カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
成分に高リスクが検出されました
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性11件・内分泌撹乱性3件・経皮吸収46件
メーカー
ブランド
エンシェールズカラーバター容量
200ml参考価格
2315円1ml単価
11.6円JAN
4562192751420ASIN
B01GCAKODO発売日
2009ID
11533シリーズ名
カラーバター公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。エンシェールズ カラーバター ダークシルバーを成分レベルで徹底解析しました。カラートリートメント市場の中で、この製品の立ち位置と"本当の実力"をデータでお伝えします。
まず数字を整理します。解析ドットコムの総合スコアは2.57点(平均3.0点を−0.43下回る)。なかでも突出して低いのが全体的な安全性0.1点・スカルプケア力0.2点という2項目で、平均を大きく下回る「要注意」水準です。一方で使用感3.7点だけが「平均以上」を確保しており、製品コンセプト(色を楽しむ、質感を得る)との一致が見られます。
コスパは1.6点と厳しい評価。200g・2,315円という価格設定は、同カテゴリ競合と比べて割高感があり、安全性・補修力スコアが低い点を踏まえるとコストパフォーマンスは「要注意」に留まります。
STATS OVERVIEW ─ 解析ドットコム評価(5点満点 / 平均=3.0)
※平均値3.0を基準とした相対評価
本製品の最大の特性は「着色特化型カラーバター」であること。成分表の下半分には染料が11種類以上ずらりと並び、ダークシルバーという色を作るために塩基性染料・HC染料・顔料を複数重ねた設計になっています。この構造を理解した上でスコアを読み解くことが重要です。
この製品の核心は11種類以上の染料を組み合わせた多層発色処方です。塩基性青99は分子量が大きく髪表面に付着して青みを与え(GHS感作性1B分類)、HC赤3はより小さな分子でコルテックスに浸透して赤みを付加、塩基性茶16がベースのブラウン調を整えます。塩基性青99とHC染料の組み合わせは、色持ち向上・ツヤ付与の面でも相乗効果が確認されています。ただし、塩基性青99・塩基性赤76(EWGスコア7)を含む複数の染料成分がGHS感作性1B物質に分類されており、染料アレルギーの素因がある方は注意が必要です。
カチオン界面活性剤を3種類重ねた処方設計には明確な意図があります。ベヘントリモニウムクロリド(C22)は長鎖アルキル基によりダメージ部位に選択的・持続的に吸着、ステアリルトリモニウムクロリド(C18、EWGスコア6、GHS感作性1B)が即効的な指通り改善を担い、ジココジモニウムクロリド(GHS感作性1B)が静電気抑制で補完します。三者の炭素鎖長の違いにより、短時間使用でも多層的なコーティング効果が実現できる処方設計の巧みさが使用感3.7点(平均+0.7)に直結していると分析できます。ただしいずれも頭皮への長時間接触は避けるべき成分です。
グリチルレチン酸ステアリルは甘草由来の油溶性抗炎症成分で、医薬部外品有効成分としても使用実績があります。EWGスコア3・経皮吸収リスク0.60と比較的浸透しやすい特性を持ちます。さらにレシチン(EWGスコア2、経皮吸収促進作用あり)が同処方に含まれており、レシチンが角質層の細胞間脂質と親和することで、グリチルレチン酸ステアリルの頭皮浸透を補助する可能性があります。ただしスカルプケア力スコアは0.2点と極めて低く、これらの抗炎症成分が処方設計の主軸でないことは明白です。
髪のケラチンと類似したアミノ酸組成を持つ加水分解コムギタンパクは、毛髪内部への浸透・補修・保湿を担う植物性ペプチドです(EWGスコア4)。生分解性0.90と環境負荷が低い点も特徴です。ただし日本の法規制で要アレルギー表示成分に指定されており、小麦アレルギーの素因がある方は成分表の確認が必要です。余談ですが、国際食物アレルギー学会(WAO)によると、加水分解コムギタンパクの分子量・加水分解度によって抗原性が大きく変動することが報告されており、製品間での一律評価には注意が必要とされています。
メチルパラベン(EWGスコア4、GHS感作性1B、EDC疑い)・プロピルパラベン(EWGスコア6、GHS感作性1B、EDC疑い)・ブチルパラベン(EWGスコア7、EU Annex III制限対象、GHS感作性1B、EDC疑い)の3種が同時配合されています。3種のパラベンには相乗的な防腐効果が確認されていますが、EDC(内分泌かく乱物質)疑い成分として国際的に注目されており、特にブチルパラベンはEUで配合制限が厳格化された成分です。これが安全性スコア0.1点という極端に低い評価の主要因の一つです。フェノキシエタノール(GHS感作性1B)も加わり、防腐剤関連のGHS感作性1B成分だけで4種に上ります。
「色を纏うことに特化した、安全性トレードオフ型カラーバター」
PRODUCT FINGERPRINT
3.7
使用感
▲平均比+0.7
11
GHS感作性1B
成分数
11+
配合染料種数
発色の多層設計
生分解性平均 0.64(中程度)
EDC疑い成分 3種(パラベン類)
成分設計を読み解くと、この製品の優先順位は明確です。「ダークシルバーという色を確実に付与し、使用中の質感を高める」── これ以外の機能は二次的に位置づけられています。11種類以上の染料は発色の精度と多層性のため、三重カチオン処方は使用感のため。その代償として安全性スコアは最低水準となっています。
カラートリートメントという製品カテゴリを理解した上で評価すると、「補修や頭皮ケアを目的とした製品ではなく、色を楽しむための製品」と割り切れる方には、使用感の高さは実感しやすいでしょう。一方で頭皮環境や成分安全性を重視する場合は、パラベン3種・GHS感作性成分の多さを踏まえて慎重な判断が必要です。
使用シーン別推奨度:
@cosmeスコアは5.1/7.0と市場評価は中程度。口コミでは発色や質感に関する肯定的な声が多いと推察され、これは使用感3.7点という数値データと一致しています。ただし成分の安全性への言及は限定的で、スコアが示す安全性0.1点という課題はユーザー評価に十分に織り込まれていない可能性があります。
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