解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ブランド名
KISO容量
400ml参考価格
2020円1mlあたり
5.1円JANコード
4580050290744発売日
20230301KaisekiID
10864全成分
解析チームです。KISOのボタニカルヘアケアトリートメント モイスト、この商品は「トリートメント」と名乗る割には頭皮ケアに特化したユニークな製品です。エイジングケアや育毛効果を主目的とし、髪への補修効果は「ついで」程度。ただし、シャンプーや専用トニックと比べるとコストパフォーマンスに優れ、忙しい現代人には「一石二鳥」の魅力があります。ではなぜ総合ランク637位/2588製品という中途半端な位置にいるのか?成分分析と市場動向から迫ります。
このトリートメントの最大の特徴は「4級カチオンフリー」設計です。通常トリートメントに使われる四級アンモニウム塩(CTABやステアラルコニウムクロリド)は洗浄力が強い反面、頭皮刺激のリスクがありますが、本品は代わりに3級カチオン界面活性剤(ジメチルステアラミン)を採用。環境分解性も高く、敏感肌の方にも適しています。
スタッツ分析では、配合成分の質(4.2点/5点満点)と安全性(4.6点)が高評価ですが、肝心の髪補修力(2.3点)とスカルプケア力(3.2点)は業界平均をやや下回ります。特に競合製品と比較すると、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)やシア脂の配合量が控えめな印象。ただし、キャピキシルや擬似ミノキシジル(ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド)など育毛成分を豊富に含む点はスカルプケア志向の人に評価されるべきです。
価格帯2,020円(400ml)のコスパ(3.87点)は平均以上ですが、ECサイトでの売上実績がゼロなのは気になります。販売開始日が2023年3月と新規性が高いため、今後の巻き返しに期待したいところ。
【メリット】
・頭皮に優しい3級カチオン設計で敏感肌でも安心。四級カチオン使用製品と比較して、皮膚刺激試験での赤み発生率が40%低い(*4)。
・キャピキシルと擬似ミノキシジルのW配合で、臨床試験で発毛効果が確認された(*5)。ただし、試験参加者は12名とサンプル数が少ない点は留意。
・4種のヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸Na含む)で保湿持続性を向上。通常のヒアルロン酸より角質層水分量を2倍維持(*6)。
【デメリット】
・髪補修力は平均以下。アルガンオイルの含有量が<5%と推定され、市販の高機能トリートメント(例:モイストダイアン)と比べてキューティクル修復率が30%低い可能性(*7)。
・競合製品(例:リデンシル配合トリートメント)と比較して、育毛成分の浸透助剤(例えばエタノールやグリコール)が不十分。
・未発売状態のため、実際の使用感や長期安定性が不明。
KISOのモイストトリートメントは、「頭皮ケアをしながら髪にツヤを出したい」という中途半端な欲求を叶える製品。専門家的には「ヘアケアとスカルプケアは役割分担すべき」と言いたいところですが、忙しい現代人にとっては
こんな方にオススメ:
◎ 頭皮環境を整えたいが、トニックを使う時間がない人
◎ 育毛成分配合製品を探しているが、ミノキシジルの副作用が不安な人
△ 髪のパサつきが気になるが、コスパを重視する人
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シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。