カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
CMR発がん性・IARC発がん性・EU規制の成分が検出されました(3件)
個人差要因皮膚感作性3件・内分泌撹乱性4件・経皮吸収28件
メーカー
コーセーコスメポートブランド
SALON STYLE(サロンスタイル)容量
72ml参考価格
474円1ml単価
6.6円JAN
4971710313567ASIN
B0017ALJDY発売日
2008年3月24日ID
11644製造国
日本シリーズ名
サロンスタイル対象の髪タイプ
全髪質向け公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。コーセーコスメポートの「サロンスタイル ヘアワックス ヘアメイク」を成分レベルで読み解きます。474円・72mlという価格帯に何が詰まっているのか、データを正直にお見せします。
総合点1.34点は、解析ドットコム平均(3.0点)を1.66点下回る水準です。評価の言語化ルールに照らせば、全スコアが「要注意」域に集中しており、特に全体的な安全性0点・スカルプケア力0点・エイジングケア力0.3点の三項目が際立って低い結果となりました。配合成分レベルも0.3点と低く、処方設計の古さが数字に直結した形です。
スタイリング剤という製品カテゴリ上、ホールド感・使用感の実用性がまず求められますが、使用感スコアも1.2点にとどまります。コスパ指標も1.03点と、「安価だから割り切れる」とは言いにくいラインです。
2011年発売という点も処方設計の背景として念頭に置く必要があります。旧指定成分(PG・TEA・イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD)を複数含み、防腐剤体系もパラベン3種(エチル・プロピル・メチル)に安息香酸Naを重ねた古典的アプローチです。
EWGスコア7は本製品の全成分中で最高リスク値です。CMR分類2(変異原性・催奇形性疑い)に該当し、EDC(内分泌かく乱物質)疑い成分としてもフラグが立っています。生分解性0.40と環境残留性も中程度。推奨配合量は0.01〜0.1%と極低濃度であり、酸化防止の補助成分にすぎませんが、処方全体の安全性スコア0点を牽引する要因のひとつです。余談ですが、EWGの研究によるとBHTの動物実験では脂肪組織への蓄積性が確認されており、近年は食品業界を中心に使用自粛が進んでいます。
防腐剤としてエチルパラベン(EWG:5)・プロピルパラベン(EWG:6)・メチルパラベン(EWG:4)の3種を同時配合。3成分すべてがGHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類されており、EDC疑いフラグも共通して付与されています。日本ではいずれも旧表示指定成分または化粧品成分基準収載。複数パラベン併用による相乗防腐効果は技術的に実績がありますが、感作リスクや環境ホルモン疑いを考慮すると、現行ではフェノキシエタノール主体の体系への移行が主流です。
ミネラルオイル(EWG:4、生分解性0.20)とジメチコン(EWG:3、生分解性0.20)がいずれも生分解性最低水準で並んでいます。どちらも毛髪表面に油膜・シリコーン膜を形成してツヤを出す役割ですが、環境への残留懸念が高い組み合わせです。ミネラルオイルのコメドジェニック度は2で、頭皮への付着が続く場合は毛穴詰まりのリスクも一定程度存在します。
医薬部外品承認成分であるイソステアロイル加水分解コラーゲンAMPDは、コラーゲン由来ペプチドにイソステアリン酸をアシル化した両親媒性成分。毛髪への吸着力が高く、保湿・コンディショニングを担います。BGとの組み合わせは本製品で確認されている相乗効果ペアであり、ペプチドの吸着効率を高める作用が期待されます。ただし配合順は11番目と後半寄りで、処方上の比重は限定的と見るのが妥当です。
EWG:4。小麦グルテン由来の植物性ペプチドで、髪のケラチンと類似したアミノ酸組成から毛髪補修・皮膜形成を担います。生分解性0.90と環境負荷は低めです。ただしJP規制:要アレルギー表示成分に指定されており、小麦アレルギーを持つ場合は注意が必要です。余談ですが、消費者庁の事例集によると加水分解コムギタンパクを含む頭髪製品で全身性アレルギー反応が報告されており、2011年以降は厳格な表示義務が課されています。
TEAは亜硝酸塩との共存でニトロソアミン生成リスクが指摘されています(旧指定成分)。本処方では香料や複数防腐剤との同居が確認でき、長期連用時の蓄積的リスクとして念頭に置く必要があります。BHTも鉄塩類・銅塩類との共存で酸化反応を促進する可能性があり、水道水中のミネラルとの関係で製品品質に影響することも報告されています。
「2011年の処方設計が、そのまま現在に存在している」という一言に尽きます。安全性スコア0点は、BHT・TEA・パラベン3種・旧指定成分複数という成分の組み合わせが積み重なった結果であり、現在の処方設計基準と大きなギャップが生じています。
使用シーン別推奨度:
口コミデータが蓄積されていない状態のため、使用感トレンドとの照合は現時点では行えませんが、使用感スコア1.2点という数値は処方設計上の質感の限界を示しており、口コミが積まれた際に検証が期待される点です。
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