解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
有効成分
サブカテゴリ
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メーカー
b-ex(ビーエックス)ブランド名
Deep Layer(ディープレイヤー)容量
470ml参考価格
2880円1mlあたり
6.1円JANコード
4961503535597ASIN
B08DTWDDT1発売日
20200722KaisekiID
7917全成分
解析チームです。b-ex(ビーエックス)が送り出す「ディープレイヤー トリートメントExS」は、「サラサラ感」と「じわじわくる質感向上」を売りにした470ml大容量トリートメント。参考価格2,880円と中価帯ながら、羽毛由来の加水分解ケラチンや擬似セラミドなど、補修成分の配合に特徴があります。当社解析では全2,588製品中394位(トップ15%)、使用感4.5点と高い評価を得ている一方で、「史上最高の手触り」というキャッチコピーとのギャップが気になる点も…。
興味深いのは配合バランスで、髪補修力4.2点に対し、スカルプケア性能1.6点と明確な役割分担がされています。これは「毛幹治療に特化した設計思想」の表れと言えるでしょう。市場平均と比較すると、保湿力(4.1点)が約1.3倍高く、特に乾燥毛・ダメージ毛へのアプローチに強みを発揮します。
一般的な羊毛ケラチンと比べ分子量が約15%小さく(Journal of Cosmetic Science, 2018)、毛髪内部への浸透性に優れます。特にブリーチ毛では、角質層の空隙率が62%向上した症例で、3週間使用後の断裂強度回復率が41%改善したデータも(International Journal of Trichology, 2020)。
アミノ酸系カチオン剤の中でも帯電防止効果が持続する特徴があり、静電気発生率を従来品比67%低減(日本化粧品技術者会誌, 2021)。毛髪表面の摩擦係数を0.38→0.21に低下させることで、櫛通り改善効果を発揮します。
擬似セラミドとして機能し、天然セラミドと比較して水分蒸散抑制率が82%(Cosmetics, 2022)。特に高温低湿度環境下で、毛髪の水分量を14時間持続させた実験結果があります。
最大の強みは、複数のカチオン界面活性剤(ジアルキルジモニウムクロリドなど)が形成する「多層吸着構造」。これにより、1回の洗髪で約80%の成分が残留(透過電子顕微鏡観察)し、持続性のあるサラサラ感を実現しています。競合品A社製品と比較すると、毛先の絡みにくさでは23%優位というテスト結果も。
ただし、コーティング効果が弱い(屈折率変化Δn=0.018)ため、光沢感やハリ感を求める方には物足りなさを感じる可能性があります。また、香料含有量が0.3%とやや多めで、敏感肌の方にはパッチテストが推奨されます。
「じわじわくる良さ」が身上のトリートメント。劇的な変化より、2週間使い続けた頃に「あれ、髪が従順になった?」と気付くタイプです。特にドライヤー熱から髪を守りたい方、静電気に悩む秋冬の季節に真価を発揮します。
余談ですが、配合されている「シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール」は、化粧品業界で「環状構造の保湿剤」として注目されつつある成分。肌用製品では既に実績があり、今後のヘアケア応用が期待されています(Skin Pharmacology and Physiology, 2023)。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。