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カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
この商品の強み TOP3 5点満点
そのほかの項目 点数の高い順・点線は中間の 2.5
メーカー
ヘンケルジャパンブランド
Schwarzkopf容量
180ml参考価格
840円1ml単価
4.7円JAN
4987234390526ASIN
B0BBTY6T5N発売日
2022年9月11日ID
11788商品説明
アイボリーグレージュヘンケルジャパン
■ 総合2.97点|使用感4.7点とスカルプ0.7点の極端な差が評価を決めた

カラートリートメント内の順位
113個中51位
上位 46%(中位)
安全性の判定
注意が必要な成分 16つ(EWG3以上: PEG-8(3)、エタノールアミン(5)、エチドロン酸(3))
解析チームです。今回は『アイボリーグレージュ』を見ていきます。
使用感は4.7点(平均3.0点)と圧倒的な水準に達していますが、総合点は2.97点と平均をわずかに下回っています。気になるのは「なぜ使用感が突出しているのに、総合評価はそれに追いつかないのか」という点です。答えは成分表にあります。
使用感は圧倒的(4.7点)だが、スカルプケア力0.7点という構造的な弱点があるカラーマスクです。染料と表面コーティング成分に処方が集中しており、頭皮への働きかけは設計上ほぼ想定されていません。
毛髪のケラチンに静電気的に引き寄せられて色を定着させる、酸化剤が不要なカチオン性染料です。4色を組み合わせることでアイボリーグレージュという複合色を作り出しており、塩基性赤76はGHS感作性1B物質に分類されるため、後述の安全面でも触れます。
羊毛ケラチンを加水分解し、毛髪との親和性を高めた補修成分で、ダメージ部位への選択的な吸着が期待できます。さらにカチオン化処理を施したものも同時に配合されており、内部補修と表面コンディショニングを一定程度カバーする設計です。
オレイン酸70%とビタミンE・フィトステロールを含む高機能植物オイルで、細胞膜との親和性が高く持続的な保湿・エモリエント効果が特徴です。ただし成分表の配合順では加水分解ケラチンより後方に位置しており、保湿力2.5点(やや物足りない水準)という評価はこの配合量を反映していると考えられます。
ジメチコン(髪の表面を膜で覆い指通りをよくするシリコーン)とセテアリルアルコール(乳化補助と滑らかさを与えるワックス様成分)が基剤として処方の骨格を作り、ポリクオタニウム-6(帯電防止・コンディショニング用カチオンポリマー)が仕上がりのまとまりを底上げしています。色づきと滑らかな手触りを両立させることに処方リソースが集中した結果、この水準に達したと読めます。
成分表の26成分を確認すると、育毛・抗炎症・抗フケ・血行促進に相当する頭皮向け機能成分は1つも配合されていません。エタノールアミン(キューティクルを開くアルカリ剤)はヘアカラー用途の補助剤であり、頭皮ケアとは別の文脈の成分です。前書きで置いた疑問の答えはここにあります。使用感を高める成分の充実とスカルプケアの欠如が、総合点を平均以下に押し下げています。
一言で言うと、「カラーと手触りに全振りしたマスク」です。くすみのある色を試したい、かつ仕上がりの滑らかさを重視する人には実用的な選択肢になります。
効果を引き出すには、塗布後すぐに洗い流さず5〜10分程度置く時間を確保してください。染料の吸着には時間が必要で、放置時間が短いと色づきが薄くなります。パンテノール(プロビタミンB5・毛髪内部の保湿を補助)の浸透にも同様に時間がかかります。
余談ですが、欧州ヘアカラー成分評価委員会の指針によると、塩基性染料は毛髪のpHが低い(弱酸性側の)状態で吸着効率が上がるとされています。シャンプー後によく洗い流してから使うと、残留アルカリが減り色の入りが安定しやすくなります。まずは2〜3回使用して、毛先の色変化と手触りの両方を確かめてみてください。
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