いち髪の美容液ヘアオイル。つまり、アウトバストリートメントと言い換えても良いでしょう。

このオイルの特徴は、振って使うということ。

なぜ振って使うかというと、強い乳化剤が入ってないということの表れであるといえます。

安全性が高い

強い乳化剤がないと、肌への負担がそれだけ減るということに繋がります。油と水を混ぜあわせるのが乳化。なので、肌バリアも浮かせて取ってしまう、これがクレンジングの原理でもあるのですが、強い乳化剤があると脱脂されるデメリットがある、ということですね。

その点、いち髪プレミアムオイルにはこの部分の心配は少ないわけです。一振りする手間と引き換えに。

ヘアケア能力はどの程度？

さて、ひと手間かけるだけの価値がこのヘアオイルにはあるでしょうか。

ありそうですね。

なんと、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールがメインとなって有効成分の浸透と補修効果を髪に与える、というスグレモノ。単に髪の表面にオイルが乗る、というものとはワケが違います。

そして、シリコン、α－オレフィンオリゴマー（水添ポリ(C6-12オレフィン)）、コメヌカ油、スクワラン、コメ胚芽油、チャ種子油などの油分補給成分がズラリ並びます。

油分補給という面でも抜かりがないですね。そして、髪へのなじみがよく、ベタつきが少ないのが特徴です。

さらに、コハク酸ビスエトキシジグリコールという成分が髪の強度をアップさせるのに役立ちます。浸透性を高める効果も。

総評

市販のヘアオイルとしては、十分に機能的で、単に油分を補給するだけでなくしっかりと髪の強度をアップさせることや、有効成分を浸透させる能力が高いことが注目に値する点です。

中でも、しっかりと髪の内部から強度を高められる、という部分が素晴らしく、アウトバストリートメントとしてはとても役に立つ部類の商品と言って差し支えないでしょう。

また、このような機能性を持ちながら、安全性にも配慮がされていて素晴らしいと思います。使う前にひとふりするという一見すると手間に思える作業が、この安全性をもたらしているというのは面白いですよね。

よく化粧水などでもシェイクして使うタイプをたまに見かけますが、同じような理屈です。

いち髪プレミアムシリーズはシャンプーもトリートメントも素晴らしいものを提供していましたが、このヘアオイルに関しても明らかに一線を越えたな、という出来栄えです。

これなら、あえて使う価値があると断言できますね。

髪を保護し、かつ強度を高めてダメージの進行を止めたい方にもオススメです。