カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性5件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収30件
メーカー
MOUTONブランド
MOUTON容量
250ml参考価格
2980円1ml単価
11.9円JAN
4570044220703ASIN
B0C9Q99VP5発売日
2011年1月2日ID
11553製造国
日本シリーズ名
ネオカラーバター対象の髪タイプ
ブリーチケア・カラーケア向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。ネオカラーバター ピンク(MOUTON)は、ブリーチ後の色補正を目的としたカラートリートメントです。スタッツを見ると使用感が突出している一方、安全性・髪補修力には明確な課題があり、用途と期待値を整理してから手に取る必要がある製品です。
総合点2.59点(平均3.0)、総合ランク51位/108製品中と、全体的には平均以下の水準に留まります。ただし、スコアの分布には大きなばらつきがあり、項目ごとの評価がかなり異なります。
平均スコア3.0との比較(5点満点)
グラフは5点満点換算。平均スコア3.0 = 60%ライン。
最も目を引くのは使用感4.2点(平均比+40%)という数字です。テクスチャや指通りの良さは同カテゴリ内でも高水準と言えます。一方で全体的な安全性1.2点・髪補修力1.3点・スカルプケア力0.6点は、それぞれ平均を大きく下回る「要注意」レベル。これは後述する複数のGHS感作性1B成分と防腐剤構成が要因となっています。
本製品は2011年から続くカラートリートメントであり、「色補正・カラー維持」を主目的とした製品です。ブリーチ毛のピンク系トーンを維持するための染料(塩基性紫2・HC青2)を含む仕様であり、ヘアリペア製品としての評価指標をそのまま当てはめると過小評価になる可能性があります。用途を正しく理解した上でスコアを読む必要があります。
日本精化が開発した植物由来(ナタネ由来エルカ酸)の成分で、ドライヤーやアイロンの熱エネルギーをトリガーにケラチンのリシン残基と共有結合を形成し、ダメージホールを物理的に埋める持続型補修メカニズムを持ちます。シャンプー後も結合が維持される点が特徴です。推奨配合量は0.1〜2%で、本製品では後半配合のため高配合とは言えませんが、後述のシクロペンタシロキサンと同処方内に存在しており、効果発現パターンへの影響が期待されます。ただし、髪補修力のスコアが1.3点に留まっている点から、本成分単独では補修力の底上げに限界があると見るのが客観的です。
本製品の存在意義を規定する2成分です。塩基性紫2はEWGスコア5、EU化粧品規則Annex IV収載のカチオン性トリフェニルメタン系染料で、ヘア製品への使用に限定された規制管理下にあります。GHS感作性1B物質にも分類されており、皮膚感作リスクへの注意が必要です。HC青2は分子サイズが小さくキューティクル間隙から毛髪内部に浸透する半永久染料で、青〜紫系の色調付与と白髪・ブリーチ毛の黄ばみ抑制を担います。酸化染料と異なりダメージが少ない一方、アレルギー反応の報告事例も存在します。
C22鎖のベヘントリモニウムクロリドとC18鎖のステアリルトリモニウムクロリドを組み合わせたダブルカチオン処方が、使用感4.2点を支える主因と見られます。損傷毛髪の負電荷部位に選択的吸着し、疎水性保護膜と指通り改善効果を即効的に発揮します。ただしステアリルトリモニウムクロリドはEWGスコア6、GHS感作性1Bに分類されており、高濃度使用時の頭皮刺激リスクが報告されています。頭皮への直接塗布は避け、毛髪のみへの使用が前提の成分です。
成分データベース上でもグリセリン×BGの相乗効果が確認されており、本製品はこの組み合わせを実処方に採用しています。グリセリンはEWGスコア1・生分解性1.00の最安全クラスの保湿成分で、三価アルコール構造による高い吸湿性が保湿力3.3点(平均比+10%)を下支えしています。BGは溶剤・防腐補助も兼ねる多機能成分であり、双方の役割分担が処方設計の効率化に寄与していると読み取れます。
主に羊毛由来のケラチンを低分子化したペプチド群で、EWGスコア3。毛髪の主成分と類似のアミノ酸組成(シスチン・ロイシン・グルタミン酸等)を持ち、損傷部位への吸着・補填により毛髪強度としなやかさの回復が期待できます。加水分解コラーゲンとの同時配合による相互補完効果も見込まれますが、過剰蓄積によるゴワつきや、羊毛アレルギーを持つ方への注意が必要です。
イソプロパノール(EWGスコア6)はタンパク質系成分との拮抗が報告されており、同処方内の加水分解ケラチン・コラーゲンへの影響が潜在的に懸念されます。またEDTA-2Naは生分解性0.40と低く環境残留性が高い点も、環境負荷の観点から記録しておく必要があります。生分解性の平均は0.63(中程度)で、マイクロプラスチックの該当成分はなし。
カラーメンテ特化型
トリートメントではなく
「色のり維持ツール」
「使う快感はある。でも目的は選ぶ」――これが本製品の核心です。使用感4.2点という数字が示すように、手に取ったときのテクスチャやなめらかな指通りはたしかに体感できる強みです。しかし、安全性1.2点・スカルプケア0.6点という数値は、この製品を「頭皮ケア」や「根本的なヘアリペア」に使おうとするユーザーには正直に伝えるべき実態です。
余談ですが、日本精化の研究によるとγ-ドコサラクトンは熱処理との組み合わせで毛髪引張強度を最大で約30%改善するデータが報告されています(日本化粧品技術者会誌掲載資料より)。本製品にも配合されていますが、配合位置の後半さを踏まえると、あくまで補助的な役割と見るのが現実的です。
使用シーン別推奨度:
口コミデータが現時点では蓄積されていないため、実際のユーザー評価との照合には今後の推移を待つ必要がありますが、使用感の高さについては成分データと同方向の評価が集まりやすいと推測されます。一方、安全性や長期使用への懸念が口コミで浮上するかどうかは注目ポイントです。
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