カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
成分に高リスクが検出されました
CMR発がん性・IARC発がん性・EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性2件・経皮吸収16件
メーカー
日華化学株式会社ブランド
デミコスメティクス容量
180ml参考価格
1460円1ml単価
8.1円JAN
4526603027016ASIN
B0856SPHNZ発売日
2023年8月31日ID
11691製造国
日本シリーズ名
エレベート公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。デミコスメティクスのスーパーハードジェル「13F」を成分レベルで深掘りします。スタイリング剤でありながら、安全性評価に大きな課題を抱える処方構成が明らかになりました。カキタンニンという個性的な成分も内包しており、その意図と実態を丁寧に読み解きます。
総合点1.27点は業界平均(3.0点)を-1.73点下回り、全カテゴリが平均を大幅に割り込む水準です。なかでも「全体的な安全性」が0点、「スカルプケア力」が0.3点という数値は、成分データが示す深刻な懸念と連動しています。スタイリング剤として最低限の「髪補修力1.6点」「使用感1.3点」は辛うじて存在するものの、いずれも要注意水準(2.4点以下)に留まります。17成分というコンパクトな処方でありながら、安全性を押し下げるリスク成分の存在が全体評価を引き下げています。
EWGスコア8(5段階リスク評価で最高危険域)、かつGHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類される硫酸エステル系アニオン界面活性剤です。炭素数12という小さな分子量が皮膚への浸透性を高め、タンパク質を変性させる能力はSDS-PAGE(電気泳動実験の標準変性剤)と同等レベルとされています。コメドジェニック度は5(最大値)を記録。シャンプーでさえ敬遠され始めている成分が、毎日スタイリングのたびに頭皮に接触するという設計は、安全性スコア0点という結果と直結します。さらにCIR評価は「Safe with Qualifications(条件付き安全)」に留まり、無条件の安全宣言が出ていない点も見逃せません。
EWGスコア2、生分解性0.85という高い環境負荷の低さを誇る柿由来の植物性タンニンです。最大の特徴はノネナール(加齢臭の主要原因物質)の産生を抑制するデオドラント作用。スタイリング剤にこの成分を配合する処方は国内でも珍しく、整髪しながら頭皮の加齢臭ケアを行うという設計意図が読み取れます。抗酸化・収れん作用も併せ持ち、水溶性で安全性も比較的高い点は評価できます。ただし、同処方内の硫酸亜鉛(金属イオン含有成分)と拮抗関係にあることが成分データから判明しており、カキタンニンの抗酸化・収れん効果が一部相殺されている可能性が懸念されます。
EWGスコア3の水溶性合成ポリマーで、推奨配合量1〜10%の範囲でスタイリング製品の主役を担います。水に溶けやすく洗い落としやすい一方、吸湿性が高いため湿潤環境(梅雨・雨の日)でセットが崩れやすいという構造的な弱点を持ちます。原料モノマーのN-ビニル-2-ピロリドンはIARC(国際がん研究機関)グループ2B(発がん可能性あり)に分類されており、重合後の製品中での残存リスクは限定的とされていますが、留意すべきデータとして記録します。グリセリン・ヒアルロン酸Naとの相乗効果が確認されており、保湿成分との組み合わせでセット後の乾燥感を軽減する処方意図が見られます。
ヒアルロン酸NaはEWGスコア1、グリセリンもEWGスコア1と、ともに安全性最高水準の成分です。1gで約6Lの水分を保持するヒアルロン酸Naと、50年以上の使用実績を持つ保湿基剤グリセリンの組み合わせは、成分データ上で相乗効果が確認されており、スタイリング後の毛髪水分バランス維持を狙った処方と解釈できます。ただし保湿力スコアは0.5点(要注意水準)に留まっており、これらの配合量が推奨量(ヒアルロン酸Na:0.01〜2%、グリセリン:3〜10%)の下限付近にとどまっている可能性が示唆されます。
パラベン代替として広く普及している防腐剤ですが、GHS感作性1B(皮膚感作性物質)に分類されます。経皮吸収リスクは0.70と本処方内で最高水準であり、スタイリング剤として頭皮に残留することを踏まえると無視できない数値です。ラウリル硫酸NaがGHS感作性1Bであることと合わせると、本製品はGHS感作性1B成分を2種類同時に含む設計となっており、これが安全性スコア0点の主要因となっています。
余談ですが、Environmental Working Group(EWG)の成分データベースによると、ラウリル硫酸NaのEWGスコア8は「高懸念(High Concern)」カテゴリの上限近くに位置しており、スタイリング剤カテゴリで見ると特に異例の配合と言えます。シャンプー製品でも現在は低刺激代替成分に移行が進んでいる現状と対照的です。
「加齢臭対策の着眼点は面白いが、EWG8成分が全てを台無しにしている処方」
カキタンニンによる加齢臭ケアという設計思想は独自性があります。しかしその意図を、ラウリル硫酸Na(EWG8・GHS感作性1B)という安全性最大懸念域の成分が根本から覆している構図です。スタイリング剤として毎日頭皮に接触する製品に、現代の処方基準から見て最も避けるべきとされる成分が配合されている事実は、成分解析の観点から看過できません。
使用シーン別推奨度:
口コミデータが存在しないため使用感の実態検証はできないものの、使用感スコア1.3点・保湿力0.5点という数値からは、手触りや洗い流し後のコンディションに関して高い満足度が得られにくい処方であることが示唆されます。
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