カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性3件・アレルゲン3件・経皮吸収42件
メーカー
ALLNA ORGANIC (オルナオーガニック)ブランド
ALLNA ORGANIC (オルナオーガニック)容量
500ml参考価格
1870円1ml単価
3.7円ASIN
B071FN6T2DID
11653製造国
日本シリーズ名
シャンプー/トリートメント対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。1,870円・500mlという手が届きやすい価格帯で@cosme ベストコスメアワード2025 ベストシャンプー・トリートメント第3位を獲得した、オルナ オーガニック シャンプーを解析します。ノンシリコン・アミノ酸系を謳いつつも、その成分構成には想定外の強みと、正直に伝えるべき弱点が共存していました。
総合点3.83点は平均(3.0点)を+0.83点上回り「平均以上」の水準。ただし項目間のばらつきが非常に大きく、得意・不得意がはっきり分かれた製品です。
最大の強みは保湿力4.9点(平均比+1.9点)。これは5段階評価で事実上の満点に近く、「圧倒的トップクラス」と評価できます。洗浄剤の品質4.8点・配合成分のレベル4.5点・エイジングケア力4.5点も揃って高水準で、成分設計への投資が価格以上であることが読み取れます。
一方、髪補修力1.7点・育毛効果1.5点はいずれも「要注意」レベル。「補修」という商品名に期待してダメージヘアのコンディションを劇的に改善しようとする目的には向かない点を先に伝えておきます。
全42成分中、大多数がEWGスコア1〜2の低リスク成分で構成されています。生分解性の平均値は0.85と高く、42成分が易分解性に分類されるため、環境負荷の低さも同価格帯の中で評価できる点です。
本製品の保湿力4.9点を支える主軸が、分子量の異なる3種のヒアルロン酸を同時配合した多層保湿設計です。ヒアルロン酸Na(分子量100〜200万Da、EWG:1)は毛髪・頭皮表面で水分蒸発バリアを形成。加水分解ヒアルロン酸(数百〜数万Da、EWG:1)は低分子化により角質層への浸透性が格段に高く、洗い流し後も角質に留まる持続保湿効果を持ちます。さらにアセチルヒアルロン酸Na(通称スーパーヒアルロン酸)はアセチル基置換により通常比約2倍の保湿力とヒアルロン酸分解酵素への耐性を備えます。この3種にグリセリン(EWG:1)とBGが組み合わさる点が重要で、データ上でも「グリセリン×BG」「加水分解ヒアルロン酸×BG」の保湿相乗効果が確認されており、処方設計の巧みさとして評価できます。
この価格帯のシャンプーにおいて非常に珍しいのが、水溶性・油溶性・両親媒性の3タイプにまたがるビタミンC誘導体4種の同時配合です。水溶性のリン酸アスコルビルMg(EWG:2、医薬部外品美白有効成分)は皮膚内のホスファターゼ酵素により速やかにビタミンCへ変換され即効性を担当。アスコルビルグルコシド(EWG:1)は光・酸化安定性に優れた安定型誘導体として長期作用を支えます。油溶性のテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)は経皮吸収リスク0.60と浸透性が高く(EWG:4)、48時間以上の持続的な抗酸化・美白作用が特徴。両親媒性のパルミチン酸アスコルビルリン酸3Naは従来の水溶性VC誘導体より数十倍高い皮膚透過性を持つとされ、毛包への到達を助けます。ただし、VC-IPのEWGスコアは4であり、この点は後述の安全性項目で触れます。
スキンケア分野で広く知られるCICA成分(EWG:2)が頭皮ケアに転用されています。主要成分マデカソサイドとアジアチコサイドは、コラーゲン産生を促進しながらセラミダーゼ活性を抑制することで頭皮のバリア機能修復を実現。WHO認定薬用植物としての長期使用実績を持ち、安全性が確立されています。成分間相乗効果データでは「ツボクサエキス×セラミド×グリセリン」の組み合わせが確認されており、本製品には三者すべてが配合されている点で処方設計が一致しています。
洗浄剤の品質4.8点の根拠は、ベースをアミノ酸系(ココイルグルタミン酸TEA+ラウロイルメチルアラニンNa)で構成した点にあります。ガラス張りで伝えると、サブ洗浄剤としてオレフィン(C14-16)スルホン酸Na(EWG:4)が配合されており、洗浄力の底上げと起泡性を補完しています。これ自体はヤシ・パーム油由来で石油系ではありませんが、脱脂力がラウレス硫酸Na同等以上と強めのため、敏感肌や損傷毛では過剰な脱脂になる可能性があります。ただし両性界面活性剤のコカミドプロピルベタインが刺激を緩和し、全体としてバランスを取っています。
オウゴン根エキス(5α-リダクターゼ阻害)、イタドリ根エキス(レスベラトロール配糖体・ポリフェノール)、ヒメフウロエキス(SOD様活性・MMP-1阻害)、ローマカミツレ花エキス(AGEs生成抑制)など、分子レベルの抗酸化・抗老化作用を持つエキスが10種以上配合されています。余談ですが、ローマカミツレ研究によると抗糖化(AGEs抑制)は皮膚の「硬化老化」を防ぐメカニズムであり、頭皮弾力の維持にも寄与し得るという知見があります。シャンプー製品でここまでエイジングケア成分を網羅するのは、同価格帯では珍しい処方です。
「補修」より「保湿×エイジングケア」に全振りしたお得感のある頭皮保湿シャンプー。
保湿力4.9点・エイジングケア力4.5点・洗浄剤の品質4.8点という3点が同時に高水準を達成しているシャンプーは、1,870円という価格帯では希少です。ただし商品名の「補修」から期待されがちなキューティクル補修・タンパク補填という機能には、成分的な裏付けが乏しく(補修力1.7点)、用途を見誤るとギャップを感じるリスクがあります。
@cosme 4.3点(7点満点)という市場評価は中程度ですが、保湿の実感を重視するユーザー層には概ね一致した評価を得やすい構成と言えます。一方で「ノンシリコンなのにきしまない」という口コミが想定される場合、アミノ酸系洗浄剤のコンディショニング作用とヒアルロン酸多層処方がそれを担保していると解釈できます。
使用シーン別推奨度:
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