解析結果

GATSBY(ギャツビー) スタイリンググリース アッパータイト 100g

カテゴリ:スタイリング剤

GATSBY(ギャツビー) スタイリンググリース アッパータイト 100g
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総合ランク

326個中 102

総合点

2.72
2.72

1mlあたり

6.6
コスパ
3.0

口コミの評価

2.5
口コミ数 2件
2.5

カテゴリ内順位

33%以内
109位 / 326製品中
上位
GATSBY(ギャツビー) スタイリンググリース アッパータイト 100g解析チャート

DATA口コミによる評価

エポプレミアムヘマチン

DATA口コミ・販売データ

Amazon 2.5 口コミ評価
Amazon 2 口コミ数
Amazon 885 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

🛡️

安全性が高い商品です

EU規制の成分が検出されました(1件)

個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収17件

リスクスコア 12/100 | ! フラグ成分 1 | EWG 13件評価済み
EU規制 安息香酸Na
EWG 3+ EDTA-2Na(6)、PEG-40水添ヒマシ油(3)、PEG-50水添ヒマシ油(3)、エタノール(3)、セテス-20(4)、安息香酸Na(3)
リスクスコア
12 / 100
解析安全性値
3.7 / 5
EWG スコア
平均 2.4 最高 6
フラグ成分の詳細(1件)
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
安息香酸Na
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 1件
フェノキシエタノール
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
なし
生分解性
70%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
34%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 17
植物エキス 0
コスパ
3.0
安全性
4.0
素材の品質
2.5
育毛力
1.9
使用感の良さ
3.3
エイジングケア
2.0
ホワイトニング
3.0
保湿効果
1.9
スキンケア力
0.6
環境配慮
2.3
浸透力
1.9
即効性
2.6
持続性
1.8
ツヤ感
2.0
サラサラ感
2.6
優れた素材 0
注意素材 0

メーカー

マンダム

ブランド

GATSBY(ギャツビー)

容量

100ml

参考価格

659円

1ml単価

6.6円

JAN

4902806100594

ASIN

B07GBHN1X1

発売日

2018年8月29日

ID

11531

製造国

日本

シリーズ名

スタイリンググリース

公式サイト

公式サイトを見る

使い方

手のひらで伸ばして使用
広告を含みます。
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ANALYZEDGATSBY(ギャツビー) スタイリンググリース アッパータイト 100gの解説

スタイリング剤にEWGスコア6の成分が入る、その理由

解析チームです。GATSBY(ギャツビー) スタイリンググリース アッパータイトは、マンダムが展開する水系グリース処方のスタイリング剤。安定剤として配合されるEDTA-2Na(EWGスコア6)に代表される処方設計の「内側」を、成分データから読み解きます。

概要:スタイリング特化設計の功罪

総合点2.72点(平均3.0比 -0.28)は、単純に「やや物足りない」と読むより、製品カテゴリとの文脈で判断すべきスコアです。スカルプケア力0.6点・髪補修力1.3点はいずれも「要注意」水準ですが、これはあくまで整髪料に補修成分やスカルプ成分をほとんど配合していないことの反映であり、設計思想上の弱点ではありません。

一方、全体的な安全性3.7点は「平均以上」。成分数17個に対してEWGスコア1〜2の低刺激成分が主体を占め、生分解性の平均も0.70(易分解)と環境負荷が低い点は評価できます。使用感3.3点も標準的で、「洗い落ち抜群」というメーカー訴求と水系処方の設計が整合しています。

解析スコア一覧(平均 3.0)

全体的な安全性 3.7 平均以上
使用感 3.3 標準的
コスパ 3.0 標準的
配合成分のレベル 2.5 やや物足りない
保湿力 1.9 やや物足りない
髪補修力 1.3 要注意
スカルプケア力 0.6 要注意

スカルプ・補修スコアの低さは整髪料カテゴリ特有の設計の反映。安全性3.7点は整髪料としては水準以上。

注目成分:処方設計の意図を読む

① EDTA-2Na ─ EWGスコア6の「縁の下の品質管理役」

EWGスコア6(5段階中高めのリスク評価)を持つEDTA-2Naは、エチレンジアミン四酢酸の二ナトリウム塩。推奨配合量は0.01〜0.1%の微量域で、製品中のカルシウム・マグネシウム・鉄などの金属イオンをキレート(封鎖)し、変色・変臭・品質劣化を防ぐ安定化剤として機能します。

防腐剤(フェノキシエタノール・安息香酸Na)との相乗効果も確認されており、微量添加で防腐システム全体の効力を底上げする処方設計上の意図が読み取れます。ただし、生分解性が0.40と低め(全成分平均0.70を大きく下回る)であり、環境残留性の観点では課題を持つ成分です。また、皮膚のミネラルバランスに影響する可能性が報告されており、敏感肌での連続使用には留意が必要です。

EWGスコア: 6 生分解性: 0.40(低) 推奨配合量: 0.01〜0.1% CIR: Safe as Used

② (アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー ─ スタイリング力の核

水系グリースにおけるホールド力を担うアクリル系コポリマー。推奨配合量0.1〜2.0%の皮膜形成剤で、毛髪表面に薄い膜を形成し、スタイルの立体感・タイト感を維持します。コメドジェニック度1と低く、適度な感触調整機能も持ちます。

特筆すべきは生分解性0.35という点。EDTA-2Naと同様に環境中での分解が比較的遅く、微量使用にとどまることが処方設計上の配慮と見られます。シリコーン類との相乗効果が報告されていますが、本製品にシリコーンは配合されておらず、単独での軽い皮膜形成に機能を絞った設計です。

EWGデータなし 生分解性: 0.35 コメドジェニック度: 1

③ PEG-40 / PEG-50 / PEG-60 水添ヒマシ油 ─ 3段階可溶化の処方設計

EO付加数の異なる3種のPEG系水添ヒマシ油を並べて配合しているのは、本処方の最大の設計上の特徴です。それぞれのHLB値の違いにより、香料・油溶性成分を多段階で水系処方に透明均一溶解させることができます(PEG-40水添ヒマシ油のHLB値は約14〜16)。

成分間の相互作用データでも、PEG-40水添ヒマシ油 × 香料PEG-50水添ヒマシ油 × 香料の相乗効果が確認されており、透明感のある仕上がりと香りの均一な拡散は、この3成分の組み合わせによるものです。ただし、EWGスコアはそれぞれPEG-40が3、PEG-50が3、PEG-60が2と中程度の評価であり、過度な懸念は不要ですが記録として留意する値です。

EWG: 3 / 3 / 2 香料との可溶化相乗効果 ✓ CIR: Safe as Used(3成分共通)

余談ですが、2022年の日本化粧品技術者会の発表によると、HLB値が異なる非イオン界面活性剤を組み合わせた処方は単一種に比べて乳化安定性が大幅に向上するとされており、この3種並列配合にはそうした安定化の意図も見受けられます。

④ フェノキシエタノール ─ GHS感作性1B物質としての客観的評価

パラベン代替として広く普及する防腐剤ですが、GHS感作性1B物質に分類されている点は客観的事実として記録すべき情報です。推奨配合量0.5〜1.0%の範囲で使用される場合、CIR評価では「Safe as Used」とされており、過度な危険視は科学的根拠に乏しいものの、繰り返し接触による感作リスクは念頭に置く価値があります。

本処方では安息香酸Naとの相乗効果を活用した防腐システムを採用。単独では防腐力が限定的なフェノキシエタノールを、pH依存型の安息香酸Naと組み合わせることで、広いpH域での防腐効力を補完し合う設計となっています。経皮吸収リスク0.70(17成分中最高値)と有効成分の浸透力は高い部類に入ります。

GHS感作性: 1B 経皮吸収リスク: 0.70(高) 防腐相乗:安息香酸Na ✓

⑤ クエン酸 + クエン酸Na ─ pH緩衝系のダブル設計

EWGスコア1(最安全)のクエン酸(植物性由来)とクエン酸Na(半合成)の併用は、pH緩衝能を高め、製品全体の安定性を維持するための設計です。クエン酸は酸性側(pH 3.0〜4.0)、クエン酸Naは弱アルカリ方向への調整機能を持ち、両者を組み合わせることで安定したpH域を形成します。

加えてクエン酸Naは金属イオンのキレート作用も持ち、EDTA-2Naと協調して製品の変質防止に寄与。生分解性はクエン酸1.00、クエン酸Na1.00と完全易分解であり、全成分平均0.70を支える環境優位な成分ペアです。

EWG: 1 / 1 生分解性: 1.00(完全易分解) pH緩衝 + キレートの二重機能

メリデメ:整髪料として何を取り、何を捨てたか

メリット

  • 水系処方 × ノニオン系乳化剤で洗い落ちが容易。スタイリング剤特有の残留感を抑えた処方。
  • 安全性3.7点(平均比+0.7)。EWG1の成分が主体を占め、整髪料としては低刺激設計。
  • PEG系水添ヒマシ油の3種並列で香料・油性成分を均一可溶化。透明感のある仕上がりと処方安定性を両立。
  • 生分解性平均0.70(易分解)。マイクロプラスチック該当成分ゼロと合わせ、環境配慮の高い処方。
  • 659円・100gのコスパ。機能を絞り込んだ設計で手が届く価格帯を実現。

デメリット・注意点

  • 髪補修・保湿成分はほぼ皆無。ケラチン・セラミド・ヒアルロン酸等のケア成分は非配合のため、毎日のダメージ補修には不向き。
  • EDTA-2Na(EWGスコア6)の生分解性が0.40と全成分平均を大きく下回る。環境負荷の観点で課題となる成分を含む。
  • フェノキシエタノール(GHS感作性1B)が配合。経皮吸収リスク0.70と高く、長期使用での感作リスクには留意。
  • 注意点:安息香酸NaはpH 2.5〜4.5の酸性域でのみ防腐効力を発揮。整髪料として許容できるpH域のやや下限であり、pH設計との整合性が防腐安定性の鍵となります。

まとめ

一言で言うと

ケアは求めない、スタイルだけ仕上げる」──水系グリースとしての役割に徹した、余計な成分を持たない割り切り処方。

総合点2.72点の数字だけを見ると評価が低く映りますが、その内訳を分解すると本質が見えてきます。補修力・スカルプ力のスコアが低いのは、整髪料として成分を絞り込んだ結果であり、設計の失敗ではなく設計の意思決定です。安全性3.7点はむしろ評価すべき水準で、水系の低粘度処方を17成分で成立させている点は、コスト効率の高い処方設計と言えます。

気になるのは注目成分であるEDTA-2Na(EWGスコア6・生分解性0.40)の存在。品質管理上の有用性は高い一方、全成分平均生分解性0.70から唯一大きく外れるこの成分は、環境への配慮という観点からは今後の代替検討の余地を残す成分です。

口コミ数2件(5.0点満点)はサンプルとして統計的に十分ではありませんが、洗い落ちやすさを強みとして感じている声と、使用感3.3点(標準的)というスタッツは概ね方向性が一致しています。

使用シーン別推奨度:

  • ヘアスタイルをタイトに決めたいメンズ:アクリルコポリマーによる皮膜形成と水系乳化の組み合わせは、立体感・まとまりを手軽に得たい用途に合致。洗い落とし易さも強み。
  • ヘアケアも同時に求めたい人:保湿力1.9点・補修力1.3点が示す通り、スキャルプ・ダメージケアへの期待は処方上裏切られます。ケア目的にはトリートメントとの使い分けが現実的です。
  • ×
    地肌の敏感さが気になる人:フェノキシエタノール(GHS感作性1B・経皮吸収リスク0.70)とEDTA-2Na(EWGスコア6)の組み合わせは、地肌に直接つける用途では慎重な判断が必要です。

豆知識

余談ですが、日本の産業衛生学会によると、EDTA-2Naは廃水処理でも分解されにくく河川中での検出事例が国内でも報告されています。化粧品1製品の配合量は微量ですが、使用頻度の高い整髪料での配合はスタンダードとなっており、業界全体での代替成分(グルコン酸やフィチン酸など)への移行議論が近年活発化しています。

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