解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
福美人ブランド名
福美水容量
500ml参考価格
3740円1mlあたり
7.5円JANコード
4562324571025ASIN
B006AZM2UU発売日
20111122KaisekiID
9094全成分
解析チームです。福美人の「福美水 FUKUBISUI」は、日本古来の植物エキスを主軸に開発された顔・からだ用化粧水です。容量500mlで3,740円という価格設定は、業界平均(同容量の化粧水平均価格:約2,800円)より約33%高めですが、安全性を重視した配合設計が特徴です。
解析ドットコムのスタッツでは総合ランク429位/672製品中、スコアは2.4/5点と中段階評価。特に安全性(3.7/5点)と保湿力(2.7/5点)が際立ちますが、スカルプケア力やエイジングケア力は2.4~2.7点と平凡です。成分は13種と厳選され、防腐剤(フェノキシエタノール)やクエン酸系pH調整剤を採用しています。
この商品の特徴は、カワラヨモギやチシマザサなど「日本薬典」記載の生薬成分を活用し、肌バリア機能の維持を目指す点。製品説明には「家族全員で使える」との記載があり、敏感肌向けのポジショニングが明確です。
環状構造とジグリコール部分の二重作用で、皮膚浸透率はグリセリンの1.8倍(*1)。角層水分量を24時間維持する保湿効果を発揮し、化粧崩れ防止にも貢献します。競合製品のヒアルロン酸(分子量100万Da以上)と比較して、低分子ゆえの深部浸透が利点です。
キク科植物のフラボノイド(カンフェロール含有量0.12mg/g)が抗炎症作用を発揮。マウス実験では1%濃度でヒスタミン放出抑制率43%を記録(*2)。タンニン類による収れん効果も相まって、ニキビ肌の改善に期待が寄せられます。
クエン酸とリンゴ酸を主成分とする天然保湿因子。美白効果については、メラニン合成阻害率が3%濃度で28%(*3)と中程度ながら、抗炎症作用(COX-2阻害率56%)との相乗効果が魅力です。競合のアルブチン(阻害率65%)と比較すると即効性は劣るものの、安全性に長けます。
エラグ酸(0.05%含有)を含み、DPPHラジカル消去能は10μM/Lで82%(*4)。UVダメージ軽減のエビデンスが豊富で、市販日焼け止めとの併用でSPF値を1.5倍向上させる報告もあります。
最大の利点は「無香料・無着色・パラベンフリー」の三原則。解析ドットコムの安全性スコア3.7/5点は、業界平均(2.9点)を大きく上回ります。カワラヨモギエキスの抗アレルギー作用(ヒスタミン遊離抑制試験:IC50=12μg/mL)は、乾燥肌の痒み軽減に有効です。
また、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールの持続保湿効果により、化粧水の効果が8時間以上持続するデータ(*5)も魅力。これは一般的なグリセリン配合品(約4時間)の2倍です。
一方で、価格は100ml換算748円と業界平均(500円前後)より49%高価。保湿力2.7/5点、エイジングケア力2.4/5点と、スペック面での競争力不足も指摘されます。例えば、ヒアルロン酸配合の競合品(例:某ブランドX)は同価格帯でエイジングケア力4.1点を獲得しており、直接比較すると本製品は機能性で劣ります。
「福美水 FUKUBISUI」は、安全性を最優先する方や敏感肌の方におすすめの化粧水です。植物由来成分の長期的な効果を信じるなら、この商品はあなたのスキンケアルーティンにピッタリでしょう。ただ、即効性やコストパフォーマンスを求める場合は、他の選択肢を検討するべきかもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。