総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因経皮吸収18件
メーカー
アンファー株式会社ブランド
DISM(ディズム)容量
20ml参考価格
2750円1ml単価
137.5円JAN
4580688634699ASIN
B0DFM68FJL発売日
2011年2月10日ID
11081商品説明
解析チームです。スカルプケアの雄として知られるアンファー株式会社が、男性のテカリ問題に真正面から挑んだ「DISM」シリーズ。岩田剛典さんをアンバサダーに据え、ニキビケア成分として欧米で定評のあるアゼライン酸を10%という高濃度で配合した本品ですが、20mlで2,750円という価格設定、そして「クリームがパウダーに変わる」という独特の使用感は果たして期待通りの効果をもたらすのか、成分とデータの両面から掘り下げていきます。
解析ドットコムでの総合評価は672製品中208位、5点満点中2.66点という結果に。これは上位31%に位置するものの、手放しで推奨とは言い難い数値です。特筆すべきは安全性スコア4.0点で、6つの無添加設計(エタノール・パラベン・メントール・鉱物油・合成着色料・合成香料フリー)が数値に反映されています。
一方、使用感スコア3.3点は「さらさら感」を重視した設計が評価されたポイント。口コミ評価も5点中4点と高く、直近30日間のECランキング14位という数字は、岩田剛典効果を差し引いても一定の支持を得ていることを示唆しています。コスパ2.73点という評価は、1mlあたり約137円という単価を考えると妥当。高濃度アゼライン酸製品としては標準的ですが、20mlという少量が継続使用の壁になりかねません。
本品の主役成分。穀物由来の天然ジカルボン酸で、皮脂分泌抑制と角質ケアの二刀流として知られています。Journal of Cosmetic Dermatologyの2019年レビューによると、アゼライン酸はチロシナーゼ阻害作用と抗炎症作用を併せ持ち、10%濃度で有意な皮脂コントロール効果が報告されています。
3次元架橋構造を持つシリコーンパウダー。一般的なジメチコンとの違いはシリコーン油への膨潤性にあり、製品の安定性を高めながらサラサラとした触感を実現します。International Journal of Cosmetic Scienceの研究では、この架橋シリコーンが皮膚表面での皮脂拡散を抑制し、テカリを物理的にブロックする効果が示されています。
計4種のシリコーンが連携し「塗った瞬間サラサラ→持続的に皮脂吸着」を設計
甘草由来の抗炎症成分をダブル配合。グリチルレチン酸は油溶性、グリチルリチン酸2Kは水溶性という性質の違いを活かし、シリコーンベースの本製品でも効果を発揮できるよう設計されています。テカリに悩む肌は往々にして炎症を伴うため、この配慮は理にかなっています。
いずれも球状粉体で、いわゆる「ソフトフォーカス効果」を担当。シリカは多孔質構造で皮脂を吸着、ポリメチルシルセスキオキサンは光を拡散させて毛穴をぼかします。メイクアップ製品顔負けの粉体処方です。
「顔面用の制汗剤」——それがこのクリームの本質。
DISM AZオイルコントロールクリームは、「テカリ」という一点突破に全振りした潔い製品です。アゼライン酸10%とシリコーン多層設計は、男性向けスキンケアとしては攻めた処方。Tゾーンのテカリに長年悩んできた方には、試す価値のある選択肢と言えます。
ただし、総合点2.66点という数値が示す通り、これ1本で完璧なスキンケアは望めません。あくまで「テカリ対策の特効薬」として、既存のスキンケアルーティンに追加するポジションが適切です。
話は逸れますが、アゼライン酸は海外では「ニキビ×美白」の二刀流として再評価が進んでいます。本品がその入口となり、日本でもアゼライン酸市場が広がれば、より手頃な価格帯の製品が登場する可能性も。その意味では、パイオニア的存在として応援したい一品です。
結論:「テカリ」という名の敵と戦う男性の武器としては、十分に検討の価値あり。ただし「万能薬」ではないことを理解した上で、自分のスキンケアの「穴」を埋めるピースとして活用するのがベストです。