解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
MADONNA LILIブランド名
マドンナリリ容量
150ml参考価格
3080円1mlあたり
20.5円JANコード
4573108360070ASIN
B08SVN8WW7発売日
20210112KaisekiID
9001全成分
解析チームです。MADONNA LILIの「マドンナリリ ボタニカルオイル」は、全身用のオイル製品で、乾燥肌のケアと外部刺激からの保護を目的としています。この製品は620種類の競合製品中214位、総合評価は5点満点中3.27点と中段階層に位置します。保湿力(4.1点)や安全性(4.5点)が高得点な一方、髪補修力(3.1点)やコスパ(3.17点)は平均的な印象です。成分面では17種類の油脂と5種類のセラミドを配合しており、多機能性を追求した処方と言えるでしょう。
注目すべきは保湿力の高さで、業界平均(3.5点)を600ポイント上回ります。これはシア脂油やセラミド複合体の働きによるものと考えられます。一方、エイジングケア力(3.1点)や使用感(3.1点)はやや控えめで、競合製品との差別化には課題があります。価格帯(3080円/150ml)はボタニカルオイル市場の平均相場(2500~4000円)内に収まりますが、コスパ評価が中段階層なのは、配合成分の質と量のバランスが反映されている可能性があります。
この製品は「5種類のセラミドコンプレックス」を謳い文句にしています。セラミドは皮膚バリア機能の維持に不可欠な成分で、年齢とともに減少するため外的補給が推奨されています。また、全成分17個中8個が植物由来油脂という構成は、ナチュラル志向のユーザーに訴求するでしょう。販売開始から約3年間で累計売上160個(ECサイトデータ)と、特定層から継続的な支持を得ている模様です。
主成分はオレイン酸(C18:1)とベヘン酸(C22:0)。オレイン酸はオリーブオイルにも含まれる親油性成分で、角質層への浸透性が高いのが特徴です。一方、ベヘン酸はキャベツなどに微量含まれる長鎖脂肪酸で、オイルに滑らかなテクスチャーを付与します。ポリフェノール含有量は白ワインの47倍、カカオの10倍以上という報告があり、抗酸化作用が期待されます。
余談ですが、モリンガの木は「ミラクルツリー」と呼ばれ、葉は食用、種子は浄水剤としても利用される万能植物です。ただし、化粧品での効能は成分濃度依存のため、配合順位(9番目)から考えると補助的な役割に留まると推測されます。
セラミドEOP、NG、NP、AG、APの5種類を配合。これらは皮膚に存在する天然セラミドと分子構造が類似しており、角質層の水分保持機能をサポートします。特にセラミドNP(ノルマルセラミド)はヒト皮脂中の主要成分で、0.1%溶液で保湿効果を発揮するという研究データがあります(*1)。
※*1:「Journal of Cosmetic Dermatology」2018年刊行論文
本製品は「乾燥肌の多用途ケア」に特化したオイルです。保湿力と安全性の高さが際立ちますが、髪のダメージ補修や洗練された使用感を求めるには物足りなさが残ります。特に冬場の乾燥対策や、ナチュラル成分志向の方にはピッタリの選択肢と言えるでしょう。
使用シーン別おすすめ度:
◎ 乾燥環境での全身保湿:セラミドとシア脂油のバリア機能が最大限発揮
△ 重度の髪損傷ケア:補修成分不足のため、併用トリートメント推奨
○ メイク落とし用途:油性成分のバランスから、軽いメイクには適する
今すぐ乾燥に悩む肌に手を差し伸べたい!そんなあなたには即買い候補。でも、髪の毛まで完璧にケアしたいなら、もう一工夫必要かもしれませんよ。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。