カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性2件・アレルゲン1件・経皮吸収23件
メーカー
b-ex(ビーエックス)ブランド
Deep Layer(ディープレイヤー)容量
40ml参考価格
491円1ml単価
12.3円JAN
4961503535627ASIN
B08BNMKWSW発売日
2023年3月23日ID
11468製造国
日本シリーズ名
ディープレイヤー対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。美容室専売品として展開されるb-exの「ディープレイヤー H 40g」を、成分データと評価スタッツの両面から徹底解析します。総合スコア2.96点という"平均ライン上"の数字の裏に、使用感の高さと安全性の低さという対照的な顔が見えてきました。
全23成分・総合2.96点は業界平均(3.0点)とほぼ同水準。ただし内訳を見ると「使用感3.7点(平均比+0.7点)」が全体を底上げしており、スカルプケア力0.6点(平均比−2.4点)・安全性2.0点(平均比−1.0点)・髪補修力2.4点(平均比−0.6点)という3項目が顕著に平均を下回ります。
「手触りの良さ」という即時体験は高水準である一方、継続的な毛髪内部補修や頭皮への安全性という面では同価格帯の競合に一歩及ばない処方設計です。40g/489円という小容量高単価の設定もコスパ2.27点という低評価に直結しており、「お試し価格で使用感を体験したい層」向けの位置付けが現実的です。
毛髪内部でキューティクルを接着する「細胞間脂質(CMC)」に構造的に類似した成分です。植物ステロール(フィトステロール)骨格を持つセラミド類似エステルで、損傷した毛髪のCMC欠損部位に入り込み、脂質層を補完する機能が期待されます。アミノ酸(ラウロイルグルタミン酸)由来のマイルドな乳化特性も持つため、刺激を抑えながらコンディショニング効果を発揮できる点が特徴です。生分解性0.70と環境負荷も比較的低い評価になっています。本処方においてはアラニン・ヒアルロン酸Naとの組み合わせでアミノ酸補修と保湿の相乗効果が設計上意図されています。
日本精化の独自成分「Neosolue-Aqulio」として知られる成分です。水にも油にも溶けるという特異な両親媒性を持ち、水溶性成分(ヒアルロン酸など)を毛髪内部へ効率的に届ける浸透助剤として機能します。環状(シクロヘキサン)構造が毛髪のタンパク質層への浸透性を高め、配合されているヒアルロン酸クロスポリマーNaやアラニンの効果を底上げする処方上の工夫が見られます。経皮吸収リスク0.50は「有効成分を届ける力」の裏返しとも解釈できます。ただし高分子乳化剤・シリコーン樹脂との組み合わせには不安定化リスクがある点は処方上の注意点です。
通常のヒアルロン酸Naをビニルスルホンで架橋(クロスリンク)した高分子体です。通常品より分子量が大幅に増大しており、毛髪・皮膚表面に「水分をため込むゲル膜」を形成する点が最大の特徴です。本製品には通常のヒアルロン酸Na(EWG:1、医薬部外品承認成分)も同時配合されており、「即時保湿(ヒアルロン酸Na)×持続保湿(クロスポリマー)」という二段構えの設計が確認できます。グリセリンとの相乗効果が知られていますが、本処方にグリセリン単独は配合されておらず、DPGがその代替として機能する形です。
2本の長鎖アルキル基(C12〜C18)を持つ第四級アンモニウム塩系カチオン剤です。ダメージで負電荷を帯びた毛髪表面に静電気的に吸着し、コーティング膜を形成。滑らかな使用感と静電気防止効果をもたらします。EWGスコアは5と本処方内で上位の懸念値を示し、高濃度ではタンパク変性リスクも報告されています。頭皮への直接塗布を避けるべき成分として位置付けられており、これが安全性スコア2.0点の低さに影響していると判断できます。アニオン界面活性剤との配合禁忌にも注意が必要です。
防腐剤・溶剤として配合される芳香族アルコールです。EWGスコア4に加え、GHS感作性分類1B(皮膚感作性物質)かつアレルゲン性ありの成分として環境・安全性指標データに登録されています。低濃度(推奨配合量0.5〜2%)では安全性が認められる一方、経皮吸収リスク0.70は本処方23成分中で最高水準です。空気中での酸化による安息香酸への変質リスクも知られており、敏感肌・アレルギー体質の方は成分表の確認を推奨する要素です。フェノキシエタノール(同じくGHS感作性1B)との二重防腐剤構成が安全性スコアの低下に直結しています。
注意点:ベンジルアルコール(GHS感作性1B・アレルゲン登録)とフェノキシエタノール(GHS感作性1B)の2成分が感作性物質に分類されています。敏感肌・アレルギー体質の方は成分表の事前確認を検討してください。また、ジアルキルジモニウムクロリドとベヘントリモニウムクロリドはいずれも頭皮接触回避が推奨される成分です。
「使用感だけが光る、安全性に課題を抱えたサロン仕様の小容量品」
使用感3.7点という数字は正直に評価できる強みです。カチオン剤+シリコーン+浸透助剤の組み合わせによる即時の滑らかさは体感しやすく、@cosme5.5/7.0・LIPS4.3という外部評価とも整合します。一方で、安全性2.0点・スカルプケア0.6点・髪補修力2.4点という低スコア帯の項目は数値として無視できず、「サロン専売」のブランド価値に処方実力が追いついていない印象が残ります。
余談ですが、Journal of Cosmetic Dermatology(2021年)によると、カチオン界面活性剤とシリコーンの組み合わせは毛髪表面への即時コーティング効果に優れる一方、繰り返し使用による蓄積が後続シャンプーでの洗浄効率を低下させる可能性が指摘されています。本製品でもアモジメチコン+ジメチコン+カチオン剤の複合配合はこの点を念頭に置く価値があります。
口コミでは「使用後の手触りの変化」を高く評価する声が多く、使用感3.7点という解析スコアと方向性は一致。ただし「繰り返し使うと重くなる」という指摘も散見され、シリコーン蓄積の懸念と符合する点が興味深いトレンドです。
---