カテゴリ:ボディソープ
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・IARC発がん性・EU規制の成分が検出されました(3件)
個人差要因皮膚感作性4件・内分泌撹乱性3件・経皮吸収26件
メーカー
SOB(エスオービー)ブランド
VAGI(ヴァギ)容量
150ml参考価格
2743円1ml単価
18.3円JAN
4571378641004ASIN
B08TMT2LX8発売日
2022年2月28日ID
10164公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。デリケートゾーン専用の弱酸性ジェルソープ「VAGI ソープ」について、26成分を全解析しました。保湿設計の完成度と、見落とせない安全性上の重要ポイントを数値とともにお伝えします。
総合点3.84点は平均(3.0点)を+0.84ポイント上回る「平均以上」の水準。524製品中48位という位置づけも、デリケートゾーンソープとしては上位グループに属する。
スコアの内訳を見ると、保湿力4.9点(平均比+1.9)という数値が圧倒的に際立つ。スキンケア性能4.1点(同+1.1)も高水準で、これら2項目が総合点を引き上げている。一方、安全性は2.7点(同−0.3)と唯一平均を下回り、コスパも2.57点(同−0.43)とやや物足りない水準。「保湿と洗浄の品質は高いが、成分の安全プロファイルに一部課題あり」が正直な評価だ。
3.0 = 業界平均 / 最大5.0
524製品中 第48位
保湿力4.9点(圧倒的)の核を担うコンビネーション。グリセリンは三価アルコール構造が大気中の水分を引き込む吸湿ポンプとして機能し、BGは防腐補助・浸透促進剤を兼ねつつグリセリンの保湿効果を相乗的に増幅させる。どちらもEWGスコア1(最安全ランク)。
処方設計の巧みさ:成分間の相互作用データで「グリセリン×BG」は本製品における明示的な相乗ペアとして記録されており、エトキシジグリコール(溶媒・浸透促進)との三者協調が有効成分の肌内到達率を高めている。
ヤシ油由来の脂肪酸とアミノ酸(グルタミン酸)を縮合した弱酸性アミノ酸系洗浄剤。デリケートゾーンの粘膜pH(4.0〜5.0)に近い弱酸性を示し、皮膚・粘膜刺激が極めて低い。コンディショニング性も高く、洗浄後のうるおい感に直結。
単体では起泡力が著しく弱いため、スルホコハク酸ラウレス2Na・コカミドプロピルベタインと組み合わせることで実用的な泡立ちを確保している。洗浄と低刺激を両立する設計の中心成分。
天然保湿因子(NMF)の主要構成成分。低分子ゆえの角質層への深い浸透力が特徴で、低濃度(推奨2〜5%配合)域では保湿・角質柔軟化効果が中心となる。ドイツの化学者ウェーラーが1828年に無機物から初めて合成した有機化合物としても化学史上著名。
注意点:尿素はバリア機能の低下を誘発する成分との併用に注意が必要(成分間注意情報に明記)。高濃度になるほど刺激性が増すため、配合量の確認が望ましい。EWGスコアは3(中間リスク)。
柑橘類由来フラボノイド「ヘスペリジン」にグルコースを結合させて水溶性を高めた誘導体。ビタミンP様作用(毛細血管強化・血管透過性抑制)による血流改善・くすみ改善、そして抗炎症作用による肌荒れ防止が主な役割。医薬部外品承認成分としての研究蓄積があり、安全性も確立している。
余談ですが、大阪府立大学らの研究によると、グルコシルヘスペリジンはビタミンC誘導体やナイアシンアミドとの組み合わせで相乗的な抗酸化作用が高まるとされています。本製品では単独配合ですが、ポテンシャルを十分に発揮できる処方といえます。
女性ホルモン(エストロゲン)の一種。育毛剤などにおいて男性ホルモン抑制効果・肌のハリ改善への応用が研究されている成分だが、成分詳細データによればEU(欧州連合)は化粧品への配合を禁止(Annex II)しており、日本においても医薬品成分として分類されており、化粧品・医薬部外品への使用は認められていない(JP規制:医薬品成分)。
IARCによる発がんリスク分類はグループ1(ヒト発がん性あり)、CMR区分は1B(生殖毒性の疑い)。この安全性スコア2.7点(平均−0.3)の主因と考えられる。
購入前・使用前に必ず成分表を確認し、自身の判断と責任のもとで使用を検討することを強くお勧めします。
沖縄産モズク由来のフコイダン(硫酸化多糖体)は保湿・抗炎症・抗酸化機能を持つ植物性機能素材。これに加えてチコリ等由来のイヌリン(水溶性食物繊維)はプレバイオティクス特性を持ち、デリケートゾーンの常在菌バランス(マイクロバイオーム)への好影響が期待されている。乳酸桿菌/乳発酵液・ラクトフェリン(牛乳)とともに「バイオティクス志向」の処方コンセプトを形成している点は、この価格帯の製品としては意欲的。
パーム核脂肪酸アミドDEAはニトロソ化剤・亜硝酸塩との配合禁止成分であり、IARCグループ2Bに分類される亜硝酸アミン生成リスクを持つ。単独では問題は少ないが、全成分の組み合わせに精通した処方管理が重要。また乳酸(AHA)はアルカリ剤・鉄塩化物との配合で変質リスクがあり、香料との高濃度AHA接触による香調劣化にも留意が必要。
「保湿設計は圧倒的。ただしエストラジオールの配合は購入前に必ず確認を」
保湿力4.9点というスコアは全524製品の中でも上位に位置するレベルであり、グリセリン×BGの相乗効果・尿素・グルコシルヘスペリジン・バイオティクス複合設計という処方コンセプトは完成度が高い。弱酸性アミノ酸系洗浄剤(cock ご指定のクル)をベースにした洗浄設計も、デリケートゾーンソープとしての用途に理にかなっている。
しかし、エストラジオール(EWG8・IARC発がん性グループ1・CMR1B)の配合は、EUが化粧品に対して配合を全面禁止している成分であり、国内でも医薬品成分として化粧品への使用が認められていない。この点は安全性スコア2.7点(平均以下)の主因であり、保湿パフォーマンスの高さだけで評価を完結させることができない構造的な課題となっている。
LIPSでの口コミでは「モコモコの泡」という使用感への好印象が散見されており、使用感スコア3.4点(標準的)と概ね一致している。ただし安全性面への言及口コミはほぼ見当たらず、この点はスコアとの乖離が残る領域だ。
使用シーン別推奨度:
エストラジオールの配合に関して、国内規制・自身の健康状態・使用の適否を確認した上で判断してください。
保湿力4.9点の設計は同価格帯で最上位水準。グリセリン×BG×尿素の重層保湿は洗浄後のつっぱり感を軽減しやすい。
乳酸菌発酵液・イヌリン・ラクトフェリンのバイオティクス三重設計は、この価格帯として意欲的なアプローチ。
1ml単価22円・150mlで3,300円はデイリー使用での継続コストとして重い。コスパスコア2.57点(平均以下)と一致。