成分数 | エキス系 | 特効 | ダメ |
---|---|---|---|
24 | 3 | 1 | 0 |
肌への刺激性が低めで、植物由来成分多めのノンシリコン、そして補修効果を少し持つ内容です。
3級カチオン界面活性剤のベヘナミドプロピルジメチルアミンをベースに据え、一般的なコンディショナーやトリートメントよりも肌に刺激性がないのが特徴です。
その代わりに、ダメージ部分をカバーし指通りを改善する効果は低くなっています。
なおかつ、ノンシリコンであるということは、それだけ潤滑性がないということになります。
よく間違われるのが、ノンシリコンが肌に優しいという誤解。別に、シリコンが肌に悪いとか毒性があるということは全くなく、むしろ他の成分よりも遥かに安全性が高い成分です。
なぜノンシリコンというワードが売り文句に使われるかといえば、 シリコンを入れなければならないほど、他の成分が危ない、使えないという事情があったためです。
シリコン自体は安全なのに、何かを誤魔化すために配合されるのに都合が良かったのがシリコン、という事情があったと理解しましょう。
それを踏まえると、元々安全性が高いトリートメントに、ノンシリコンという謳い文句をつけることはあまり意味のあることだと思えません。
シリコンがないにしても、シリコンに代わるような潤滑性を与える素材があれば良いのですが、そこの部分もちょっと乏しいため全体的にはコンディショニング効果の低いトリートメントになることは間違いないでしょう。
γドコサラクトンとトリカプリル酸/カプリン酸グリセリルの配合で、髪のうねりを少し軽減するような効果であったり、少し弾力を持たせるような効果が期待できます。
全体的に穏やかな潤滑性を持たせたいというような処方であることからも、髪に心地よいストレート感、さらっとした流れを生み出すような側面があるでしょう。
ダメージケアという面では心もとない内容ですが、仕上がりの感触はそこそこ心地よいものである可能性はありそうです。
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルのツヤ感も少し出れば尚良という感じですね。
肌に穏やかで、安心感のある処方という意味では使いやすい製品と言えます。
その上で、ヘアケア性能も様々な工夫によりクオリティを高めていけばなお良かったのですが、コンディショニング効果に関してはコンディショナーのレベルと見たほうが良さそうですね。
穏やかなコンディショニング効果ゆえに、ハードダメージやトリートメントレベルの変化を期待する方にはがっかりさせてしまいそうです。
逆に、髪のダメージはそれほどなく、頭皮も含めて穏やかにケアしたいという方、アロマの香りに包まれながら安心感のあるコンディショナーを選びたいという方には割と満足できる製品の一つと言えるかもしれません。
植物由来成分99%配合。心地よい眠りへと誘う天然精油ゼラニウム&シダーウッドの香り。髪にハリとコシをプラスし根元からボリュームアップ。
猫毛や細毛でお悩みの方でもアレンジしやすい髪へ導きます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。