解析結果
総合点
2.88総合ランク
2552個中 226位成分数
45植物エキスの数
8コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
2注意が必要な素材
0メーカー
EWI Labブランド名
DR ZERO(ドクターゼロ)容量
430ml参考価格
1205円1mlあたり
2.8円JANコード
4582526991179ASIN
B0DBJ5CPNS発売日
20240729KaisekiID
10077全成分
解析チームです。今回は、EWI LabのDR ZERO CICA&GABA美容液トリートメント WOMENを徹底解析しました。2542本中232位という健闘ぶり。5点満点中2.88点の総合評価ですが、その中身は意外と面白いんです。
まず目を引くのが、使用感の満点評価。5点満点中5点という驚異的な数字です。さらに、安全性も4.6点と高評価。これだけでも十分魅力的ですが、ちょっと待って!このトリートメント、実は頭皮ケアには向いていないんです。なぜって?それは後で詳しく説明しますよ。
さて、DR ZEROの特徴といえば、なんといってもその成分選びです。WHO(世界保健機構)がお墨付きを与えた「21世紀の脅威的薬草」ツボクサエキスをはじめ、カシミヤヤギのケラチン、シロキクラゲ多糖体など、なかなか聞きなれない成分がズラリ。これらが髪にどう作用するのか、ちょっとワクワクしませんか?
まずはメリットから。このトリートメントの最大の強みは、使用感と安全性の高さです。使用感満点というのは、ベタつきを抑えつつ、すんなり髪が整うという特徴からきているんでしょうね。安全性の高さも、敏感肌の方には嬉しいポイントです。
さらに、保湿力が5点満点中6.1点という、scale outしそうな高評価。これは、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムという成分が関係しています。なんと、通常のヒアルロン酸の280倍の吸着力を持つんです。髪の毛がスポンジになったみたいですね。
一方で、デメリットもあります。スカルプケア力は1.2点と低評価。これは、4級カチオン界面活性剤(4カチ)が含まれているためです。4カチは髪には良いのですが、頭皮には刺激が強いんです。つまり、このトリートメントは髪だけに使うべきというわけ。頭皮につけたくなる誘惑と戦わなければいけません。ちょっとした修行ですね。
話は逸れますが、4級カチオン界面活性剤って、実は静電気を防ぐ効果があるんです。冬場の静電気対策にもなるわけですね。ただし、繰り返しますが頭皮にはNG!髪だけにしてくださいね。
DR ZEROの成分リストを見ると、まるで植物園に迷い込んだような気分になります。その中でも特に注目したいのが、ツボクサエキスです。
ツボクサは、WHOが「21世紀の脅威的薬草」と呼ぶほどの優れもの。含まれるアジアチコサイドには、コラーゲン生成促進、肌のターンオーバー促進、紫外線によるセラミド分解酵素生成抑制など、様々な効果があります。まさに、髪のアンチエイジング特効薬といったところでしょうか。
また、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールという、舌を噛みそうな名前の成分も興味深いです。この成分、環状構造のおかげで皮膚への浸透性が高く、さらにジグリコール部分で保湿効果も発揮します。つまり、髪の奥深くまでしっかり潤いを届けてくれるんです。
ここで豆知識。シクロヘキサン構造は、ベンゼン環の水素化物なんです。つまり、ベンゼン環の特徴である安定性を持ちつつ、水素が付いているので水との相性も良いんです。だから、髪の内部まで浸透しやすいわけですね。
DR ZERO CICA&GABA美容液トリートメント WOMENは、まさに「玉石混交」。使用感と安全性では頭一つ抜けた存在ですが、頭皮ケアには不向きという、ちょっと変わったトリートメントです。
髪だけをケアしたい方、特にダメージヘアで敏感肌の方にはピッタリかもしれません。ただし、頭皮ケアも同時に行いたい方には、別のスカルプケア製品と併用することをおすすめします。
結局のところ、このトリートメントは「分かってる人には分かる」製品なんです。髪と頭皮のケアを別々に考えられる方なら、その真価を発揮してくれるでしょう。
さあ、あなたはDR ZEROの魅力を理解できましたか?髪だけのケアに特化した、この少し変わったトリートメントを試してみる価値は十分にありそうです。ただし、使用の際は頭皮を避けて、髪にだけ使うことを忘れずに!
重要ポイント:
余談ですが、このトリートメントに含まれるシロキクラゲ多糖体、実は食用キクラゲの仲間なんです。シロキクラゲは美容効果が高いことで知られていますが、同時に食用としても珍重されています。中国では「銀耳」と呼ばれ、美容と健康のために食べられてきました。つまり、このトリートメントを使うと、髪の毛が高級中華料理を食べているような気分になれるかもしれません。ただし、食べちゃダメですよ!
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。