解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
資生堂プロフェッショナルブランド名
資生堂容量
1000ml参考価格
5300円1mlあたり
5.3円JANコード
4909978935719ASIN
B0CCRLKY7K発売日
20230725KaisekiID
9959全成分
解析チームです。資生堂プロフェッショナルと言えば、美容師向けのプロダクトで国内外で高い評価を誇るブランド。その歴史は古く、日本発の化粧品企業として150年以上の実績を持ちます。今回は高価格帯のトリートメント「サブリミック エアリーフロー」を深掘り。グリオキシル酸配合によるストレート効果に注目が集まりますが、果たしてその真価は?
総合ランクは1320位/2588製品、総合点2.26/5点と業界平均を下回る結果となりました。使用感の評価(4.5/5点)は高く、業界上位10%の滑らかさを実現するも、配合成分の質(0.8/5点)やコスパ(2.07/5点)の低さが目立ちます。価格は5300円/1000mlと高額ながら、コストパフォーマンススコアは業界下位20%。特に素材のレベル(-1.4/5点)には深刻な問題があり、長期使用におけるリスクが懸念されます。
グリオキシル酸は還元剤不使用の一浴式ストレート技術として知られ、熱による脱水縮合で毛髪形状を補正します。研究では約30%の収れん抑制効果が報告されていますが、pH3以下の酸性領域で使用されるため、皮膚刺激性に注意が必要です。競合のシステイン系製品と比較して持続性は高いものの、カラー退色リスクが2倍以上となるデータもあります。
従来のステアリルトリモニウムクロリドと比べて分子量が小さく、浸透性が高い特徴があります。毛髪表面に均一な膜を形成し、摩擦係数を30%低下させる効果が確認されています。ただし、高濃度配合(全成分中5位)により、洗浄不足時の蓄積リスクが懸念されます。
通常の尿素と比べて刺激性が1/3以下に抑えられた誘導体。キューティクルの隙間を埋めるように吸着し、保湿効果を72時間維持するという臨床データが存在します。同系統成分のグリセリンとの併用で、水分保持能が相乗的に増強される仕組みです。
「サブリミック エアリーフロー」はサロン専売品ならではの即効性を備えながら、家庭用製品としては使い勝手の難しさが否めません。グリオキシル酸のストレート効果を最大限活かすには、アイロン温度を180℃以上維持する技術が必須。ただし、カラー毛への使用は退色リスクを伴うため、プロの指導下でのみ推奨します。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。