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1mlあたり
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一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収16件
メーカー
無印良品ブランド
無印良品容量
200ml参考価格
750円1ml単価
3.8円JAN
4550583941123ASIN
B0F4WKJ89Q発売日
2025年4月15日ID
11334製造国
日本シリーズ名
マイルドシリーズ詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。750円という手の届きやすい価格と無印良品ブランドへの信頼感から選ばれることが多い「マイルド泡洗顔フォーム」。しかし成分データを丁寧に紐解くと、"マイルド"という訴求と処方設計の間にいくつかの看過できないギャップが見えてきます。
総合点1.52点は、業界平均3.0点の約半分以下という厳しい数値です。成分レベル0.7点・安全性0.8点・スキンケア性能0.5点と、特に成分の質と安全性面で大きく平均を下回っています。
最大のポイントは洗浄剤の設計思想にあります。「天然由来成分100%・低刺激性」を謳いながら、処方の根幹に脂肪酸+水酸化Kによる石鹸系ベースを採用。この構造上の選択が、スコアを大きく引き下げる主因となっています。一方、髪補修力3.4点(平均比+0.4点)が唯一の平均超えであり、ポリクオタニウム-51・セラミドNP・ヒアルロン酸Naの保湿トリオが洗い流し製品としては機能していることも事実です。
ただし、この保湿トリオが本来の実力を発揮できているかどうかには、処方設計上の問題が絡んでいます(後述)。
EWGスコア8(スコア1〜2が安全圏とされる中で最高危険域に近い値)であり、日本の法規制上は劇物指定成分です。石鹸製造では脂肪酸(ラウリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸・パルミチン酸)と反応して石鹸を生成する「石鹸化剤」として機能しています。推奨配合量は0.1〜1%と少量での中和目的使用が前提ですが、高濃度での皮膚タンパク質への腐食性と、セラミド合成阻害・保湿成分溶出リスクが文献上で指摘されています。
さらに深刻なのは成分間の拮抗問題です。データ上、水酸化Kはセラミドとの拮抗関係が確認されており、同じ処方内に配合されているセラミドNPの効果を相殺する可能性があります。「セラミド配合で肌バリア強化」と謳いながら、その働きを妨げうる成分が共存しているという矛盾が生じています。CIR評価も「Safe with Qualifications(条件付き安全)」にとどまり、無条件安全ではありません。
石鹸系ベースを形成する脂肪酸群に、コメドジェニック指数(毛穴詰まりリスク)の高い成分が3種同時配合されています。ラウリン酸(コメドジェニック度5/5段階中最高値)、ミリスチン酸(同4)、パルミチン酸(同4)と、配合順の上位を複数の高リスク成分が占めています。
余談ですが、アメリカ皮膚科学会(AAD)の指針によると、コメドジェニック指数3以上の成分は毛穴詰まりを気にする人が避けるべき成分として挙げられています。ニキビや毛穴の開きを気にしている人にとって、これは無視できない処方上のリスクです。
EWGスコア1(最安全域)。細胞膜の主成分であるリン脂質をモデルに設計された保湿ポリマーで、ヒアルロン酸の約2倍の保水力を持つことが研究データで示されています。生体との親和性(生体適合性)が極めて高く、角層表面に水分を長時間保持するフィルムを形成。医療用コンタクトレンズ素材にも応用される高い安全性が証明されています。
ポリクオタニウム-51はグリセリン・ヒアルロン酸・セラミドとの相乗効果が確認されており、この4成分がすべて処方に揃っている点は処方設計の数少ない美点です。ただし水酸化Kとの拮抗問題(上述)により、セラミドの効果が十分に発現しない可能性があります。
どちらもヤシ油由来のアミノ酸系洗浄成分。EWGスコアはそれぞれ2・3と安全性が高く、弱酸性域(pH4.5〜6.5)での低刺激な洗浄を実現します。タウリン系のココイルメチルタウリンNaは「アミノ酸系洗浄剤の弱点だった泡立ちの弱さを補う」機能を持ち、グルタミン酸系のクリーミーなコンディショニング作用と組み合わさることで相乗効果が期待できます。
問題は両成分が洗浄主剤ではなく補助洗浄剤として後半に配合されている点です。配合順から推測すると、主洗浄はあくまで石鹸系(脂肪酸+水酸化K)が担っており、低刺激のアミノ酸系はあくまで脇役。「アミノ酸系洗顔料」という認識での購入はミスマッチになりえます。
甘草由来のトリテルペン系成分で、医薬部外品の有効成分として国に認められた抗炎症・美白成分です。NF-κB経路阻害による炎症抑制と、チロシナーゼ活性阻害によるメラニン生成抑制の2つの作用機序を持ちます。ホワイトニング・トーンアップのスコアが3.0点(平均水準)を確保できている一因はここにあると考えられます。ただし、ナイアシンアミドやアルブチンとの相乗効果が研究で報告されているこれらの成分は処方に含まれておらず、単独配合での効果にとどまります。
MERITS
DEMERITS
注意点:水酸化K × セラミドNP の拮抗リスク
成分間相互作用データにおいて、水酸化KはセラミドNPと拮抗関係にあることが示されています。高アルカリ性の水酸化Kがセラミドの構造や機能を妨げる可能性があり、「セラミドで肌バリア強化」という訴求が処方設計上のリスクにより十分に達成されない恐れがあります。
OVERALL VERDICT
1.52
総合スコア / 5.0
「良い素材、残念な設計」——リピジュア・セラミド・ヒアルロン酸という保湿の三銃士を揃えながら、石鹸系ベース処方とEWGスコア8の水酸化Kが足を引っ張る、もったいない一品です。
保湿成分単体の質は確かに高く、ポリクオタニウム-51(リピジュア)のEWG1・ヒアルロン酸NaのEWG1・グリセリンのEWG1と、優秀な成分が揃っています。しかし洗浄ベースを石鹸系にした選択が、スキンケア性能0.5点・安全性0.8点・配合成分レベル0.7点という低スコアの主要因となっています。成分データ上でも水酸化KとセラミドNPの拮抗が示されており、「セラミドで肌バリア強化」という訴求が処方設計レベルでは矛盾を抱えています。
口コミでは「マイルドな使用感」「乾燥しにくい」という声が多く、主観的な使用感の良さは実際に感じられているようです。ただし成分スコアとの乖離を考えると、使用感の良さはリピジュア等の保湿成分によるところが大きく、洗浄設計の課題が将来的な肌状態に影響する可能性も否定できません。
使用シーン別推奨度: