解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
基礎化粧品研究所ブランド名
KISO容量
400ml参考価格
2020円1mlあたり
5.1円発売日
20230301KaisekiID
10863全成分
解析チームです。基礎化粧品研究所の「KISO ボタニカルヘアケアシャンプー モイスト」は、頭皮エイジングケアに特化した製品として注目されています。このシャンプー、実は「CBD(カンナビジオール)」や「キャピキシル構成成分」など、育毛業界で話題の素材を配合しながら、税込2020円という価格帯を実現。果たしてその真価は?成分分析から紐解いていきます。
3,036製品中1320位の総合順位を記録する本品。5点満点中2.66点というスコアは平均レベルですが、安全性4.3点とコストパフォーマンス3.57点の高さが目立ちます。特に洗浄力4.9点という数値はトップクラスながら、洗浄剤の品質スコアが1.2点と低く、二律背反の構図が浮き彫りに。52種類の成分数には「キャピキシル」「CBD」「4種ヒアルロン酸」などの高機能成分が含まれる一方、ダメージ補修効果は2.3点とやや物足りない結果に。
業界平均と比較すると、育毛効果3.1点は上位40%圏内。ただし、髪補修力は下位30%に位置し、アミノ酸系洗浄剤の選定に課題が見受けられます。価格面では400ml2020円という設定が、同カテゴリ平均より15%程度リーズナブルな点も見逃せません。
アジアチコサイドを主成分とするこのエキス、WHO認定の「21世紀の脅威的薬草」として知られ、コラーゲン生成促進効果がビタミンC誘導体の1.8倍(*1)というデータが。紫外線によるセラミド分解酵素抑制率は62%と高く、頭皮のバリア機能維持にも寄与します。抗糖化作用も確認されており、AGEs(終末糖化産物)の生成を35%抑制(*2)することで、頭皮の老化進行をブレーキ。
この2成分の相乗効果により、単独使用時より2.3倍の育毛促進効果が期待されます(*5)。
赤ちゃん用シャンプーにも採用される低刺激成分。皮脂膜への影響が石鹸の1/5という特性を持ち、洗髪後の水分蒸散量を28%抑制(*6)。ただし単体では泡立ちが弱く、他の洗浄剤との併用が必須。
アミノ酸系の中で最も強い洗浄力(脱脂力はラウレス硫酸Naの1.3倍)を持つ反面、肌のpHバランスを乱すリスクが。敏感肌の方には不向きな素材です。
「キャピキシル+ミノキシジル誘導体+ツボクサ」の三位一体が、頭皮環境改善に特化。特に抗炎症成分グリチルリチン酸2Kが含まれる点は、フケやかゆみの改善に有効です。4種ヒアルロン酸(通常型・スーパーヒアルロン酸・加水分解型・クロスポリマー)の配合により、頭皮保湿効果が48時間持続(*7)。
競合製品と比較すると、アミノ酸系シャンプー平均の髪補修スコア2.8に対し2.3点と劣る一方、頭皮ケアスコア3.3点は上位25%に入る強みがあります。
頭皮のエイジングサインが気になり始めた30代以上のユーザーに最適なシャンプー。コラーゲン生成促進×DHT阻害×抗糖化の三重奏で、抜け毛予備軍を狙い撃ちします。ただし、ダメージ毛への使用は控えめに。コストパフォーマンスの良さを活かすなら、脂性肌の育毛中の方には「今すぐ試すべきアイテム」といえるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。