カテゴリ:ボディソープ
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収9件
メーカー
クロバーコーポレーションブランド
クロバーコーポレーション容量
800ml参考価格
1650円1ml単価
2.1円JAN
4901498601136ASIN
B0GX9C9SS4発売日
2026年4月24日ID
11380商品説明
解析チームです。クロバーコーポレーションのナチュラルボディソープ無添加を、全9成分・スタッツデータをもとに徹底解析します。「無添加」「弱酸性」を謳う処方の実態を、成分レベルで読み解きます。
総合点3.06点は平均3.0点とほぼ同水準。しかしスタッツを項目別に見ると、安全性4.3点(優秀)と配合成分レベル1.6点(要注意)という真逆の数値が同居しており、一言では語れない処方設計が浮かび上がります。
保湿力2.7点・使用感2.1点・エイジングケア力2.3点はいずれも「やや物足りない」水準で、スキンケア機能への期待は控えめが現実的です。一方、800ml・1,650円・コスパ3.47点は「価格対容量」という観点では標準より若干良好。"毎日使いの洗浄料"として割り切るか否かが、選択の分岐点になります。
スタッツ評価レーダー(5点満点 / 平均3.0)
平均値(3.0点)を基準として表示。全524製品中192位。
余談ですが、EWGの成分データベースによると、スコア4以上の成分が3つ以上含まれる処方では「配合成分レベル」の評価が統計的に低下する傾向があります。この製品はカリ石ケン素地・コカミドDEA・ラウロイルメチルアラニンNaの3成分がEWG:4に該当しており、安全性の高さとは別の軸で評価が下がっている点は押さえておく必要があります。
成分表の2番目に位置し、最も高い配合量を持つ主洗浄剤です。植物・動物性油脂と水酸化カリウムの鹸化反応で生成されるアニオン界面活性剤で、推奨配合量は3〜15%。メーカーが「植物由来せっけん洗浄成分」と表現しているのはこの成分を指します。
問題は水溶液のpHが9〜11のアルカリ域に達する点です。アルカリ環境は肌の天然保湿因子(NMF)と皮脂膜を溶出させ、バリア機能を低下させるリスクがあります。また硬水環境では不溶性の金属石鹸(カルシウム・マグネシウム塩)を生成しやすく、地域の水質によって使用感が変わる可能性があります。ただしEWGスコア4は「懸念あり」レベルで、CIR(米国化粧品成分安全評価委員会)の評価は「Safe as Used」です。
柑橘類由来の天然有機酸で、EWGスコア1の最安全評価。この処方における役割は単なるpH調整にとどまらず、カリ石ケン素地のアルカリ性を中和して弱酸性寄りに引き下げるという核心的な機能を担っています。配合量は0.3〜1.5%の範囲とみられます。
ただし注意点があります。カリ石ケン素地(pH9〜11)をクエン酸で弱酸性(pH5〜6台)まで引き下げるには相当量のクエン酸が必要です。成分表での位置(後半に記載)を見ると配合量は少なめとみられ、最終的なpHが本当に「弱酸性」水準に到達しているかは製品の実測値が判断基準となります。この点は処方設計上の最大のチェックポイントです。
ラウリン酸とアミノ酸の一種N-メチル-β-アラニンから生成されるアミノ酸系アニオン界面活性剤。メーカーが「天然由来アミノ酸系洗浄成分」と訴求するのはこの成分を指します。推奨配合量8〜15%で、硬水中でも安定した洗浄力を維持できる点が特長です。
注目すべきはコカミドプロピルベタインとの組み合わせです。弱酸性下での両性界面活性剤との併用により増粘・起泡性が向上することが知られており、「豊かな泡立ち」の実現に寄与していると考えられます。ただし適正pHは4.5〜7.0で、前述のカリ石ケン素地(pH9〜11)とは本来の適正pH帯が大きく乖離している点が設計上の矛盾とも言えます。クエン酸による十分なpH調整がなければ、この成分の性能が最大限発揮されない可能性があります。
EWGスコア1、コメドジェニック度0、医薬部外品承認成分。50年以上の使用実績を持つ保湿の基幹成分です。三価アルコール構造による吸湿・保水機能で角層水分量を維持します。推奨配合量3〜10%の範囲での配合が想定されます。
この処方でのグリセリンは保湿成分が唯一です。ヒアルロン酸・セラミド・各種エキス類は一切配合されておらず、保湿力2.7点(やや物足りない)という評価はこのシンプルな保湿設計を正確に反映しています。なお塩化Na(増粘剤)との相乗効果で製品の安定性向上に貢献している点は評価できます。
ヤシ油由来の両性界面活性剤。EWGスコア3、CIR評価「Safe as Used」。陰イオン・陽イオン双方の特性を持ち、主洗浄剤の刺激性を和らげながら起泡性を補強します。ベビーシャンプーへの採用例もある穏やかな設計です。
ただし、この成分の真価は弱酸性〜中性域(pH4.5〜7.0)で最大化されます。カリ石ケン素地主体のアルカリ系処方内では、クエン酸によるpH調整が十分でなければパフォーマンスが制限される可能性があります。高濃度の陰イオン界面活性剤との相性に注意が必要な成分でもあります。
EU規制・JP規制の対象成分ゼロ。EWG:1の成分が水・グリセリン・塩化Na・クエン酸・ヒドロキシプロピルメチルセルロースと5成分に上る。
香料・着色料・防腐剤・鉱物油・アルコール不使用。成分9個という最小限の処方設計は「引き算の哲学」。
1mlあたり約2.1円。毎日使いの洗浄料として家族全員で使えるボリューム設計。
EWG:4の成分がカリ石ケン素地・コカミドDEA・ラウロイルメチルアラニンNaと3成分含まれる。平均(3.0)比-1.4点の大きな乖離。
セラミド・ヒアルロン酸など複合保湿成分は不配合。乾燥が気になる季節・肌状態では不足感が出やすい。
主洗浄剤カリ石ケン素地(pH9〜11)と「弱酸性」訴求の整合性はクエン酸配合量次第。使用感2.1点(やや物足りない)と連動する可能性がある。
成分間の注意点:ヒドロキシプロピルメチルセルロースは強アルカリ性成分との相性が悪い(増粘効果の低下リスク)とされています。配合量2番目のカリ石ケン素地がアルカリ性(pH9〜11)であることを踏まえると、クエン酸によるpH調整が増粘剤の機能安定にも直接影響します。
「安全性は高いが、スキンケア機能はミニマム。"洗うだけ"に徹した割り切り設計」
安全性4.3点は524製品の評価軸のなかでも上位水準に相当します。一方、配合成分レベル1.6点・使用感2.1点・エイジングケア力2.3点という複数指標の低さは「無添加=高機能」ではないことを数値で示しています。「余計なものを入れない」哲学は正しい選択肢ですが、同時に「必要なものも少ない」という現実と向き合う必要があります。
この製品の「強み/弱み」マトリクス
HIGH
安全性
4.3点
LOW
成分レベル
1.6点
コスパ
800ml / 1,650円
3.5点
保湿力
グリセリン単独
2.7点
使用シーン別推奨度:
口コミデータが収集されていない現時点では実使用感のトレンドは不明ですが、NETSEAでの卸取引実績(カネイシ株式会社のNETSEAアワード2025受賞)は流通上の一定の評価を示しており、業務・施設利用の観点からは認知されている製品と見受けられます。