カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収11件
メーカー
株式会社THE RICHブランド
SILK THE RICH容量
100ml参考価格
2200円1ml単価
22円JAN
4595989074266ASIN
B0GK2F4LHJ発売日
2024ID
11850製造国
日本シリーズ名
ザ・リッチ ヘアミルク対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛・うねり髪向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
高浸透ナノ化シルク 1本6役 ダメージケア パサつき改善 シルク水30%配合株式会社THE RICH
■ 総合3.0点|頭皮ケア成分ゼロの処方がスコアを決めた

洗い流さないトリートメント内の順位
順位確定前
新規解析のため、次回のランキング更新で順位が付きます
安全性の判定
規制対象・高EWG成分は見つかりませんでした
解析チームです。今回は『高浸透ナノ化シルク 1本6役 ダメージケア パサつき改善 シルク水30%配合』を見ていきます。
シルク由来成分を5種類配合し、熱補修成分γ-ドコサラクトンも入っています。気になるのは、1本6役を謳いながらスカルプケア力がなぜ1.0点にとどまるのかという点です。答えは成分表にあります。
熱補修とシルクコーティングに特化した、毛髪向けトリートメントです。髪補修力3.5点・使用感3.8点はともに平均3.0点を上回る平均以上の水準ですが、頭皮ケア向けの成分がほぼ含まれないため、スカルプケアには向きません。
ナタネ由来のγ-ラクトン化合物で、日本精化が開発した成分です。ドライヤーやアイロンの熱を受けると、毛髪のケラチンにあるアミノ基(主にリシン残基)と共有結合を形成し、ダメージ部位を物理的に埋めます。シャンプー後も結合が維持される持続型の作用機序が特徴で、繰り返すうねりや広がりを根本から改善します。メドウフォーム種子油(熱から髪を保護する油分)と同時配合されており、ヒートプロテクトと補修を同時に担う設計になっています。
シルクの保湿・補修性能とシリコーンの皮膜形成能を分子レベルで融合させた次世代素材です。通常のシリコーン(毛髪の表面に皮膜を張る成分)と比べて蓄積しにくい分子設計となっており、使うたびに重くなりにくいコーティングを実現します。商品名に掲げる「高浸透ナノ化シルク」の中核を担う成分として、均一なコーティングが指通りの滑らかさとツヤを支えます。
羊毛ラノリンから得られるカチオン性界面活性剤(髪の表面に吸着して保護する成分)で、18-MEA(キューティクル最表層に存在する脂質成分)を豊富に含みます。本来キューティクルに存在する疎水性バリアを模倣・補強することで、水分の蒸散を抑えながら表面を平滑に整えます。処方末尾に配合された18MEA類似体とのダブル配合は、キューティクル保護を二重に設計している点で処方の巧みさが見られます。
一方、主要成分のEWGスコアは加水分解シルク(EWG2)・アルガニアスピノサ核油(EWG2)・サルビアヒスパニカ種子油(EWG1)とすべて低水準です。GHS感作性(アレルギー反応を引き起こしやすい性質)に分類される成分は処方内に含まれておらず、成分11種の生分解性平均は0.79と高く、全体的な環境負荷は低めの処方といえます。
γ-ドコサラクトンの熱反応型補修、イソステアロイル加水分解ケラチン(イソステアリン酸で修飾した油溶性の毛髪補修タンパク)によるダメージ部位の充填、そして複合クロスポリマーによる均一コーティングと、3種の異なる作用機序の補修成分が重なっています。補修と皮膜形成を同時に担う設計が、平均を0.5点上回る評価につながっています。使用感3.8点(平均+0.8点)も、「糸引きミルク」と呼ぶ特有のテクスチャーとシルク系コーティング成分の組み合わせが、なめらかな塗布感として表れた数値です。
全14成分を確認しても、グリチルリチン酸2K(頭皮の炎症を抑える成分)やピロクトンオラミン(フケを抑える抗菌成分)といった頭皮ケア専用の成分は一つも配合されていません。「1本6役」の内訳は内部補修・ヒートプロテクト・毛髪コーティング・摩擦ケア・紫外線対策・フレグランスであり、すべて毛髪の保護と仕上がりに向けられています。前書きで置いた疑問——1本6役を謳いながらスカルプケア力が1.0点にとどまる理由——はここにあります。頭皮へのアプローチは設計外であり、スカルプケア力1.0点はその設計を正直に反映した数値です。
一言で言うと、熱補修とシルクコーティングに振り切ったヘアトリートメントです。ドライヤーやアイロンを日常的に使うダメージ毛の人で、頭皮ケアより毛先の手触り改善を優先したい場合に向いています。
効果を引き出すには、塗布後にドライヤーで乾かすことが重要です。γ-ドコサラクトンは熱を受けて初めて共有結合が形成されるため、自然乾燥では補修効果が十分に発揮されません。毛先を中心に塗布し、温風でしっかり乾かす使い方を習慣にしてください。
余談ですが、日本精化の研究によるとγ-ドコサラクトンは約60℃から結合形成が始まるとされており、一般的なドライヤーの温風温度(約60〜80℃)はほぼ適温に当たります。乾かし方一つで同じ処方から引き出せる効果が変わるため、まずは2週間、毛先の手触りの変化を確認してみてください。
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