カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収13件
メーカー
花王ブランド
エッセンシャル容量
200ml参考価格
1074円1ml単価
5.4円JAN
4901301428981ASIN
B0CHRD5VLM発売日
2023年11月2日ID
11696製造国
日本シリーズ名
エッセンシャル プレミアム対象の髪タイプ
広がる・パサつく髪向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。花王の「エッセンシャル プレミアム ウォータートリートメント ナチュラルモイスト」を成分レベルで分解します。ウォータータイプという軽量設計が特徴ですが、スコアデータには見逃せないポイントが潜んでいました。
総合点2.3点は平均3.0点を0.7点下回る水準で、評価の言語化ルール上「要注意」に該当します。特に際立つのが髪補修力1.6点という数値で、これは平均比-47%。ウォータータイプというカテゴリ特性上、膜厚な補修成分の搭載が構造的に難しいことがスコアに直結しています。一方、使用感のみ3.0点(標準的)と唯一平均をキープ。ポリシリコーン2種による軽量コーティングがテクスチャーを底上げしていると読めます。保湿力2.2点・コスパ2.4点もいずれも「やや物足りない」ゾーン。全体として、軽さを取った代わりに機能性の厚みが薄い処方と評価されます。
架橋型シリコーンポリマーで、従来のアモジメチコンと異なり毛髪表面に通気性のある薄膜を形成する設計。PEG-13ジグリシジルエーテル等との反応生成物であり、すすぎ後も指通り・ツヤ・静電気抑制を高バランスで維持します。推奨配合量1〜3%の成分で、洗い流さないタイプへの採用に適した軽量感が特徴。ただし生分解性は0.15と低く、環境負荷の観点では留意が必要です。
糖類を主成分にアミノ酸・ビタミン・ミネラル・酵素を複合的に含有する多機能成分。生分解性0.95と極めて高く、環境負荷の低さも強みです。推奨配合量1〜10%で、グリセリンとの併用で吸湿・保水の相乗効果が期待されます。余談ですが、Journal of Wound Careの報告によると、ハチミツの抗酸化活性は含有フラボノイドの種類に依存し、産地・花蜜の種類で大きく変動するとされています。
三価アルコール構造により空気中の水分を引き込み、角層水分量を持続的に高める機能を持ちます。EWGスコア1、CIR評価「Safe as Used」、コメドジェニック度0と安全性指標が最高水準に揃っています。生分解性1.00で環境負荷もゼロに近い点は、現代の処方設計において見逃せない優位性です。ただし本製品では乳酸・ヒアルロン酸・セラミドといったグリセリンと相乗効果を発揮する成分が少なく、ポテンシャルを十分に引き出せていない印象です。
酸・酵素処理により分子量500〜3,000Daまで低分子化されたコラーゲンペプチドで、毛髪への浸透性と手触り改善に寄与。EWGスコア2、医薬部外品承認成分としてJP規制上も確立した安全性を持ちます。ヒアルロン酸Naやセラミドといったパートナーがないことでポテンシャルを活かしきれていない点は、髪補修力1.6点の一因と考えられます。
メーカーが「天然由来の美髪オイル」として訴求する成分ですが、羊毛由来の動物性脂肪酸でありEWGスコア4は本製品の全成分中で最高値。コメドジェニック度2も持ち合わせており、頭皮への使用が多い場合は注意が必要です。エモリエント(肌・毛髪への柔軟化)作用は持ちますが、EWG評価の高さを踏まえた客観的な位置づけが必要な成分です。
ポリシリコーン-9とポリクオタニウム-37(カチオン高分子)は、成分間注意情報として「カチオン高分子との組み合わせに注意」が記載されています。本製品では両成分が共存しており、過剰な静電気抑制効果の重複や質感への影響が生じる可能性があります。またフェノキシエタノールはGHS感作性1B物質に分類され、防腐剤としての機能上欠かせない成分ですが、感受性の高い方への影響は留意ポイントです。
「軽さを選んだ代わりに、補修を手放した処方」。
使用感というただ一点で平均をキープしているこの製品は、ウォータータイプという設計ゆえの構造的なトレードオフを正直に体現しています。髪補修力1.6点という数値は成分構成から見て必然で、ダメージ補修を主目的に選ぶ製品ではありません。むしろすでにコンディションが整っている髪のキープ用途や、スタイリングの前処理として使う軽量トリートメントとして位置づけると整合性が取れます。
余談ですが、花王の研究によると18-MEA(18-メチルエイコサン酸)はキューティクル表面に結合した疎水性脂質で、これが失われると髪のゴワつきや摩擦増加につながるとされています。ラノリン脂肪酸からのアプローチはその代替として興味深い発想ですが、EWGスコア4という側面も忘れずに。
使用シーン別推奨度:
@cosmeスコア5.2/7.0というWeb上の評価は使用感の良さを反映した側面が強く、スタッツの使用感3.0点(標準的)と概ねトレンドが一致。一方で「補修力」の期待に応えているかという点では、数値と口コミ評価の間に乖離が生じていると推測されます。
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