)

成分表の3番目(高配合)に位置するアニオン界面活性剤で、洗浄力・脱脂力はラウレス硫酸Na同等以上とされます。EWGスコアは4。ヤシ油・パーム油由来で石油系ではありませんが、過剰な脱脂により肌バリア機能を損傷しやすい特性があり、敏感肌や損傷毛には刺激が強い成分です。軟毛用シャンプーとして「皮脂を残さずボリュームを出す」という設計上の合理性はあるものの、スカルプケア力1.7点という低評価と連動している可能性があります。ここはトレードオフの成分選択です。

加水分解ヒアルロン酸(EWGスコア1)

通常のヒアルロン酸Na(分子量100万〜200万Da)を低分子化(数百〜数万Da)した保湿成分。経皮吸収リスク0.20(低い)かつ生分解性0.90(高い)という環境・安全性の両面で優れたプロフィールを持ちます。EWGスコア1(最安全)。シャンプーという洗い流す工程においても角質に留まる持続保湿が特徴ですが、配合順位は後方であり、保湿力2.0点という低スコアとの関係から、配合量は限定的と推察されます。

グリチルリチン酸2K + サクシニルグリチルレチン酸2Na(甘草系ダブル配合)

甘草由来の抗炎症成分を2種同時配合する珍しい処方です。グリチルリチン酸2KはNF-κB経路阻害による抗炎症作用が確認されており、日本では医薬部外品有効成分として承認されています。サクシニルグリチルレチン酸2Naはコハク酸付加により水溶性を高めた誘導体で、両者の相乗効果が期待されます。ただし2つ合わせてもスカルプケア力1.7点に留まっており、主洗浄剤の刺激性をこれらで緩和しきれていないことを示唆します。余談ですが、日本皮膚科学会の資料によるとグリチルリチン酸のNF-κB阻害は濃度依存性が高く、シャンプーへの配合量では効果の限界があることも指摘されています。

メリット・デメリット

MERIT
  • 安全性4.3点・経皮吸収リスク平均0.31。体内移行リスクが低い成分設計は、毎日使いの信頼感として大きい。
  • 共有結合型ケラチン×コラーゲン補修の二段構え。洗い流す工程で毛髪内外に定着するアプローチは、同価格帯で珍しい処方設計。
  • 甘草系抗炎症ダブル配合。グリチルリチン酸2K(医薬部外品有効成分)+サクシニルグリチルレチン酸2Naの組み合わせは、頭皮の炎症抑制に一定の根拠がある。
  • マイクロプラスチック非含有。環境配慮面での加点要素。
DEMERIT / 注意点
  • 保湿力2.0点・スカルプケア力1.7点は要注意水準。乾燥しやすい頭皮・毛先への保湿補完は別途必要。
  • EDTA-2NaはEWGスコア6。生分解性0.40と低く環境残留性が高い点も懸念。製品安定化のための配合だが、敏感肌では皮膚ミネラルを奪うリスクが報告されている。
  • フェノキシエタノールはGHS感作性1B物質(防腐剤)。安息香酸Naとの併用で防腐力を補完しているが、感作性の観点からは注目成分。
  • オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(EWG4)が高配合。洗浄力は高いが脱脂力も強く、敏感頭皮には刺激リスクが否定できない。甘草系成分で緩和を試みているが、スカルプスコアへの影響は否めない。

まとめ

一言で言うと

「安全性は高いが、潤いは自分で補う」軟毛向けの割り切り設計。

安全性4.3点(優秀)という高評価の裏に、保湿力2.0点・スカルプケア力1.7点という明確な弱点があります。これは設計ミスではなく、軟毛用として「余計なものを乗せない・頭皮に皮脂を残さない」を優先した意図的な処方と読み解くのが自然です。カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチンとococoイル加水分解コラーゲンKの組み合わせによる補修アプローチは技術的に評価できる一方、洗浄後の保湿・頭皮ケアは別のステップで補完する運用が前提となります。

USE CASE SCORE / 使用シーン別推奨度
細毛・軟毛でボリュームが出にくい◎ 推奨
毎日洗浄・清潔感重視◎ 推奨
軽いダメージ毛のケア(+トリートメント併用前提)○ 可
乾燥頭皮・敏感肌の方△ 要検討
高保湿・スカルプ集中ケア目的✕ 不向き

使用シーン別推奨度:

  • 細毛・軟毛でボリューム不足が悩みの方:洗浄力3.4点+過剰コンディショニングを省いた設計は、ぺたんこ髪対策として合理的な選択肢。
  • 毎日シャンプー派でコスパを重視する方:1000mlレフィルで3,574円(コスパ3.43点・標準的)。先進補修成分を含む処方としては費用対効果に納得感あり。
  • 軽いダメージ毛のケアをトリートメントと組み合わせたい方:共有結合型ケラチン補修は、トリートメント前処理としての基盤洗浄としても機能する。
  • 乾燥頭皮・敏感肌の方:オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(EWG4)の高配合と、フェノキシエタノール(GHS感作性1B)の存在から、慎重な判断が必要。
  • 頭皮集中ケア・保湿を最重視する方:スカルプケア力1.7点・保湿力2.0点は要注意水準。この目的には別処方を検討するのが現実的。

口コミデータが存在しないため実際の使用感との照合は難しいですが、ECサイト売上ランキング5,298位という順位は、「良くも悪くも万人向けではない」軟毛専用設計という特性を数字で表していると言えます。

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