カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収11件
メーカー
クリップジョイントブランド
エンシェールズカラーバター容量
200ml参考価格
1736円1ml単価
8.7円JAN
4562192751314ASIN
B00AUD7NWU発売日
2020年12月3日ID
11508シリーズ名
ANCELS COLOR BUTTER対象の髪タイプ
ダメージ毛・カラー毛向けpH値
弱酸性公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。今回はエンシェールズ カラーバター ココナッツブラウン(クリップジョイント)を徹底解析します。3,631件の口コミを誇るカラートリートメント市場の定番品ですが、成分表から見える「本当の実力と限界」を数値で整理しました。
「カラーバター」というカテゴリ特性を踏まえた評価が必要な製品です。総合点2.53はやや物足りない水準ですが、この製品の本質的な用途はヘアカラー補色・発色維持であり、「髪補修トリートメント」として評価するのは前提がずれます。その点を差し引くと、使用感3.5(平均比+0.5ポイント)は平均以上、保湿力3.3(平均比+0.3ポイント)は標準的な水準を確保しています。
一方でスカルプケア力1.3(平均比-1.7ポイント)は要注意。ヒマシ油(コメドジェニック度:3)やラノリン脂肪酸オクチルドデシル(EWG:4)が処方上位に含まれており、頭皮への塗布には向かない設計です。成分数はわずか12種とシンプルな処方を採用しており、「必要機能に絞り込んだ設計」と読み取れます。
余談ですが、国際化粧品原料協会(PCPC)によると、カラートリートメント製品の処方は染着性の維持と塗布均一性の両立が最優先とされており、過剰な界面活性剤の配合は色素の定着を阻害するため、シンプルな処方設計が業界標準です。12成分という構成はこの観点で理にかなっています。
全12成分のうち、処方の骨格を担う4つの成分を詳細に解説します。
推奨配合量:3〜10% / CIR:Safe as Used
50年以上の使用実績を持つ基幹保湿成分。三価アルコール構造が環境中の水分を引き寄せ(吸湿)、毛髪の角質層に保水する二段階の仕組みを持ちます。EWGスコア1(最安全域)、生分解性1.00(完全易分解)と安全性・環境性能ともに申し分なし。
注目すべきは処方内での相乗関係。本処方ではステアリルアルコール・グリコシルトレハロースとの組み合わせが確認されており、グリセリン単体の吸湿作用に「皮膜形成による蒸散防止」が加わる構造です。べたつきが懸念されがちですが、近年の技術進歩により少量配合でも持続性が向上しています。
推奨配合量:1〜5% / CIR:Safe as Used
小麦グルテンを低分子化した植物性ペプチド。髪の主成分であるケラチンと類似したアミノ酸組成を持つため、毛髪内部の空洞化した部分(ダメージ箇所)への選択的浸透が期待されます。カラーリング後に生じるシステイン結合の切断を補完する役割を担います。
小麦アレルギーを持つ方は配慮が必要な成分です(JP規制対象外ですが成分表示上の確認推奨)。カラートリートメントとして使用する場合、色素定着と補修効果を同時に得ようとする処方意図が読み取れます。生分解性0.90と環境負荷も低水準です。
推奨配合量:5〜30% / CIR:Safe as Used
トウゴマ種子由来で主成分はリシノール酸(約87%)。高粘度・高潤滑性が特徴で、カラーバターの均一塗布性と密着感を生み出す核心成分です。塗布時の「クリーミーなテクスチャ」への貢献度は高く、使用感3.5点を支える一因と見られます。
ただしEWGスコア4、コメドジェニック度3は見逃せない点。毛穴詰まりのリスクが中〜高程度の評価であり、頭皮への直接塗布は避けるべき成分です。また酸化されやすい脂肪酸構造を持つため、過酸化物や強還元剤との同時使用は化学的安定性を低下させる可能性があります。
推奨配合量:2〜10% / CIR:Safe as Used
羊毛由来ラノリン脂肪酸のエステル化合物。人の皮脂に近い組成を持ち、毛髪への密着性・柔軟化効果が高い油性エモリエント成分です。グリセリンと組み合わせることで「吸湿保水」と「皮膜エモリエント」の二層構造が生まれ、カラー後の手触り改善に機能します。
EWGスコア4、コメドジェニック度3と安全性評価は中程度。生分解性0.60は本処方中で相対的に低い数値であり、環境負荷の観点で若干の課題が残ります。また高濃度アルコールや強力な界面活性剤との配合は安定性に影響する可能性があります。
ヒマシ油の高潤滑性とセタノール・ステアリルアルコールの増粘設計が、塗布時のクリーミーな質感を生む。口コミ3,631件で高評価(4.38/5)との一致が顕著。
グリセリン・水の生分解性1.00を筆頭に、主要成分の生分解性が高水準。環境配慮の観点では同価格帯製品と比較して優位な設計。
毛髪・頭皮への成分移行が少ない処方設計。カラー成分を毛髪表面に留める目的とも整合する。
ヒマシ油・ラノリン脂肪酸オクチルドデシルともにコメドジェニック度3。頭皮への直接塗布は毛穴詰まりのリスクが高く、毛髪のみへの使用が合理的。
加水分解コムギは配合されているが、処方末尾に近い位置。ケラチンやシルク加水分解物との相乗成分が不在で、補修特化処方とは言えない。
全成分中最も生分解性が低いシリコーン成分。全体平均0.78に対して際立って低く、環境残留リスクが他成分と比較して高い点は客観的に記録しておく値打ちがあります。
カラートリートメント市場においてエンシェールズ カラーバターは「発色の再現性と塗布感の良さ」で長年支持されてきた製品です。成分解析の視点では使用感3.5点(平均比+0.5)と生分解性平均0.78(易分解)が主な強みとして数値に現れています。一方、スカルプケア力1.3点・髪補修力2.1点という数値は「この製品にその役割を求めるべきではない」という処方設計の意図と読み解けます。
ヒマシ油・ラノリン脂肪酸オクチルドデシルのコメドジェニック度:3は客観的なリスクデータとして認識しておく価値があります。頭皮に直接塗るスタイルよりも、毛先中心のカラーメンテナンス用途に限定することが処方設計と合致します。
口コミ4.38/5(3,631件)という高評価は主に「発色の良さ」「使いやすいテクスチャ」への言及が多く、使用感3.5点のスタッツデータと一致しています。一方、「補修効果への期待」を込めた口コミでは評価が分かれる傾向があり、髪補修力2.1点の数値と符合します。
使用シーン別推奨度: